出先などで通信容量を気にせずスマホを使いたい場合は、フリーWi-Fiを活用するのがお勧めです。ホテルやコンビニなど、さまざまな場所でフリーWi-Fiを導入しているので、うまく利用すればほとんど通信容量を使わずに済むかもしれません。しかし、「フリーWi-Fiは危険」と指摘する声もあります。今回は、セキュリティーソフト『ウイルスバスター』を展開する『トレンドマイクロ株式会社』協力の下、フリーWi-Fiを安全に使う方法をご紹介します。

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フリーWi-Fiで起こるトラブルとは？

まずは「フリーWi-Fiで起こるトラブル」を『トレンドマイクロ』に聞いたところ、「フリーWi-Fiの中には暗号化されていないものがあります。暗号化されていないフリーWi-Fiでは、通信内容が簡単に解析されてしまうので、メールの内容を盗み見されたり、個人情報が流出したりといった危険性があります」とのこと。

暗号化されていない通信は「全く守るものがない状態」なので、簡単に情報が盗まれてしまうのです。そのため、知らずに暗号化されていないフリーWi-Fiを利用して、トラブルに巻き込まれてしまう可能性があります。

正規のWi－Fiになりすましているパターンも

『トレンドマイクロ』によると「カフェや飲食店などが提供しているフリーWi-Fiスポットになりすましているパターンもある」とのこと。Wi-Fiの名前を正規のものに見せかけることで、安全だと思って接続した利用者の個人情報を盗み取る、ものです。

なりすましの一番厄介な点は、「正規のフリーWi-Fiに巧妙になりましたものを見破ることは困難」なことです。『トレンドマイクロ』からは「フリーWi-Fi利用時には、できるだけ個人情報や機密情報のやり取りは控えるべき」とアドバイスがありました。

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フリーWi-Fiを安全に使うには？

フリーWi-Fi利用する際、どのようなことに注意すればいいのでしょうか？ 『トレンドマイクロ』によれば、「まずは暗号化されているフリーWi-Fiのみを使うようにしましょう。店舗のフリーWi-Fiを使う場合は、店内の掲示などを確認して、正規のネットワーク名のものか確認して使うようにしましょう」とのこと。

フリーWi－Fiの安全性を確認する方法として、「セキュリティー企業が提供しているアプリ」の利用が挙げられます。例えば、『トレンドマイクロ』では『フリーWi-Fiプロテクション』というアプリを提供しています。フリーWi－Fi接続時に「安全性をチェックしてくれる」ので、危険なWi-Fiに接続したときには、自動でVPN接続（通信内容を暗号化する接続方法）して、盗み見や個人情報の漏えいを防ぐとのこと。

⇒『フリーWi-Fiプロテクション』  https://www.trendmicro.com/ja_jp/forHome/products/fwp.html

出先などでフリーWi-Fiを利用することが多い人は、こうした「安全にフリーWi－Fiを使うためのアプリ」を利用しましょう。また、スマートフォンの「Wi-Fi接続」を常にONにしているのも避けましょう。意図しないまま、危険なフリーWi-Fiに接続してしまう可能性があります。

解決!!「フリーWi-Fi」おどおど

『トレンドマイクロ株式会社』協力の下、フリーWi-Fiを安全に使う方法をご紹介しました。フリーWi－Fiを利用すれば、外でも通信量を気にせずに動画や音楽が楽しめますが、安全を確認せずに使うと危険です。「あまり意識していなかった」という人は、思わぬトラブルに巻き込まれないためにも、今後は「安全なフリーWi-Fiなのか」を意識して使うようにしてください。

文：大西トタン＠ｄｃｐ
編集：学生の窓口編集部

取材協力：トレンドマイクロ株式会社
https://www.trendmicro.com/ja_jp/forHome.html

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