イチから作る、夢のPC! 理想をカタチにした大学生たちの自作PC組立チャレンジ
好きなパーツを選んでオリジナルPCを作れるのが、自作PCの魅力。今回、ガクラボメンバー4名が挑むのは「初挑戦で“理想の自作PC”をつくれるのか!?」という企画だ。2チームに分かれ、「学業シーンで活躍するコスパを重視した構成」と、「ゲームや動画視聴など趣味もガンガン楽しめるパフォーマンスを重視した構成」という、それぞれが理想の一台を目指します。

全員とも自作PCは初挑戦だが……果たして、理想のPCをうまく組み立てられたのでしょうか!? そして、それぞれのPC構成に込めたこだわりなどなど、筆者も潜入取材してきたので、その様子をお届けします。
\PC組み立てをやってみたい人向け/
組立工程をわかりやすく解説した動画と記事を公開中!
理想のPCイメージが決定! それぞれ個性豊かなチーム名で気合十分!

今回は本取材の前に、4名の大学生たちにはどんなPCをつくりたいかを考えてもらい、その結果……今回は以下の2チームに分かれ、それぞれの理想のPCを組み立ててもらうことになりました。
(チーム名は学生たちにそれぞれ考えてもらいました!)
「ムズ名字」チーム

S.Eくん S.Kさん
今回作る理想のPCは?「学業シーンで活躍するコスパ重視の構成」
「ムービーメイキング」チーム

K.Sさん Y.Aさん
今回作る理想のPCは?「趣味もガンガン楽しめる性能重視の構成」
【ムズ名字チーム】学業シーンでしっかり活躍するコスパ重視構成
「ムズ名字」チームのパーツ構成から紹介していきます。
今回のCPUは「Intel Core Ultra 5 プロセッサー 225F」をチョイス。2万7,000円前後と手頃な価格ながら10コア(Pコア6基、Eコア4基)というスペックを持ち、学業シーンでは十分な性能を持ちます。また、CPUクーラーも付属しているので、その分の予算が不要なのも強み。この構成ではパーツは全部で8つだけで、組み立て難易度も低めで、初めての自作PCにピッタリと言える構成です。

| アイテム | メーカー | モデル名 |
|---|---|---|
| CPU | Intel | Core Ultra 5 225F BOX |
| マザーボード | ASUS | PRIME B860-PLUS WIFI-CSM |
| グラフィックスボード | ASUS | ASUS Dual GeForce RTX 5060 8GB GDDR7 OC Edition |
| SSD | Sandisk | WD_BLACK SN7100 NVMe |
| メモリ | Crucial | Pro 32GB Kit (16GBx2) DDR5-5600 UDIMM |
| CPUクーラー | - | CPUに付属 |
| PCケース | be quiet! | PURE BASE 501 |
| 電源ユニット | be quiet! | PURE POWER 13M 750W |
| OS | Microsoft | Windows 11 Home |
※各パーツの詳細は後述します
【ムービーメイキングチーム】見栄えも性能も満足度が高いパフォーマンス重視構成
次は「ムービーメイキング」チームのパーツ構成を紹介します。
CPUはインテル® Core™ Ultra 7 プロセッサー 265KFをチョイス。20コア(Pコア8基、Eコア12基)も備え、学業はもちろんクリエイティブワークもこなせる高性能なスペックだ。発光色や発光パターンをコントロール可能なARGBを内蔵したパーツ類をふんだんに使い、性能にも見た目にもこだわった構成となっています。13つのパーツを使うため、組み立て難易度はかなり高めですが、それだけに満足度の高さも格別という内容です。

| アイテム | メーカー | モデル名 |
|---|---|---|
| CPU | Intel | Core Ultra 7 プロセッサー 265KF |
| マザーボード | ASUS | TUF GAMING Z890-PLUS WIFI |
| グラフィックスボード | ASUS | TUF Gaming GeForce RTX 5070 12GB GDDR7 OC Edition |
| SSD | Sandisk | WD_BLACK SN7100 NVMe |
| メモリ | Crucial | Pro 32GB Kit (16GBx2) DDR5-5600 UDIMM |
| CPUクーラー | ASUS | TUF GAMING LC III 360 ARGB LCD |
| PCケース | ASUS | TUF Gaming GT502 Horizon GT502 FV/BLK/TG 3 |
| ケースファン | ASUS | TUF GAMING TR120 FAN ARGB REVERSE BLACK 3IN1×2(側面/底面用) TUF GAMING TR120 FAN ARGB BLACK(背面用) |
| ライティングキット | ASUS | GT502 Horizon専用ASUS TUF Gaming ARGB Lighting Kit |
| 電源ユニット | ASUS | TUF Gaming 850W Gold |
| OS | Microsoft | Windows 11 Home |
※各パーツの詳細は後述します
事前準備も重要! 組み立てに必須のプラスドライバーや静電気にも注意
ここからは実際に組み立てていきますがーーー何事も事前準備はとても大事。
組み立て前に必ず確認しておきたいことは以下です。
組み立てに必要なもの

●【1】と【2】(※画像参照)のプラスドライバー
ある程度長さがあり、先端が磁石になっているものが使いやすいです。
●作業用マット
35cm×35cmサイズ程度(構成によって異なる)のマット(シリコン製)やスポンジがあると便利です。用意が難しい場合は、マザーボードの箱でも代用できます。
その他の注意点
●静電気対策
静電気が起きるとパーツをまれに壊す可能性があります。セーターなど静電気が起きやすい服装を避け、静電気対策パッドといった対策グッズを使用したり、組み立てる前にドアノブといった金属に触れたりしておくことが大切です。
***
完成までの手順は「コスパ重視」と「パフォーマンス重視」で異なります。パフォーマンス重視はケースファンを別途取り付け、CPUクーラーが大型の簡易水冷クーラーのため、少し手順が増えています。これによってどこまで難易度が変わるのかもぜひ注目してください!
作業工程比較
| コスパ重視 |
|---|
| (1)CPUをマザーボードに取り付け |
| (2)メモリをマザーボードに挿し込む |
| (3)SSDをマザーボードに設置 |
| (4)電源ユニットをPCケースに組み込む |
| (5)CPUクーラーをマザーボードに固定 |
| (6)マザーボードをPCケースに入れてケーブル類を接続 |
| (7)グラフィックスボードを挿し込む |
| (8)動作チェックしてOSをインストール |
| パフォーマンス重視 |
|---|
| (1)CPUをマザーボードに取り付け |
| (2)メモリをマザーボードに挿し込む |
| (3)SSDをマザーボードに設置 |
| (4)電源ユニットをPCケースに組み込む |
| (5)ケースファン7基をケースに固定 |
| (6)ライティングキットを取り付け |
| (7)CPUクーラーの台座を設置 |
| (8)マザーボードをPCケースに入れてCPUクーラーを固定 |
| (9)各種ケーブルを接続 |
| (10)グラフィックスボードを挿し込む |
| (11)動作チェックしてOSをインストール |
コスパ重視/パフォーマンス重視共通
【STEP1】CPUをマザーボードに取り付け

コスパ重視/パフォーマンス重視ともに、まずはマザーボードにCPUを取り付けます。CPUの裏には多数の接点、マザーボードのCPUソケットにはそれに対応する多くのピンがあるため慎重に設置しましょう。

マザーボードのCPUソケット脇にあるレバーをズラして持ち上げて金属のカバーを開き、CPUの切り欠きとCPUソケットの突起を合わせて設置。金属のカバーを戻したらOK。(黒い保護カバーは自動的に外れる仕組みです)。
CPUを固定するための金属カバーを閉じるのに少し力がいるため、どちらのチームにもちょっと緊張感がありました。

コスパ重視/パフォーマンス重視共通
【STEP2】メモリをマザーボードに挿し込む

次はメモリの取り付けです。メモリは2枚セットが基本で、マザーボードへの取り付け位置も決まっています。マザーボード上の印字や適切な差し込み位置をマニュアルで確認しましょう。
隅にあるスロットのフックを開き(下がった状態が正解)、メモリ中央あたりの切り欠きの位置を確認したら、挿し込みます。


メモリスロットにフックがかかるまでしっかり押し込むのがコツ。しっかり挿さるためにはけっこう押し込む力がいるので、おそるおそるやっていたみんなも「こんなに強く押していいんだ」と驚いた様子でした。
コスパ重視/パフォーマンス重視共通
【STEP3】SSDをマザーボードに設置

SSDはマザーボードのM.2スロットに取り付けます。
細かい違いですが、コスパ重視はM.2スロットに装着されているヒートシンクを一旦外すのにネジを取る必要があります。

ムズ名字チームはネジの取り外しを行います。
一方でパフォーマンス重視のマザーボードはコスパ重視よりもグレードが高いこともあって、ヒートシンクがワンタッチで外せる道具いらずの作り。

ムービーメイキングチームはワンタッチで取り外せます
高グレードのマザーボードは、機能や耐久性に優れているだけではなく、パーツを組み込みやすくする構造を取り入れているのが特徴です。
コスパ重視/パフォーマンス重視共通
【STEP4】電源ユニットをPCケースに組み込む

※作業前に、一つ前のマザーボードは安全なところによけておきましょう。
標準で複数ケーブルが同梱されているため、構成に合った電源ケーブルを選び、電源ユニットへ挿し込みます。すべて挿し終えたら、今度はPCケースを準備します。

PCケースの側面パネルを外して、電源ユニットを中に組み込んでいきます。設置する際は、ファンをPCケースの外側に向けて、付属のインチネジで固定します。
コスパ重視のPCケースは側面パネルを外すのにネジを緩める必要がありましたが、パフォーマンス重視の方は片側から押し出すだけで取り外せるツールレス構造になっています。PCケースは見た目だけではなく、メンテナンス性も異なるので、選ぶときにはチェックしておきたいポイントです。
ちなみにコスパ重視のPCケース「be quiet! PURE BASE 501」はパネルの固定はネジ式ですが、シンプルな構造でパーツを組み込みやすいので初心者にもオススメです。一方のパフォーマンス重視のPCケース「ASUS TUF Gaming GT502 Horizon Black」は、大型だけに多くのケースファンを設置可能、大型のグラフィックスボードやCPUクーラーにも対応できるなど拡張性が飛び抜けて高いのが特徴。
コンパクトで組み立てやすさを選ぶのか、サイズは大きいが構成にこだわるのか、好み次第で選びましょう。
パフォーマンス重視のみ
【STEP5】ケースファン7基をケースに固定

パフォーマンス重視で使われているPCケースは標準の状態だとケースファンが一つも搭載されていません。しかし今回の構成では、見た目と冷却力の両方を考えて、側面に吸気用のファンを3基、底面に同じく吸気用のファンを3基、背面に排気用のファンを1基使用。今回のものは7基すべて、ARGB LED内蔵で光る作りになっています。
取り付けは、決まった場所にネジ止めをしていくだけです。全部で7基もあるため、風向きに気を付けながら取り付けるのは大変ですが、すべてARGBのLEDを内蔵しているため、完成後のライティングを楽しみにしながら作業していました。

パフォーマンス重視のみ
【STEP6】ライティングキットの取り付け

パフォーマンス重視では、PCケースのASUS TUF Gaming GT502 Horizon Black専用として、今回のライティングキットが販売されています。より派手さを楽しむために、それも一緒に装着していきます。マグネットで固定されるので、取り付け自体は簡単です。

コスパ重視のみ
【STEP5】CPUクーラーをマザーボードに固定

コスパ重視では、CPUクーラーはCPUに付属のものを使います。
マザーボードのCPUソケット周辺にある穴に設置します。CPUとクーラーの隙間を埋めて熱伝導を高めるグリスはあらかじめCPUクーラーに塗られているので、穴に合わせて設置し、プッシュピンを入れて垂直に押し込むと固定できます。

それが終わったら、ファンの電源ケーブルをCPUファン用のコネクタに取り付けて完了です。
コスパ重視のみ
【STEP6】
マザーボードをPCケースに入れてケーブル類を接続
続いてコスパ重視は、マザーボードをPCケースに入れてネジで固定していきます。
そして電源ユニットの電源ケーブル、ケースファンの電源ケーブル、PCケースのスイッチ類やUSBケーブルをマザーボードに接続します。マザーボードによってコネクタの位置は異なるので、マザーボード上の印字やマニュアルで確認しながら慎重に取り付けを行いましょう。
だいぶ形になってきました! 完成間近です。
パフォーマンス重視のみ
【STEP7】CPUクーラーの台座を設置
パフォーマンス重視では、ここで簡易水冷クーラーの水冷ヘッドを固定するための台座をマザーボードに設置します。マザーボードのCPUソケットの裏側からバックプレートを取り付け、表側から手回しネジを取り付ければ準備完了です。

パフォーマンス重視のみ
【STEP8】
マザーボードをPCケースに入れてCPUクーラーを固定

こちらの構成ではCPUにクーラーが付属しないため、上記のCPUクーラーを用意。
まずはマザーボードをPCケースに設置しましょう。

次にCPUクーラーのラジエーターを、ホースがPCケースの手前側になるようにして入れて、天面にネジで固定します。ラジエーターは大きいので支えながらネジを取り付けるのがちょっと難しそうでした。今回のように2人いればかなりラクになります。

そして、CPUにグリスを塗って、水冷ヘッドをCPUソケットに固定したらOKです。
※水冷ヘッドには保護フィルムがついているため、必ずはがしてから使用してください
パフォーマンス重視のみ
【STEP9】各種ケーブルを接続
パフォーマンス重視では、ケーブル接続もかなり難易度が高い箇所。理由は7基あるケースファンはそれぞれ電源ケーブルとARGBケーブルがあり、かなりの数になるためです。
側面と底面に取り付けたファンは3分岐ケーブルが付属しているので、三つの電源ケーブルを一つにまとめられます。そしてARGBケーブルは数珠つなぎが可能となっているので、数が多くても一つにまとめやすいのがよいところ。マザーボードのファン用電源コネクタやARGB用コネクタが少なくても、こういった手段でケーブルをまとめていけば十分対応できます。
接続経路もしっかり意識しなければならず、初心者にはかなり難易度が高い箇所のため、今回は筆者がアドバイスをしながら取り付けました。そのほか電源ユニットからの電源ケーブルやPCケースのスイッチ類などもマザーボードに取り付けていきました。
コスパ重視【STEP7】/パフォーマンス重視【STEP10】
グラフィックスボードを挿し込む

ここでようやく共通の手順へと戻ります。
PCケースの拡張スロットカバーを外します(ネジは手巻きで外せます)。マザーボードのPCI Express x16スロットに沿うように、グラフィックスボードを取り付けます。カバーを外した拡張スロット部分に上手くはまるように設置するのがポイントです。位置を調整したら、最後にネジ止めして固定します。


また、グラフィックスボード用補助電源供給のために、適切な位置にケーブルを挿すことも忘れずに行いましょう!(製品によって異なるため付属のマニュアルを要確認)
PCI Express x16スロットの位置やグラフィックスボードの厚みは製品によって異なります。取り外すべき拡張スロットカバーを位置と数を確認することが大切です。
コスパ重視【STEP8】/パフォーマンス重視【STEP11】
動作チェックしてOSをインストール

これでパーツの組み込みは完了。ケーブル接続にミスがないのか再度確認して、PCケースのパネルを閉じます。そして、モニター、マウス、キーボード、電源ケーブルを接続します。PCの起動確認ができたら、MicrosoftのOSインストールをします。
※モニターと接続する際は、PC本体の電源ケーブルに加え、モニターに付属のHDMI、DisplayPort、USB Type-Cのいずれか一つのケーブルで接続します。
▼動作確認はケースのパネルを閉じる前に行ってもOKです。

今回はWindows 11 Homeを使用していますが、インストールの途中でMicrosoftアカウントへのログインが必要になるため、あらかじめ用意しておきましょう。OSのインストールおよび各パーツをWindowsで使うためのドライバー導入を済ませれば、PCを使用できるようになります。
▼詳しい手順は動画と記事で紹介中!
これですべての工程が終了です。
\ 4人ともお疲れさまでした! /

初の自作PCの組み立てを終えた2チームに直撃!
―――お疲れさまでした。PCの組み立て初挑戦の感想はいかがでしょうか。
【ムズ名字チーム】
最初はやっぱりパソコン作るのは難しいのかな、複雑な工程が多いのかなって思ったんですけれど、そのイメージより簡単に作れたのが1番の印象ですね。一つひとつパソコンが出来上がっていく感じがすごく楽しかった。
私も組み立ては難しいイメージがあったんですけど、意外とちゃんとパーツを組み合わせたらしっかり電源がつくんだなっていうのを初めて知って、どの工程も楽しく作ることができてよかったです。
ただ、ケーブルをマザーボードにつなげていく作業は難しかったですね。これをつなげる意味が何なのか理解できていない部分があったので、そこの理解が深まると、楽しみつつより意味があるものを作ることでできそうな気がします。もちろん、最後に電源を入れて動いたときは一番うれしい瞬間ではありました。
パーツごとにいろいろな役割があるっていうのを今回は知れました。例えばCPUにグリスを塗る理由もCPUクーラーとの熱伝導率を上げるためとか、それぞれの役割を教えてもらいながら組み立てられたのはいい経験になりました。
―――2人は工程が多い分、ムズ名字チームよりも時間がかかりましたが、PCの組み立て初挑戦の感想はいかがでしょうか
【ムービーメイキングチーム】
想像をしていた以上に大変でした。ケーブルの数がとにかく多いので、そこの処理がすごく大変で手伝ってもらいながら何とかやれた感じでしたね。1人でやるとなったら、間違えそうなポイントが多いなって思いました。
私も同じく、似たようなケーブルが多くて、間違えないようにつなげるのは難しかったですね。
―――事前に想定していた自作PCのイメージと実際に組み立てた印象は変わりましたか?
【ムズ名字チーム】
難しそうだなと思っていましたが、実際に体験してみると自分でも作れそうだなというイメージは湧いてきましたね。
すごく難しいのかなとけっこう緊張しながら来たんですけど、実際にやってみると印象は変わって、パーツを組み込む工程の一つひとつが楽しかったですね。
【ムービーメイキングチーム】
なんか自作PCって最初に聞いたときに、もっとコンパクトなものを想像していたので、大きさにちょっとびっくりしました。
高校生の時に小学生と一緒にPCの組み立て体験をした経験があります。その時は基本的な工程のみを体験して、自作のPCはとても簡単にできるんだなという印象でした。ですが、今回はしっかり細かい工程まで体験をすることができ、こだわればこだわるほど工程がたくさんになって作る難易度も高くなっていくんだなという印象に変化しました。

―――やはりそれぞれにチームで反応が違いますね。自作PCの魅力はどんなところだと思いましたか。
【ムズ名字チーム】
自作PCを通じて、一つ一つの部品にどのような役割があって、それとこれとこれがつながってこういう仕組みになっているということを知るのが、パソコンだけではなくて、エンジニアやロボテックス的な分野への興味につながっていくきっかけになりそうなのがいいですね。
考えていたよりも難易度が高くないので、誰でも気軽に始められると思いましたね。今回私たちはコスパ重視のPCをつくるチームになりましたが、パーツを好きなようにカスタマイズできるところにも楽しさがあるのかなと。
【ムービーメイキングチーム】
自分でスペックなどをカスタマイズできるようになれば、そのパソコンでやれることが増えて、さらにいろいろなことに挑戦できるようになりそうです!
どこに配置するとか、どのパーツにこだわるかを自分でカスタムできるところは、既製品では味わえない自作ならではの魅力なのかなと感じました。
―――このPCを使ってどんな作業をしたいと思いますか。
【ムズ名字チーム】
二つあって、大学の課題やレポート作成の作業をやりたいのが一つ。もう一つは、自分の中で興味を広げるためのアイテムにしたいですね。今話題になっているAIや機械学習の勉強も進めていて、その実践にこのPCを活かせたらいいなと思います。
私も大学の課題とか、講義の資料を見直す時にモニターで表示させて使ってみたいと思いました。あとは趣味でSNSを見るときにも使いたいですね。
【ムービーメイキングチーム】
チーム名でつけたとおり、このハイスペックさを活かして、映像制作をやりたいですね。私はダンスをやっていて、自分たちが踊るダンスステージの背景に流れる映像の制作などを少し作ったことがあるのですが、自分のパソコンだとすごく重くて動かなくて諦めることもあったんです。でも、今回のPCがあれば、もっとステージの演出とかにもこだわれるなと思いました。

私はテロップの入ったインタビュー映像を作る経験を何度かしたことがあります。今回ハイスペックなPCが作れたので、映像編集の幅が広がるなと感じました。なのでMusicVideoやなにかのオープニング映像など、こだわりをたくさん詰められる映像作りに挑戦してみたいです。
―――最後に、このPCの出来に点数をつけるなら……?
【ムズ名字チーム】
うまくいったし、95点!
残りの5点は今後さらに自分の手で進化させていこうという意気込みです。
【ムービーメイキングチーム】
電源を入れて一発で起動して、LEDも全部ちゃんと光ったので100点ですね。失敗することも多いと思いますが、それがなかったので自分たちをほめたいです。
配線がたくさんあって、一つ間違えただけでもう動かなくなるかもってすごく不安だったんですけど、最終的にはとても綺麗に光り輝いてくれたことがとてもうれしくて。だから私も100点です(笑)。
自作の奥深さが見えた2種類の構成
それぞれのチームで感想が大きく異なったのが印象的でした。
コスパ重視の構成はシンプルなこともって初めての自作でも“思ったより簡単だった”という感想に。予算を抑えたコスパ重視としていますが、大学の課題や資料作りなら余裕で快適にこなせるだけの性能があり、最新ゲームもフルHD解像度なら十分スムーズにプレイが可能です。
パフォーマンス重視の構成は、スペックはもちろん見た目にも冷却性能にもこだわった結果、ファンの取り付けやケーブル配線の数が膨大になり、“思ったより難しくて大変”という印象に。その一方で、チームが求めた動画編集などクリエイティブワークをこなせる性能があり、配信をしながらのゲームプレイも十分こなせます。
初心者にはたしかに難しいものの、ピラーレスケース&多数のLEDでSNS映えする仕上がりで、100点満点を付けているようにコスパ重視よりも完成時の満足度は高いように感じました。

コスト、性能、見た目も含めて自分が求めているPCへと柔軟に仕上げられるのが、自作PCの醍醐味です。極端な2種類の構成によって自作の奥深さも見えたのではないでしょうか。今回の経験を通して4人も、PCへの理解や自分で作るからこその魅力に気づいたようです。達成感はもちろん自分で作った分愛着もわきますし、パーツが古くなったら新しいものに差し替えもできて丸ごと買いなおさなくていいので、長期的なコストパフォーマンスも高いです。 自分だけのPCを作ってみたいと思った人は、ぜひ自作PCにチャレンジしてみください!






















