自動車保険の長期契約とは? メリット・デメリットを解説
自動車保険の契約は、通常は1年間が一般的ですが、中には契約期間が3年を超える「長期契約」と呼ばれるものがあります。保険へ加入する際は、この契約期間も考慮して保険会社を選択することが大切です。今回は、自動車保険の長期契約におけるメリットやデメリットについて解説します。
自動車保険の長期契約とメリット
自動車保険の長期契約とは、保険の契約期間が、3年間や7年間(一括払いの場合)など、長期間のものを指します。保険の加入を考えている人は、割引などが受けられる長期契約を、検討している方も多いのではないでしょうか?以下が自動車保険の長期契約におけるメリットとなります。
等級ダウンの値上がりを抑えられる
例えば、事故を起こした場合、1年間契約であれば、通常は翌年度に3等級下がることとなります。一方で、長期契約であれば保険期間の3年間は、3等級下がることなく、現在の等級を維持することができます。
一括払いを選択すれば保険料の割引が受けられる
保険会社によっては、長期契約を一括払いにすることで、保険料の割引を行っている会社もあります。まとめて支払うことが可能な場合には、一括払いを選択すると、保険料がいくらか差し引かれます。
1年ごとの継続手続きの手間が省ける
長期契約では、1年ごとの継続手続きの手間を省くことができます。手続きが面倒な場合には、長期契約がおすすめです。
長期契約のデメリット
次に自動車保険の長期契約のデメリットを解説します。
長期契約中の保険利用により、保険料が大幅に上がる可能性がある
長期契約期間中は等級が下がりません。しかしながら、契約期間内に事故などによって保険を複数回利用すると、次回の保険料が大幅に値上がりしてしまうこともあります。長期契約で、補償を複数回利用した場合は、保険料が上がる可能性も考慮して、契約の更新を行わなければなりません。
契約期間中は、保険料を安くできない場合もある
グリーンからブルー、ブルーからゴールドなど、更新によって免許の区分が変更になる場合、1年間契約では翌年度からの保険に免許の区分が適用され、保険料を安くすることが可能です。しかし、長期契約では保険料が既に確定しているため、契約期間中は保険料を変更できません。
まとめ
長期契約だからお手頃だと、一概に言えるものではありません。契約者はさまざまな面を考慮しながら、自動車保険の契約期間を選択しなければなりません。長期契約のメリットやデメリットを理解し、自分にとってベストなものを選んでいくことが大切です。
(学生の窓口編集部)
監修協力:飯田道子
ファイナンシャル・プランナー(CFP)、海外生活ジャーナリスト。銀行勤務を経て、96年にFP資格を取得。各種相談業務やセミナー講師、執筆活動などを行っている。海外移住にも対応しており、特にカナダや韓国への移住相談や金融・保険情報を得意としている。
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