コロナ禍のわたしたちにできること ~福島大学 沼田大輔ゼミでの取り組み~
※本記事内の写真は撮影時のみマスクを外して撮影を実施しています
ゼミの概要
廃棄物についての研究をなさっている沼田大輔先生のもと、週1~2回活動を行っています。
私たちは現在、下記二点について研究を行っています。
1:食品ロスを減らそうと思うメッセージ
2:人と告知物がペットボトルの捨てやすさ・分別に与える影響
もともと、2020年の東京オリンピックの際に福島市役所と合同で行われる予定であった「東京2020大会コミュニティライブサイト in 福島市」というイベントで研究してきた取り組みを実施する予定でした。
しかし、コロナウイルスの感染拡大に伴い、イベントは中止となりました。2020年から2021年にかけて状況が二転三転しましたが、そのような状況下でも研究を続けてきました。次に研究として行っていることを紹介していきたいと思います。
トピックス(1)食品ロスを減らそうと思うメッセージについての研究
食品ロスにおける研究として食品ロスを減らそうと思うメッセージについて調査しています。
研究の経緯として、大学が所在する福島県が全国平均と比べて、1人1日あたりのごみの排出量が1.2倍であるという現状がありました。そのうち家庭ごみの排出量が多く、中でも可燃ごみ、特に食品系のごみが多いことから着目しました。当初は2019年から進めていた企画を「東京2020大会コミュニティライブサイト in 福島市」で、実行する予定でしたが、コロナウイルスの感染拡大に伴い、予定していたことは白紙となりました。
そこで、実施予定であった企画から一部抜粋し、アンケートをもとに食品ロスを減らそうと思うメッセージについて調査しています。
トピックス(2) 人と告知物がペットボトルの捨てやすさ・分別に与える影響についての研究
人と告知物がペットボトルの捨てやすさ・分別に与える影響について研究しています。
研究の経緯としては、先輩方がリユース食器を用いた調査を行い、福島県のごみ減量のきっかけのために、「東京2020大会コミュニティライブサイト in 福島市」でのリユース食器の活用を考えていました。しかし、コロナウイルスの感染拡大により、当初予定していた企画の実施は難しくなり、その中でもエコステーション(ごみ捨て場)の管理運用を任されていたため、そこに関連した研究が出来ないかと模索しておりました。
模索した結果、ペットボトルの分別であれば研究しうると考え、テーマを人と告知物がペットボトルの捨てやすさ・分別に与える影響として調査を始めました。
トピックス(3) 環境経済学合同ゼミ
私たちは毎年夏ごろに環境経済学合同ゼミを行っています。
環境経済学合同ゼミとは、他大学と合同で日ごろから研究していることについて発表を行う場となっています。例年は合宿という形で行い、発表以外の時間も交流を深めることが出来るイベントとなっていました。
しかし、コロナウイルスの感染拡大に伴い、今年は12月にオンラインでの開催となりました。
サークル紹介
沼田大輔ゼミとは
私たち沼田大輔ゼミは4年生10名、3年生8名、2年生6名で活動しております。環境経済学を学生に教え、ご自身では廃棄物を中心に研究されている沼田大輔先生のもとで楽しく活動しています。
メンバー紹介
執筆者
三浦琳斗
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