【第一弾】大学生が外務省に聞いてみた! 「ジャパンSDGsアワードのこれまでを紐解く!」後編

編集部:ゆう
2020/12/11
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SDGsの達成に向けて、日本政府が主催する「ジャパンSDGsアワード」。2020年12月中には受賞者が決定しますが、その目的や審査方法などは広く知られてはいません。

そこで前回に続き、東洋大学の学生団体「TIPS」の皆さんが外務省国際協力局地球規模課題総括課の伊東孝将さんにインタビュー。アワードの審査方法や審査員の構成など、普段は見えない舞台裏に迫りました。

文:猿川佑
  写真:島田香
編集:学生の窓口編集部

ジャパンSDGsアワードって、どう審査してるの?

左より:東洋大学TIPS三浦さん、山本さん、山崎さん

山本さん:ジャパンSDGsアワードでは、どのように応募者の審査がなされているのですか?

伊東さん:応募いただいた企業や団体の活動を、ジャパンSDGsアワード選考委員会(SDGs推進円卓会議)で審査しています。

審査項目は5つあり、(1)普遍性、(2)包摂生、(3)参画型、(4)統合性、(5)透明性と説明責任。

この項目に沿って精査しています。審査項目や基準が見えないと、どう選んでいるんだろうと疑問に思われますよね。できるだけ透明性を確保し、どんな選び方をしているか、ということも公に説明しようと努めています。

山本さん:審査員の「SDGs推進円卓会議」は、どのような方たちで構成されているのでしょうか?

伊東さん:大学の先生もいますし、国際機関に所属する方もいます。NGOやNPOなどの市民団体や金融機関、経済界の方など、本当に多種多様なステークホルダー(関係者)に参加してもらっています。

三浦さん:構成員の年代は?

伊東さん:そこも配慮しています。若い人で30代、上は70代でしょうか。ジェンダーバランスも配慮していて、14人のメンバーのうち、5人は女性となっています。

政府が取り組む、SDGsやアワードの広報活動

外務省 国際協力局地球規模課題総括課 伊東孝将さん

山崎さん:SDGsやアワードの知名度を上げるために、どんな取り組みをしていますか?

伊東さん:知名度の向上は、私たちの大きな課題でもあります。すでにアワードの存在は企業や団体に一定程度浸透してきていると思います。でも、日本国民に広く知られているわけではありません。SDGsそのものの認知が広まってきているとは言え、まだまだ…。

外務省もSDGs専用のツイッターアカウントなどで情報発信していますが、SDGs推進本部には全省庁、全閣僚が絡んでいます。なので、例えば地方創生というテーマなら内閣府のプラットフォームにアクセスするなど、さまざまなアプローチを試みています。

円卓会議でも、市民社会のネットーワークで情報発信してもらったり、各団体のSNSで拡散してもらうなど、皆さんの協力を得ながら発信しています。最近は大学もSDGsに高くアンテナを張っていて、「SDGs宣言」を出したり、学校の指針にSDGsを取り入れたり、アワードの申請案件としても大学の応募は増えています。

三浦さん:僕たちTIPSも応募可能なんですか?

伊東さん:もちろん、できます。企業やNPO団体だけでなく、サークルや部活動など、日本に拠点がある団体ならどなたでもご応募いただけます。TIPSの皆さんも応募条件は満たしていますので、ぜひ、次回のアワードは応募をご検討ください!

TIPSメンバー全員:頑張ります!(笑)

アワードの仕組みは政府のオリジナル?

三浦さん:ジャパンSDGsアワードの仕組みは、日本政府のオリジナルですか? 他国にモデルケースなどがあったのでしょうか?

伊東さん:この取組はオリジナルで考えたものです。国連やメディアなど、いろんな場所でSDGsに関するアワードや賞レースが行われていますが、ジャパンSDGsアワードは政府が独自に作りました。

山本さん:アワード受賞者の取り組みが日本の市民生活に取り入れられたり、国の政策として用いられることもあるのでしょうか?

伊東さん:例えば、アワードの受賞者はSDGs推進本部から表彰されることで、SDGsのパイオニアとしての自覚を持ち、各地でSDGsについて講演したり、メディアで取り上げられたり、精力的に活動されています。

中には、業界への普及啓発に取り組まれている方もおり、その業界では多くの企業がSDGsに取り組み始めています。そういう意味では、受賞団体の取り組みは、市民生活にも広まっていると言えるかもしれません。

山崎さん:アワードでは、毎年重視するSDGsのターゲットを変えたりしているのでしょうか?

伊東さん:私たちが視点を変えるのではなく、応募案件にその年のトレンドが反映されているように思います。例えば去年は食品ロス削減推進法が施行されましたが、コロナの影響もあってか、やはりフードロスに関する取り組みは増えているように思います。また、日本政府が力を入れている、CO2削減や気候変動などに対する取り組みは常に多い印象ですね。

サークルプロフィール

東洋大学 TIPS

東洋大学 TIPS TIPSは『SDGs・ダイバーシティ×学生の成長』をテーマに活動する東洋大学の学生団体。SDGsとダイバーシティについて学び、広め、達成に貢献する活動を展開。ビジコンの企画・運営や、企業・NPO・他団体との連携、コンテストへの参加やイベントへの登壇などを通し、ひとりひとりの成長を目指して活動中。

東洋大学TIPSの公式HP

東洋大学TIPSのTwitter@TOYO_TIPS

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家族との時間がなにより一番大事!!お酒と音楽とオーディオが大好きな、フィフ(気分はお兄さん)です。

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