職業一覧! あなたの将来の夢を見つけよう

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大学生のみなさんは、将来どの職業に就きたいか決めていますか?大学生のうちは無限の可能性があるので、どんな職業がいいのか決めきれないという人も多いかもしれませんね。そして、「○○になろう」と思っても、どうすればなれるのか分からない、といったことも。そこで今回は、「職業一覧」と題して5つの系統ごとにどんな職業があるのか、またその仕事に就くにはどうすればいいのか一覧にまとめてみました。


職業一覧

ビジネス・事務系の職業一覧

ビジネス・事務系の職業

・「広報」「経理」「総務」「営業」など
多くの企業内にあるビジネス・事務系の職業です。こうした業務に就くためには、まずは企業に入社し、そこから総務部、営業部といった部署に配属されるというのが一般的。就活時にあらかじめ希望を伝えておくことで、その業務に就きやすくなることもあります。また営業職希望で入社した場合でも、会社業務全般を経験させるという目的で広報や総務の部署に異動になることもあります。一般的に特殊な資格が必要というわけではありませんが、経理を担当する場合は簿記をはじめとする事務資格があると有利です。

・「マーチャンダイザー」「スーパーバイザー」
マーチャンダイザーは商品開発や販売に関する管理を行う仕事。アパレル業界では欠かせませんが、基本的には営業や販売、またバイヤーといった仕事を経て就くことが多く、未経験でなることは難しい職業です。マーチャンダイザーを目指している人はまずアパレル業界に入り、営業や販売といった仕事で基礎を学ぶことからスタートしましょう。

スーパーバイザーは担当エリア全体の管理やプロジェクトの監督・監修を行う仕事です。基本的にその業界や仕事の分野でキャリアを積んだ人か、専門家と呼ばれるような人が就くことがほとんど。こちらも未経験では就けない職業なので、就きたいと思う分野の研究をし、何か成果を残すことが求められます。

・「キャリアコンサルタント」
キャリアコンサルタントは働く人の相談に乗り、アドバイスを行う仕事。責任を伴う仕事のため、国家試験に合格しないと名乗ることができません。資格を取得して個人で働く人もいますが、企業の人事部や大学の就職課、採用支援サービスを行っている企業などが主な職場となります。

・「貿易事務」
輸出入に関する業務を行う仕事です。就くために必要な資格はありませんが、輸出入の手続き書類を作成する(記名押印)ためには国家資格である「通関士資格」を取得する必要があります。

もっと詳しくビジネス・事務系の職業について知ってみよう

貿易事務 マーチャンダイザー スーパーバイザー 広報
経理 総務 キャリアコンサルタント 秘書

ITエンジニア




ビジネス・事務系で新たに生まれた職業

・webマーケター
マーケターとは、世の中の動向を調査し(市場調査)、販売促進のための施策を提案する人。その中で特にwebを舞台としたマーケターがwebマーケターです。具体的には企業ホームページ・SNS・YouTube動画・アプリなど、激動の発展を続けているwebサービスやツールを、どのように運用すると販売促進に結びつくかを立案していきます。webマーケターになるには企業のマーケティング部門に配属される、マーケティング専門の会社に入社する、といった方法が考えられます。花形の職種ではありますが、高い感性や情報収集力が問われる仕事です。

行政・法律系の職業一覧

行政・法律系の職業

・国会議員などの「政治家」
政治家になるには、やはり選挙に出馬し、当選しないといけません。議員の種類にもよりますが、満25歳、または満30歳以上であり、定められた供託金を預けることができれば誰でも選挙に出ることは可能です。

・海外の国や人との外交を担う「外交官」
外交官になるには、国家公務員採用総合職試験に合格して外務省に入り、大使館勤務を任せられるほどのキャリアを積まないといけません。それ以外だと、特定の地域の言語や知識を持つ人を採用する「外務省専門職員採用試験」に合格する方法もあります。いずれにしても、専門的な知識のない人が未経験でなれる職業ではありません。

・「地方公務員」「警察官」「消防士」「自衛官」など
前述の議員や外交官と同じ「公務員」の仕事です。役所などの機関に勤める場合は、地方公務員試験に合格する必要があり、警察官、消防士は「採用試験」に合格することで地方公務員として採用されます(警察庁と総務省消防庁に入庁したい場合は国家公務員採用試験に合格する必要あり)。自衛官については、中学卒業時に陸上自衛隊高等工科学校に入るか、高校卒業時に防衛大学校に入る、または自衛官候補生試験、一般曹候補生試験に合格することでなることが可能です。

・「弁護士」「行政書士」「弁理士」「社会保険労務士」など
これらは法律系の職業です。いずれも国家資格ですので、国家試験を受け、合格することが必要です。特に弁護士になるための「司法試験」は難関とされており、ロースクールで法律について修了するか、司法試験予備試験に合格しないと受けられません。

また社会保険などに関するスペシャリストである「社会保険労務士」は、大学、短大、高等専門学校を卒業しているか、行政事務の仕事をするなど実務経験がある場合に試験が受けられます。ただ、官公庁に提出する書類を作成する「行政書士」や、特許に関する業務を担う「弁理士」は、特別な受験資格を必要としません。しかし、いずれにしても高い専門知識を有していないと合格できない試験です。

もっと詳しく行政・法律系の職業について知ってみよう

弁護士 政治家 外交官 行政書士
弁理士 地方公務員 国家公務員 刑事
海上保安官
自衛官
社会保険労務士
消防士
警察官



教育系の職業一覧

教育系の職業

・「学校の先生」
学校の先生になるためには、「教員免許」を取得することが不可欠。主な取得パターンとしては、教員免許が取得できる大学や短大で規定のカリキュラムを修了することで授与されるものと、「教員資格認定試験」に合格して取得するパターンがあります。免許状は小学校、中学校、高校と学校種ごとに分かれており、中学校、高校の場合はそこからさらに科目ごとに分かれており、教員免許を取得後は、教員採用選考試験に合格することで学校に配属されます。

・「保育士」
教員免許と同様に大学や短大で規定のカリキュラムを修了するか、保育士試験に合格することで取得可能です。

・「学芸員」「司書」
これらも大学や短大で規定のカリキュラムを修めることで、資格が取得できる教育系の仕事です。学芸員は博物館の展示物の展示、保管、収集、研究を仕事とするもの。一方の司書は、図書館で書籍の管理と図書館利用者の対応をする仕事です。規定のカリキュラムを修める以外には、実務経験を積み、認定試験に合格することで資格を取得できます。

もっと詳しく教育系の職業について知ってみよう

小学校の先生 保育士 教師 学芸員


医療・福祉系の職種一覧

医療・福祉系の職業

・「医師」
大学の医学部で正規課程を修めることで医師国家試験の受験資格が得られ、それに合格すると医籍登録が可能になります。その後医師免許証が交付されるという流れです。

・「看護師」
看護師は小学生女子から絶大な人気を得ている職業です。看護師になるには、大学(4年)や短大・専門学校(ともに3年)などを修了し、看護師国家試験に合格しなければなりません。

・「薬剤師」
薬局や病院に在籍し、処方せんにしたがってお薬を処方したり、お薬の情報を適切に伝えたりする仕事。中高生のための「13歳のハローワーク公式サイト」で人気の職業となっています。薬剤師になるには、大学薬学部を卒業して国家試験に合格することが必要です。

・「MR(医薬情報担当者)」
MRとは製薬会社に所属し、医師の元を訪れて自社の医薬品の情報をやり取りしたり、営業活動をしたりする仕事。取得が必須となる資格はありませんが、企業によっては「MR認定試験」の合格が求められます。

・「救急救命士」
救急救命士は救急車に同乗して、病院に搬送する間に救命処置を行う仕事。基本的に消防署に配属されるため、消防官採用試験に合格した後にさらに救急救命士国家試験に合格しないとなることができません。

・「理学療法士」
理学療法士は主にリハビリを担当する専門職。専門の養成校で学んだ後、国家試験に合格することで資格が得られます。

・「助産師」
同じく国家資格なのが助産師です。助産師の教育機関で学ぶことで国家試験を受けることができますが、助産師になるには看護師免許も取得している必要があるため、かなりの難関といえます。

・「獣医師」
動物の医療職である「獣医師」も国家資格。国が定める獣医学の教育課程を修めることで試験を受けることができます。

・「ケアマネジャー」「介護福祉士」「社会福祉士」
これらは近年非常に注目されている福祉系の職業。ケアマネジャーは正式には「介護支援専門員」といい、介護に関する相談に乗り、介護プランの作成を行う仕事です。また介護福祉士は、高齢者や身体障害者の介護や援助を行う仕事。社会福祉士は同じく高齢者や身体障害者が日常生活を送る上での相談に乗り、福祉サービスを提供する仕事です。

ケアマネジャーになるには、「介護支援専門員実務研修受講試験」に合格する必要がありますが、この試験を受けるには介護福祉士や社会福祉士などの、医療・福祉に従事する国家資格の仕事に就いていることが求められます。またその職で一定の実務経験を積むことも受験資格に定められています。ケアマネジャーになるために必要となる介護福祉士や社会福祉士ですが、これらは国家資格です。いずれも試験を受けるためには専門の養成機関で学んだり、規定の実務経験が求められます。

・「心理カウンセラー」
心理カウンセラーも福祉系の職業の一つ。国家資格ではありませんが、複数の認定資格があるため、職業として営む場合にはいずれかの認定資格を取得するケースが多いようです。

もっと詳しく医療・福祉系の職業について知ってみよう

ケアマネージャー
救急救命士 歯科衛生士 心理カウンセラー
医者 助産師 理学療法士 獣医
介護福祉士 社会福祉士 薬剤師 臨床心理士
看護師 ケースワーカー 言語聴覚士 ソーシャルワーカー
MR


クリエイティブ系の職業一覧

クリエイティブ系の職業

クリエイティブ系の職業は非常に多岐にわたります。

・芸術関連
カメラマンやファッションデザイナー、イラストレーター、画家など。

・建築関連
建築家、インテリアコーディネーター、インテリアデザイナーなど。

・ライター関連
雑誌の編集者やコピーライター

・芸能関連
歌手や俳優、声優、タレント、またそれを支えるスタイリストなど。

・ゲーム制作関連
ゲームデザイナー、サウンドクリエイター、ゲームプログラマーなど。
小学生男子の「将来なりたい職業」でも大人気で、憧れの大手企業に入るのは狭き門となっています。

こうしたクリエイティブ系の中には、「資格」「実績」等に関わらず本人の意志次第で名乗ることができてしまう職業もあります。ただし、全く知名度がなかったり実力が伴わなかったりすると、食べていくことはできません。そのため、例えば専門とする学校で学んだり、社会人向けのスクールに通うなどして基礎を身に付け、そこから少しずつステップアップするというのが一般的。もちろん何かの拍子に大きな注目を浴び、数段飛ばしで成功者になる可能性もありますが、なかなかそうはいかないのが現実です。「資格」という後ろ盾がない分、成功するのが難しい仕事と言えます。


クリエイティブ系で新たに生まれた職業

・YouTuber(ユーチューバー)
YouTuberとは、動画配信サービスYouTubeに継続的にオリジナル動画を投稿し、そこから得られる広告収入により生計を立てている人のこと。YouTubeに限らずライブ配信を主に行う「ライバー」や、ネット上への顔出しが心配な人には、アバター(自分の代わりとなるキャラクター)を使って動画投稿する「バーチャルYouTuber(VTuber)」というスタイルも。そのほかSwitchやスマホゲームなどをプレイする様子を専門にアップしていく「ゲーム実況者」もいます。YouTuberになるにはまず魅力あるコンテンツを蓄積し、YouTubeの審査に合格しなければなりません。そのためには「動画編集スキル」はもちろんのこと、「トレンドを掴む力」「企画力」「演出力」など幅広いスキルが必要です。

・ブロガー
ブロガーとはネット上の「ブログ」を運営することで、そこに貼ってある広告から収入を得ている人のこと。YouTuberも同様ですが、学歴や資格は不問。「ライティング力」「ウェブサイト作成の知識」などが基本スキルとして挙げられますが、大切なのはYouTuberと同じく「トレンドを掴む力」「読者のニーズを掴む力」を持つことです。

・VRエンジニア
VRとはバーチャルリアリティ=仮想現実のこと。ゴーグル状の機材を頭につけることで、まるで別の世界がそこに実在しているような臨場感を楽しむことができます。VRエンジニアとは、VR機器やVRコンテンツを開発するエンジニアのこと。現実と仮想現実を組み合わせるARエンジニアというものもあります。VRエンジニアになるには、プログラミング系スクールのVR講座を設けているところで基礎から学ぶのがおすすめです。

その他・専門職系の職業一覧

その他・専門職系の職業

ここでは、専門職系の職種をご紹介します。専門職は、それぞれ歩むべき進路や必要なスキルもまったく違いますから、目標がある方はぜひ早めに準備をしておきたいですね。小学生男子の「将来なりたい職業」で人気の野球選手やサッカー選手もこの系統に入ります。野球選手になるにはドラフト制度がよく知られていますが、サッカー選手の方はJリーグのユースチームからの昇格や、サッカー名門校で活躍してスカウトされる道があります。
以下では主な専門職系の職種と、そのなり方を解説していますのでぜひチェックしてみてください。


その他・専門職系で新たに生まれた職業

・プロゲーマー
プロゲーマーとは、ゲームを通じて報酬を得ている人のこと。近年ではゲームの大会がスポーツの競技大会さながらに行われており、ゲームをスポーツ競技のように見立てて「eスポーツ」と呼んでいます。ゲーム大会で賞金を得たり、プロチームに所属してイベントやメディア出演をこなして報酬を得ることになります。プロゲーマーになるには、eスポーツ専門学校などがありますが、完全に実力主義の世界であるため、各種大会で実績を残すことが必須と言えるでしょう。

6つの系統の職業についてまとめてみましたが、いかがだったでしょうか。仕事選びは自分の将来を左右するものなので、そう簡単に決めることはできないかもしれません。ただ、どんな仕事があるのか、またどうすればその仕事に就くことができるのかを知っていれば、選択の幅が広がります。将来資格を取得して別の道に進みたいと思った際にも役立つでしょう。学生のうちにできるだけ色々な仕事を知り、視野を広げてみてはいかがでしょうか。

あなたの夢が見つかるかも? 将来の夢診断!

イラスト・中村純司

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