【第一弾】大学生が外務省に聞いてみた! 「ジャパンSDGsアワードのこれまでを紐解く!」前編

編集部:ゆう

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「SDGs」を広く普及・促進するため、現在さまざまな取り組みが行われています。日本政府が主催する「ジャパンSDGsアワード」は、先進的な取り組みでSDGs達成に貢献する企業や団体を表彰。日本でもっとも権威のあるSDGsアワードとして、毎年その結果に大きな注目が集まっています。

しかし、「ジャパンSDGsアワード」がどのような目的で実施され、どのように運営されているのかは、意外に知られていません。そこで今回は東洋大学の学生団体「TIPS」のメンバーが外務省を訪問。国際協力局地球規模課題総括課で勤務する伊東孝将さんにお話をうかがいました。

文:猿川佑
  写真:島田香
編集:学生の窓口編集部

■参加メンバー

【外務省】国際協力局地球規模課題総括課 伊東孝将さん

【東洋大学 TIPS】三浦央稀さん(経済学部4年生)

山本亜美さん(経済学部2年生)

山崎 翼さん(情報連携学部1年生)

ジャパンSDGsアワードって何? その目的は?

TIPSメンバー全員:今日はよろしくお願いします!

伊東さん:よろしくお願いします。さっそくですが皆さん、学校でSDGsという言葉を耳にする機会はありますか?

三浦さん:そうですね、今年になってから聞く機会は増えた気がします。2年半前にTIPSが活動を始めたばかりの頃はほとんど聞こえませんでしたが、今年からは大学もSDGsに力を入れるようにもなって、少しずつ変わってきていると思います。

伊東さん:素晴らしいですね。皆さんの活動が学校を動かしたのかもしれませんね。SDGsは今年度から小学校で、来年度からは中学校でも本格的に授業で扱われるようになります。また、多くの高校や大学でも授業や部活動、研究活動に取り込まれており、今や学校でSDGsを扱うことが普通になってきています。これから社会に出る皆さん世代では、SDGsを知っていて当たり前になるかもしれません。

私が学生だった頃は、SDGsの前身の「MDGs(ミレニアム開発目標)」がありましたが、恥ずかしながらそんな言葉を耳にしたこともありませんでした(笑)。そういう意味では、SDGsは今までにないほど広まっています。これまでの国際目標は国連や各国政府が主導だったのに対して、SDGsは学生の皆さんや民間企業、地方自治体など、様々なステークホルダーを巻き込んでおり、そういった点が今まで見られなかった新しい要素だと思います。

三浦さん:それは大きな変化ですね。ジャパンSDGsアワードのような取り組みによる成果でもあると思いますが、アワードを知らない学生にもわかりやすいよう、改めてその内容をご紹介いただけますか?

伊東さん:まず、政府は2016年に「SDGs推進本部」を立ち上げました。総理が推進本部長、内閣官房長官と外務大臣が副本部長、他の全閣僚が構成員となっています。2回目の会合では、政府のSDGs達成に向けた全体的な指針を示した「SDGs実施指針」を策定しました。この指針に基づき、取り組んできましたが、取り組みを進める上で「SDGsという存在があるのはわかるが、これを達成するために、具体的に何をすればいいのかがわからない」という声がありました。

そこで、アワードを立ち上げ、実際に日本国内で先進的な取り組みをしている企業や団体を表彰し、「こういう取り組みがあるんだ!」と知ってもらえるよう、“見える化”を狙いました。今年で4回目の開催になります。ちょうど今、応募のあった団体を審査している最中です。

回を重ねるごとにレベルアップするオリジナリティ

三浦さん:これまでの受賞者たちの取り組みの中で、特に印象的だったものを教えていただけますか?

伊東さん:多々ありますが、回を重ねるごとに取り組みにもどんどんオリジナリティが出てきた印象です。例えば、第1回は自治体や大企業の受賞が目立ちましたが、2回目はフードロス問題に取り組むフードエコロジーセンターや、地方銀行で初めてSDGsに関する融資商品を扱った滋賀銀行、中高生が中心となって海ゴミ問題の啓発行動を行っている山陽女子中学校・高等学校の地歴部などが受賞しました。

第3回で特別賞を受賞した大牟田市教育委員会は市を挙げてSDGsに取り組んでいますね。また、商店街として初めて「SDGs宣言」を出した北九州市小倉の魚町商店街が本部長賞を受賞するなど、今は規模に関わらず、着実に多種多様な方々がSDGsに取り組んでいると実感しています。国連では、2030年まで10年間を「行動の10年」と位置づけていますが、いい流れはできていると思います。

三浦さん:「行動の10年」というのは?

伊東さん:SDGsが採択されてから、この5年でいろんな進展はありました。でも、まだ課題もたくさんあります。どんどんアクションを起こさなければ、あと10年でのSDGs達成は難しいでしょう。

そこで今年から「どんどん行動に移そう」という段階に入り、「認知」の段階から「行動」の段階へとフェーズも変わったんです。まだ今年のアワードの受賞団体は決まっていませんが、どんな団体、取り組みが出てくるか楽しみです。

【後編に続く】

サークルプロフィール

東洋大学 TIPS

東洋大学 TIPS TIPSは『SDGs・ダイバーシティ×学生の成長』をテーマに活動する東洋大学の学生団体。SDGsとダイバーシティについて学び、広め、達成に貢献する活動を展開。ビジコンの企画・運営や、企業・NPO・他団体との連携、コンテストへの参加やイベントへの登壇などを通し、ひとりひとりの成長を目指して活動中。

東洋大学TIPSの公式HP

東洋大学TIPSのTwitter@TOYO_TIPS

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