【新宿ゴールデン街は、昭和の香りが残るディープな街】はじめての「新宿ゴールデン街おどおど」#あつまれ!_おどおど学生。

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「昭和」も遠くなりまして、昭和を感じさせるレトロなコアエリアが人気となっています。大学生読者の皆さんの中にも行ってみたいと思う人がいらっしゃるでしょう。本シリーズ記事では、全国各地のディープスポットをご紹介しています。

今回は世界的にも人気な「新宿ゴールデン街」です。

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そもそも「ゴールデン街」とは?

ゴールデン街は歌舞伎町の横、花園神社のすぐ隣にあるエリアです。

ゴールデン街を初めて訪問するとぎっしりとひしめき合ったお店の密集具合に驚くでしょう。ゴールデン街の建物は「2階建ての長屋」のような集合住宅スタイルとなっており、お店はカウンターに6-8人が座ればいっぱいというものばかりです。

このような街は世界的にも珍しく、そのため現在では外国人に人気の観光スポットともなっています。大学生の皆さんは、なぜこんな古い建物が今に残っているのかと不思議に思われるかもしれません。

ゴールデン街の起源は闇市にさかのぼる

上から見たゴールデン街。低層住宅が密集しているのがお分かりになるでしょう。

そもそもゴールデン街は戦後の闇市にその源流があります。第二次世界大戦で焼け野原となった東京でしたが、人々の生きるための努力は焼け跡の中でも旺盛でした。1945年(昭和20年)には闇市「新宿マーケット」(新宿駅東口に位置しました)ができます。その後、新宿マーケットから「竜宮マーケット」に名前を変え、一杯飲み屋が集まる地になっていたのですが、1949年(昭和24年)にはGHQから露店取払い命令が出ます。

この命令によって、一杯飲み屋は旧三光町に移動し、これがゴールデン街の基礎になりました。現在はすっかりビルの谷間になっていますが、この当時は(新宿は米軍の空襲で焼け野原になりました)、すすき野原だったそうです。

その後、売春防止法(1956年)ができた後はバー、飲み屋が軒を連ねる、現在に直結する街になります。土地の権利がややこしいために、再開発、バブルの時代も乗り越えてゴールデン街は存続し、現在に至ります。

ゴールデン街が時代を超えて昭和の雰囲気を今も残しているのは、このような時代の荒波を乗り越えてきたからです。

⇒『新宿ゴールデン街商店街振興組合』 http://golden-gai.tokyo/

⇒『新宿三光商店街振興組合』 http://goldengai.jp/

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ゴールデン街の楽しみ方は?

現在では、若い世代、外国人観光客も訪問するゴールデン街ですが、往時は、作家、詩人、演劇人などコアな人々が夜な夜な集う特殊な空間でした。「文壇バー」「ゲイバー」「ボッタクリバー」の3タイプの飲み屋しかない、なんていわれたほどです。

また、昔は一見(いちげん)さんお断りなんて店が多かったですが、現在では一見さんを温かく迎えてくれるお店が増えています。若い世代が新しくゴールデン街でお店を開くこともあり、そのようなニューカマー店では若い人たちが楽しく飲んでいます。

往時の熱を残す店もあり、今もそこではコアな議論が戦わされていたりします。いきなりそのようなお店に飛び込むと面食らうでしょうが、このディープさもゴールデン街の魅力なのです。

そもそもお店が狭いからですが、ゴールデン街の魅力はこぢんまりとしたアットホームさです。「仲間感」「一体感」あるいは「共犯者感覚」といえば分かっていただけるかもしれませんが、なじみのお店ができるととても心地よく飲むことができるのです。「このお店があって良かったなぁ」としみじみ思えるというのはゴールデン街の魅力です。

解決!! 新宿ゴールデン街おどおど

ゴールデン街は、昭和のちょっと危ないコアなエリアの雰囲気を色濃く残しています。筆者もずいぶん昔に先輩編集者に連れられ、初めて訪れたときには「これでオレも業界の一員になった」と、少し晴れがましい気分になったものです。もちろん「ちょっと行ってみよう」と観光感覚で訪れてもOKですが、もし可能なら行きつけの店を持つ先輩や先生に連れて行ってもらうことをお勧めします。きっと秘密結社の一員になったような不思議な感覚を味わうことができるでしょう。

文:高橋モータース@dcp
編集:学生の窓口編集部

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