タクシーの運転手になるには? 働き方と気になる年収は?
2020年の東京オリンピックを控え、より観光客の増加が見込まれます。そのため、観光客を運ぶタクシー運転手の仕事にスポットが当てられていますが、みなさんはこの「タクシー運転手」になるには、どうすればいいかご存じですか? 今回は「タクシー運転手になるには」についてまとめてみました。
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■タクシー運転手になるにはまずはタクシー会社に入るところからスタート!
タクシー運転手になるには、「タクシー会社」に入るのが一番の近道です。タクシーを運転するためには、普通自動車免許(普通一種免許)だけではなく、「普通二種免許」を取得する必要がありますが、もし二種免許未取得でも、タクシー会社では取得サポートを行ってくれるため、まずはタクシー会社に入ることを目指すのが得策といえるのです。
「二種免許を取得して、自分でタクシーを用意すればいいのでは?」と思っている人もいるかもしれませんが、日本では個人でタクシーを所有し、営業をする個人タクシー業務を行うには「10年以上のタクシー運転手経験」が最低でも必要。そのため、誰もがまずはタクシー会社に入ることになります。
■タクシーの運転に必要な普通二種免許って?
タクシーを運転するために必要な「普通二種免許」は、バスやタクシーなど、乗客を乗せて車を運転するために必要な「第二種運転免許」の一つ。この免許を取得していないのにお客さんを乗せて走ると罰則が科せられます。
普通二種免許を取得するための資格は、
●満21歳以上であること
●大型一種・中型一種・普通一種・大型特殊のいずれかの免許経歴が通算3年以上であること
このようになっています。免許を取得するプロセスは大きく分けて二つあり、一つは普通二種免許が取得できる認定自動車教習所に入って学科と実技の両方を学び、取得するパターン。未取得の状態でタクシー会社に入った場合は、タクシー会社と提携している自動車学校に入り、取得するというケースがほとんどです。
もう一つは、独学で学科と実技を勉強し、免許センターで試験を受けて合格するというパターン。後者の方が手っ取り早く取得できますが、いきなり運転免許試験を受けて合格するというケースは非常に少なく、やはり教習所に通って取得するのが一般的です。
肝心の試験内容ですが、筆記はマークシート方式となっており、文章問題が90問、イラスト問題が5問の計95問が出題。90点以上で合格です。文章問題は、普通自動車免許取得時にも学んだ一種問題のほか、普通二種免許ならではの問題も出されます。技能試験は教習コースと路上で行われ、路上では実際に乗客が乗り降りすることを想定した課題を行います。
この筆記試験と技能試験に合格することで、見事タクシーを運転するための普通二種免許取得となります。