研究者になるには? なるための方法や気になるお給料を知ろう
みなさんは、「研究者」と聞くとどんな仕事をしている人だと思いますか? 漠然とした考えはあるものの、明確に答えられる人は多くないのではないでしょうか。そこで今回は、「研究者」の仕事内容、そして研究者になるにはどうすればいいかについてご紹介します。
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■そもそも研究者ってどんなことをするの?
『広辞苑 第六版』によると、
・研究……よく調べ考えて真理を極めること。(P.896より引用)
とあります。つまり研究者とは、「よく調べ考えて真理をきわめることを目的とする人」ということになります。「学者」という呼び方もありますね。一言で研究者と言っても、言語や数学、物理などを研究する人、宇宙について研究する人など、分野や科目は数え切れないほど。坂道を研究している人や、異性にモテる方法を研究している人だって研究者と言えます。このように、自分が「よく調べ考えて真理を極めたい」と思って日々研究している人は誰しもが研究者といえます。
ただし、「職」としての研究者はまた別の話。もちろん単独で好きな分野を研究し、そのことをなりわいとしている人はいますが、大学で専門分野を学んでいる人は、やはり企業で研究者として働くことが目標である場合が多いのではないでしょうか。
■企業の研究者になるには?
企業で研究を行う場合、例えばその企業が医療機器を開発・販売しているのならば、生体研究を行い、それを生かした製品開発を行うなどしますし、自動車メーカーならばより効率の良いエンジンを開発するために研究を行います。
こうした研究者になるには、当たり前ですが大学や大学院でその分野について学び、研究していないといけません。企業側も、研究者として採用するならば、その分野の知識があることが前提です。もちろん一般職のルートで入社し、別部署で経験を積んだ後に研究職に移るというケースもありますが、それを踏まえても、大学、または大学院でその分野の研究をしておくことが望ましいでしょう。