面接でその企業の株主であることを告白してもいい?

面接でその企業の株主であることを告白してもいい?

2015/05/14

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就活生の皆さんの疑問・質問を解消するため、Q&A方式でさまざまな就活の悩みにお答えします。今回は、「面接でその企業の株主であることを告白してもいい?」という疑問です。キャリアカウンセラーの瀧本博史さんにお聞きしました。

Q. 子供の頃から憧れている企業の面接を受けます。この企業が好き過ぎて株も少量保有しています。面接の時に株主であることを告白してもいいものなのでしょうか。

A.

子供の頃から憧れている企業の面接を受けられる時がきたのですね。
あなたにとっては夢がかなう瞬間が訪れたのかもしれませんね。

ただ、採用するにあたり、どの企業も応募者に対しての選考は公平に行いたいものです。

企業に出資している株主はその企業が発展することを願って出資しています。
特に個人の株主では、その会社に「頑張ってほしい!」と応援したい気持ちをこめて出資をしている方がいらっしゃるのも事実です。

ここで、あなたが個人として応援しているその行動をどうして面接の時にする必要があるのかを考えてみましょう。
あなたが株主であるということは入社した後に言ってもいいと思いますし、ずっと言わなくてもいいと思います。
例えば、子供の頃からファンのプロ野球チームがあって、そこのオーナーとなっている会社の株を持っていることを、今誰かに言うことと10年後に誰かに言うことには何か変わりがあるでしょうか。

もし、あなたが採用担当者として、採用面接の場で株主であることを応募者から言われたらどのように感じるでしょうか。
「わざわざこの場で言うということはどんな意味があるのかな?」
と考えてしまったり、
「『出資している』ということで、採用を要求されている?」
と考えてしまったりするのではないでしょうか。
こんなふうに思われてしまったらあなたにとっては不利な状態が訪れますね。

受け取った発言内容によって人の心がどんなふうに動いていくのか、それは誰にも分かりません。あなたがした発言に対して、「それほどまでに会社のことを思ってくれている」と、面接担当者が必ずこのようにポジティブに受けとめてくれるという保障など、どこにもないのです。

加えて、メディアやSNSが発達した今の時代、ウワサだけでも企業は大きなダメージを受けることがあります。
後から株主であることを理由にあなたの選考を有利にしたとでも言われたら、その企業はどうなってしまうのでしょうか。
そして、面接担当者はそのようなダメージをもたらすかもしれない可能性を持った応募者を選考で有利に進めようとするでしょうか。
株主はその会社の発展のために出資をしていて、出資額に応じてその配当を受け取る権利と発言の権利を持ちます。
あなたが入社前に「株主である」と言うことは、あなたは配当以外にも会社から給料を受け取りたいと宣言していると解されるかもしれません。

今回はあなたが小さい頃から憧れている企業の面接です。
その企業の未来を考え守っていくためには、あなたが面接時にどのような発言をすればいいのか、もうお分かりですよね。
企業側の立場から考えれば、株主に対してトラブルが起こりそうな心配を持たずに、気持ちよく出資をしてもらいたいとあなたは思いませんか。


瀧本博史さんプロフィール(http://profile.ne.jp/pf/office-takimoto/)

オフィス瀧本 心理&キャリアカウンセラー。17年間学校法人で新卒の民間企業および公務員試験の筆記・面接対策指導を行い、就職講演や内定者向けセミナーなどを実施。また、職業訓練校ではキャリア研修担当講師とジョブカードの作成を担当。公共機関では職業紹介と相談員としてメンタル・ケアとキャリア・カウンセリングと紹介業務を行い、職業理解のためのセミナーや自治体主催の合同企業説明会の相談員などの業務を行っている。

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