大学生が考える、高校生におすすめしたい金融教育 -カギになるのはVisaデビット?-
「若者の力が世界を変える!」を合言葉に、Z世代である大学生のみなさんが企業と“共”に新しい価値観を“創”り上げていく「キョーソウPROJECT」。
今回のパートナー企業は、ビザ・ワールドワイド。昨今、スピードや利便性といった消費者ニーズの高まりから、キャッシュレス決済が日常生活に浸透してきています。金融や決済手段に関する情報はあふれかえっており、正しい知識を自分で取捨選択する能力はもはや必須。特に、高校での金融教育が義務化されたことからもわかるように、若い世代の金融リテラシーの習得が重要視されています。
そんな今、注目したいのが「Visaデビット」。銀行口座があれば15歳から持てる※1「Visaデビット」は、キャッシュレス決済の初めの一歩にぴったり。お金の管理を始める際に活用してほしい決済手段の一つです。
今回は、そんな「Visaデビット」を題材に「高校生が楽しみながらVisaデビットについて理解できるコンテンツの制作」を目指していきます。
※1 詳しくは発行銀行へお問い合わせください
今回のテーマは「高校生が本当に受けたい金融教育とは!?」
テーマは「高校生が本当に受けたい金融教育とは!?」。近年、時代や社会の変化と共に、若い世代に向けた金融リテラシー教育の必要性が高まっています。そこで今回は、このテーマに沿って3日間にわたり、高校生に必要なお金の管理に関する知識が身につき、楽しみながらVisaデビットについて理解ができるコンテンツのアイデアを創出していきました。
Day1:初日はオンライン開催! キョーソウPROJECTスタート!
まずはアイスブレイク
今回のゴールは「高校生が楽しみながらVisaデビットについて理解できるコンテンツの制作」。初顔合わせとなるこの日は、アイスブレイクに始まり、ファシリテーターを中心に和やかな雰囲気でプロジェクトが進んでいきました。
初日ということでまずは自己紹介。オンライン開催のため、チャットを使ってそれぞれが抱いているデビットカードのイメージやお金にまつわる失敗談などを話しながら親交を深めていきました。
Visaデビットってなに?
アイスブレイクが終わると、さっそく本題へ。まずは「Visaデビットとは何か」を知るコーナー。ビザ・ワールドワイド・ジャパン株式会社(以下Visa)の松本さんから、キャッシュレスの社会的意義(インフラ削減、業務効率化など)とVisaデビットの特長などがレクチャーされました。
ビザ・ワールドワイド・ジャパン株式会社
松本直久さん
高校時代は理系だったが、浪人時代に勉強の傍らで新聞を読むことが毎日の日課となり社会問題に関心を持つようになったことから、社会の仕組みを司る法学部への進学を決めた。大学卒業後は銀行や外資系金融で働いたのちにVisaへ。日本証券アナリスト協会会員、日本FP協会会員。第9回キャリア甲子園2022に、協賛企業の担当者として参画、Visaチームの総合優勝をサポートした。
- Visaデビットとは? -
世界200以上の国と地域のVisa加盟店で使えるVisaデビット。買い物をしたらその場で銀行口座から引き落とされ、使った金額と銀行残高をアプリなどで確認できるため使いすぎる心配なし。お店でもネットでも、いつでも安心してショッピングが楽しめます。チャージする面倒も現金を持ち歩く必要もゼロ。銀行口座を持つ15歳以上の人なら誰でも作れる※2ので、新学期&新生活を始める、学生および新社会人にもおすすめです。
※2 詳しくは発行銀行へお問い合わせください
Day2:高校生が興味を示すコンテンツってなんだろう?
特別講師として金融教育家の塚本俊太郎さんと、おもちゃクリエーターの高橋晋平さんを迎え、専門家のアドバイスをもらいながら、より具体的なアイデアの実現を目指します。
特別講師
塚本俊太郎さん
金融教育家。20年超外資系運用会社で勤務したのち、金融庁の金融教育担当として高校家庭科での金融経済教育指導教材や小学生向け「うんこお金ドリル」の作成を担当。現在は金融教育家として金融リテラシーや資産形成について講演などを行っている。YouTube「塚本俊太郎の金融リテラシーチャンネル」も配信中。
高橋晋平さん
おもちゃクリエーター。株式会社ウサギ代表。多数のおもちゃ開発に携わり、代表作品に∞プチプチ、simpei、ショートショートトーク、MouMaなど多数。また、ゲーム・クイズ制作、講演、セミナー講師など幅広く活躍しており、アイデア発想術TEDトーク200万再生。『1日1アイデア』など著書も多数出版している。
さっそく参加者のみなさんはグループごとにディスカッションを開始! 各々の考える「高校生が楽しみながらVisaデビットについて理解できるコンテンツ」を自由に出し合い意見を交わしながら、それぞれのグループが企画書作成に取り組みました。
慣れない企画書作成に試行錯誤する大学生たち。塚本さん、高橋さんに相談をしながら企画を固めていきます。
金銭感覚、知識を問うクイズに性格診断の要素を加えるのはどうでしょうか? さらにSNSとかでシェアできたら参加者は主体的に取り組めるのではないでしょうか?
その人の性質を分類して、金融的な観点からそれに対してのアドバイスを加えることは有効だと思います。あとは金融リテラシーに関するテストを実施して点数をつけることもできそうです
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お買い物ごとに口座から現金を引き出して使うのって手間ですよね。いちいちお金をおろさなくても、口座からリアルタイムで引き落としされるのは高校生にとってメリットだと思います!
現金とVisaデビット、体験して比べる企画が面白いかも
実生活をベースにしたリアルゲームを行う場合、どの場面を切り取れば面白そうか、そこも考えどころですね。ゲーム中にリアルタイムで残高を確認できればさらに面白さが増すと思います
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方向性を固めつつ、より良いアイデアはないか、どうしたらもっと良くなるのかを真剣に考え、意見をまとめていった参加者のみなさん。約2時間の議論を終え、性格診断やボードゲーム、リアル脱出ゲームなど、各グループさまざまなアイデアを盛り込んだ「企画書」が形になってきました。
単にアイデアを出すだけでなく、方向性の変化にも柔軟に対応する能力や、異なる意見を一つにまとめる能力も求められるなか、全員がゴールに向かって着実に前進している手応えを感じている様子でした。
Day3:大学生が出した結論は!?
そして最終日となるDay3。大学生ならではの柔軟かつ大胆なアイデアが求められるなか、最終確認&調整を全力で進めていきます。Day2で作成した企画書をもとに、より効果的なプレゼンをするべくそれぞれのグループがイラストや図表を駆使しながら資料をまとめ、練習を重ね自信を持って発表に臨みました。
いよいよ発表! 大学生のアイデアはこれだ!
●グループA「お金と仲良し診断」
企画のPOINT
スマホのアプリを用いた体験型シミュレーションゲーム。食事や買い物など、大学生活における金融に関するさまざまな「決断」をイエスorノーで選択していき、最終的に「冒険家」「仲介者」など自分の金融タイプが分かるキャラクターに紐づけた「性格診断」に落とし込む。さらにはそのキャラクターのVisaデビットを作れたり、タイプ別の相性なども提示したりすると、広がりをもたせられる。
[Visa松本さんのコメント]
進学、就職など人生の節目節目には必ず「お金」の問題がついて回るので、自分のお金の使い方を考え直す、考え始めるには重要なタイミングです。診断結果が出て終わりではなく、何回もやってもらう仕組みが重要になると思います。
●グループB「キャッシュレス人生ゲーム」(女子高生編)
企画のPOINT
女子高生が主人公の人生ゲーム。プレイヤーは現金しか使えない人とVisaデビットしか使えない人にわかれ、スタート時に手にした30万円を先に使い切った方が勝ち。「カフェのカードに入金して使用する」「ネットショッピングで買い物をする」「コンビニ払いのため一回休み」など、生活に密着したマスを回りながら現金とキャッシュレスの違いやメリット・デメリットを学び、金融への理解を深めていく。
[Visa松本さんのコメント]
発想がすごく面白いと思いました。同じマス、同じイベントでもキャッシュレスか現金かによって差が出る工夫が良かったです。アプリ化して自動的にお金が減ったりするのを見ることができると、もっと楽しめると思います。女子高生だけでなく「男子高校生編」などプレイヤー設定のバリエーションを増やすのもアリではないでしょうか。
●グループC「高校生のための #春からVisaデビット」
企画のPOINT
コンテンツは「特命! Visa社員」と「Visa総合金融検定」の2つを準備したグループCのみなさん。一つ目の「特命! Visa社員」は生徒がVisa社員になりきり、よくある不安・心配点に関する答えをプレゼン大会形式で行う企画。二つ目は「Visa総合金融検定」はオンラインでできるクイズ形式の検定企画。それぞれ、15歳以上からVisaデビットが利用できることの認知率が高校生は20%だった※3という“現状分析”を踏まえ「計画性のある経済観念を形成する」という“理想の未来”に向けた、Visaデビットの理解促進が目標。
※3 MMD研究所とビザ・ワールドワイド・ジャパン株式会社の共同調査(2022)より
[Visa松本さんのコメント]
両方とも面白かったです。特に「特命! Visa社員」。自らが相手に説明する時って一番勉強すると思うので、相当知識が深まると思いました。検定は興味を惹きつける問題作りがそれぞれポイントになると思います。
●グループD「君の金銭感覚はいかに!?」
企画のPOINT
バラエティー番組の人気企画をヒントにしたリアル脱出ゲーム。1クラスを6人単位のチームに分け、体育館を使った5種類ほどのコースを回り、価格の隠された商品を買いながら手持ちの10万円をピッタリ使い切ったチームが勝ちとなる。途中でVisaデビットを獲得するチームが現れたり「デート」「理想の部屋作り」「旅行計画」などチームごとに異なるイベントが発生したりすることでゲーム性を高め、楽しんでもらう。
[Visa松本さんのコメント]
教室での座学だけではなく、実際に自分たちが動くところが楽しそうだなと思いました。より積極的に参加してもらうという意味では面白い仕掛けですね。単なる買い物ゲームではなく、“金融教育としての水準を担保できるか”が重要になってきますが、せっかくなら「使いすぎて破産」みたいなオプションがあっても面白いと思いました(笑)
総評! Visa松本さんの言葉
発表の最後には、Visa松本さんから総評の言葉をいただきました。
みなさん本当にありがとうございました! みなさんが真剣に取り組んでいる姿を実際に見せていただき、最終的なアウトプット(企画)を含めて私たちの期待を上回る結果になったと思います。
「Visaデビットを組み込む」という条件のもと、それぞれのグループがうまく金融教育ツールを考えてくれました。社会の流れとしてキャッシュレスは当たり前のものとして進んでいきます。今回みなさんからいただいた知恵を活かして、Visaデビットの便利さ、良さを伝えていきたいと思います。
やり切った3日間! 真剣に考え抜いた大学生の感想は
およそ1ヵ月、全3回行われた今回の「キョーソウPROJECT」。学生のみなさんにとってもさまざまな気づきや発見がある、大いに充実したグループワークになったよう。参加した大学生たちからは、このような声が聞こえてきました。
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私たちのなかにもVisaデビットが高校生から使えることを知らなかった人と、知っていたけど使おうとはしてなかった人がいて、改めて高校生とデビットカードにはまだまだ距離感があることを実感しました。
ディスカッションを通じてたくさんの学びがありました。私自身、普段からVisaデビットでVisaのタッチ決済を利用しているので、これからも現金・クレジットカード・デビットカードを状況に応じて使いこなしたいです。
Visaデビットを通じたキャッシュレス決済に対する理解と、高校生を中心としたZ世代に向けた金融への興味・関心が深まっていくことへの期待感が高まった今回の「キョーソウPROJECT」。大学生のみなさんが考えたアイデアをもとに、現在コンテンツを制作中です! コンテンツは2023年12月ごろに完成予定。果たしてどのようなものが出来上がるのか、どうぞお楽しみに!
- Visaデビットについておさらい! -
・Visaデビットで買い物をしたら即座に銀行口座から引き落とし。使った金額が一目瞭然!
・タッチ決済対応のVisaデビットなら、Visaのタッチ決済が使えるお店で、暗証番号入力なしでスピーディにお支払い可能※4
・銀行口座を持っている15歳以上の人なら誰でも簡単に作れるので※5、新学期&新生活を始める学生や社会人にもおすすめ!
※4 一定金額を超えるお支払いは、カードを挿し暗証番号を入力するか、サインが必要となります
※5 詳しくは発行銀行へお問い合わせください
提供:ビザ・ワールドワイド