AICHIの子どもたちにSDGsを広めたい! ~愛知教育大学学生団体SAGA(サーガ)の取り組み~
私たちの活動目的・活動目標
私たち愛知教育大学学生団体SAGA(サーガ)は、SDGsの普及・啓発を教育面から推進していこうと考え、 2020年4月に設立しました。SAGAの名前はSDGsのS、愛知教育大学の略称AUEのA、GlobalとLocalを組み合わせたGlocalのG、ActionのAが由来になっています。
メンバーは学部1年生から大学院生までのおよそ30名が所属しています。SAGAの主な活動は、子どもたちが体験や遊びを通してSDGsを楽しく学習できる教材の開発や、それらの教材を体験してもらったり、知ってもらったりするためのイベント出展です。
トピックス(1) SAGAが開発した教材
私たちSAGAは日々様々な教材を開発しています。例えばトランプのババ抜きや神経衰弱を応用させた、『バイオミミクリートランプ』です。 バイオミミクリーとは、生物を意味する「バイオ」と模倣を意味する「ミミクリー」を合体した言葉で、自然界の動物や植物の仕組みから学んだことを技術開発に活かすことをいいます。
突然ですが、皆さんはヨーグルトが付きにくい加工がされたふたをご存じですか。実は、このヨーグルトのふたがバイオミミクリーの一例なのです。これは、池などによく見られるハスの葉の構造をもとに作られています。ふたについたヨーグルトを食べるのも楽しくてよいと思いますが、ふたにつかないことで手が汚れなくなるのは便利ですよね。
バイオミミクリートランプでは、「ハスの葉」と「ヨーグルトのふた」のように、自然界の仕組みとそれに対応した技術が同じ番号で割り振られており、それらをそろえるようにババ抜きや神経衰弱をして遊びます。 バイオミミクリートランプを体験してもらうことで、様々な生き物が自分たちの身の回りの生活を豊かにする技術として役立っていることに気づかせます。
そして、生物多様性への理解やSDGsの9番目の目標にある「産業と技術革新の基盤をつくろう」、15番目の目標である「陸の豊かさも守ろう」について考えることができると思っています。
トピックス(2) これまでのイベント出展について
私たちSAGAは、多くの子どもや大人たちに開発した教材を体験してもらい、SDGsについて知ってもらうため、様々なイベントに出展してきました。
昨年度は、愛知教育大学で行われた「科学・ものづくりフェスタ」、愛知県事業である「Let’s エコアクション in AICHI」において、親子で訪れた参加者向けに開発した教材を紹介し、実際に教材を体験していただきました。多くの参加者が楽しみながらSDGsを学習している様子が見られました。
さらに、2021年2月には「SDGs AICHI EXPO 2020」では、これまでの活動の成果発表し、「第10回愛知学長懇話会SDGsリレーシンポジウム」においては最優秀賞をいただきました。
さいごに
今後のSAGAの活動
私たちSAGAは引き続きSDGsを楽しく学習できる教材づくりとイベント出展を行い、いろいろな人にSDGsを知ってもらう活動をしていこうと考えています。さらに、今後学校に出前授業をさせていただく活動を通して、より多くの子どもたちにSDGsを知ってもらう機会を作ろうと考えています。すでに出前授業のお話をいただいており、それに向けた準備も行っています。
HP
告知
SAGAの公式HP、Twitter、Instagramにて教材づくりの様子を投稿しています。気になる方はぜひチェックして下さい。また、イベント出展の様子なども今後投稿していく予定です。
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