自動車保険の長期契約とは? メリット・デメリットを解説 3ページ目
学生ならライフスタイル次第で契約期間を決めるのがベター
学生の皆さんが新たに自動車保険を契約するなら、車の使い方によって契約期間を決めていくのがおすすめです。
ほんのアドバイスではありますが、ライフスタイルによってどちらの契約が適しているのか紹介していきますので、参考にしてみてくださいね。
長期契約を利用するのがお得なパターン
長期契約がおすすめなのは、親御さんと同居している・車を共有しているなどで、すでに代理店型の自動車保険に加入している場合。
代理店型の保険でしばらくは乗り換えることを想定していないのなら、次回の更新から長期契約に切り替えることで、保険会社によっては割引を受けることができるでしょう。
更新の手間も少なくなりますので、親御さんが代理店型の自動車保険を契約しているなら提案してみてはいかがでしょうか。
また、特に同居している場合は子どもが運転初心者だったとしても親御さんの等級を引き継ぐことができます。
セカンドカー割引などの制度も利用できることもあり、すでに家族が代理店型の保険に加入しているのなら、それに便乗して長期契約してみるのもおすすめですよ。
1年契約がお得なパターン
逆に、親御さんの自動車保険の恩恵を受けられない場合は、ネット型自動車保険の1年契約がおすすめ。
単純に保険料の面で見ると、ネット型のほうが安価なことが多いからです。
自動車保険は若年層の方が事故を起こすリスクが高いと見られているため、高額になる傾向があります。
他のジャンルではよく聞く「学割」も自動車保険には残念ながら存在していないことを考えると、「できる限り安く済ませたい!」という場合はネット型保険で1年契約にするのがベター。
まとめ
長期契約だからお手頃だと一概に言えるものではない、ということは伝わったでしょうか。
契約者はさまざまな面を考慮しながら、自動車保険の契約期間を選択しなければなりません。
長期契約のメリットやデメリットを理解し、自分にとってベストなものを選んでいくことが大切です。
(学生の窓口編集部)
監修協力:飯田道子
ファイナンシャル・プランナー(CFP)、海外生活ジャーナリスト。銀行勤務を経て、96年にFP資格を取得。各種相談業務やセミナー講師、執筆活動などを行っている。海外移住にも対応しており、特にカナダや韓国への移住相談や金融・保険情報を得意としている。 HPはこちら
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