いざという時に便利!コンビニやインターネットで加入手続きができる「1日自動車保険」とは?
「1日自動車保険」は、運転免許証を持っていて、たまに家族や友人の車を運転する方に向いている自動車保険です。こちらでは、「1日自動車保険」の内容や加入方法、注意点について詳しく解説します。
1日自動車保険とは?
「1日自動車保険」とは、その名の通り、1日だけ加入可能な自動車保険のことです。
家族の車を短時間だけ借りたり、友人や知人とレジャーなどに出かける際に役立つ自動車保険です。
通常であれば、家族の車を頻繁に運転する場合、自動車保険の「運転者の範囲」や「年齢条件」を設定する必要があります。すると、運転者の範囲や年齢条件を広げることになるため、保険料が高くなってしまいます。
しかし、運転免許証を持っていてるけれど、あまり運転する機会がないという方は、「1日自動車保険」を活用すると、保険料を抑えることが可能です。
ただし、補償の対象となる車は、本人・配偶者・法人所有の車以外です。また、個人間での車の貸し借りのみに限定した自動車保険なので、レンタカーやカーシェアリングの車も対象外となります。
1日自動車保険とドライバー保険の違い
「ドライバー保険」は、車を所有していないけれど、他人の車を頻繁に運転する機会があるという方に向けた自動車保険です。記入被保険者が他人の車を借りて運転し、万が一事故を起こした際に補償を受けることができます。
では、「1日自動車保険」と「ドライバー保険」では、どのような点が異なるのでしょうか。以下の表で確認してみましょう。
このように、「1日自動車保険」と「ドライバー保険」では、契約期間や補償内容が異なります。「1日自動車保険」が1日単位で手軽に加入できるのに対し、「ドライバー保険」は1年更新型となっています。
「1日自動車保険」は、基本的に年齢条件の設定がなく、誰が契約をしても保険料は同じです。しかし、「ドライバー保険」は等級制度や、年齢が21歳未満か21歳以上かによって保険料が変わってきます。
そのため、他人の車を運転して出かけることが多い方は、「1日自動車保険」よりも「ドライバー保険」への加入をおすすめします。
1日自動車保険の概要は?
こちらでは、保険会社大手3社が提供している「1日自動車保険」の概要を確認していきましょう。「1日自動車保険」は、基本的に3つのプランから選択をすることが可能です。
ちょいのり保険(東京海上日動火災保険)
東京海上日動火災保険の「ちょいのり保険」は、1日(24時間)500円から加入できます。実家に帰省する際に親の車に乗る方や、友人と運転を交代する機会がある方にぴったりです。
乗るピタ!(損害保険ジャパン株式会社)
損害保険ジャパン株式会社の「乗るピタ!」は12時間から加入できる自動車保険です。直ぐに申し込みが可能なので、友人と車で買い物に行く際などに活用できます。
1DAY保険(三井住友海上火災保険株式会社)
三井住友海上火災保険株式会社の「1DAY保険」は、リピートすればするほど割引率がアップする自動車保険です。2回目から割引が適用されるため、親や友人から車を借りる際に便利です。
このように、「1日自動車保険」は、自分のライフスタイルに合わせてプラン設定ができる自動車保険です。
「1日自動車保険」は、車両補償あり・なしを選択することが可能で、1回の申し込みで最長7日間まで加入できます。日帰り旅行や泊りがけの旅行など、用途に合わせて変更することが可能です。
また、保険会社によっては、「自動車保険無事故割引」などの独自の割引が適用される場合があります。ただし、割引率は等級によって変わってきますので、詳しくは各社の公式ホームページを確認してみましょう。
1日自動車保険に加入する際の注意点
「1日自動車保険」は、運転日当日に加入できるものと、そうでないものがあります。
「車両補償なし」のプランは、運転する日に直ぐに加入手続きが可能です。
しかし、「車両補償なし」のプランは、利用開始日が申し込みから7日以内の場合は加入できません。そのため、「車両補償なし」を希望する方は、利用開始日の7日前までに手続きを済ませるようにしましょう。
1日自動車保険の加入方法
「1日自動車保険」は、ローソンやファミリーマートなどのコンビニ、パソコン、スマートフォンから簡単に加入手続きが可能です。
インターネットで手続きをした場合は、各携帯会社の携帯料金との合算や、クレジットカードで支払いができます。
また、インターネットで事前予約をした後に、コンビニへ行って現金で支払う方法もあります。そのため、クレジットカードがない方でも安心して加入できます。
まとめ
「1日自動車保険」は、自身のライフスタイルに合わせ、プランが選択できる自動車保険です。
中でも、東京海上日動火災保険が提供する「ちょいのり保険」は、1日(24時間)500円から補償が受けられます。加入方法も簡単で、コンビニやインターネットから直ぐに手続きができます。◆東京海上日動の「ちょのり保険」
ただし、「車両補償あり」を選択した場合は、運転日の7日前までに手続きをする必要があります。「車両補償なし」と比べ、運転日に直ぐに加入することが不可能なため、余裕を持って申込みをするようにしましょう。
(学生の窓口編集部)
監修協力:飯田道子
ファイナンシャル・プランナー(CFP)、海外生活ジャーナリスト。銀行勤務を経て、96年にFP資格を取得。各種相談業務やセミナー講師、執筆活動などを行っている。海外移住にも対応しており、特にカナダや韓国への移住相談や金融・保険情報を得意としている。
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