【中山間地域を特産の”ゆず”で盛り上げよう】周南公立大学地域ゼミ(寺田ゼミ、羽田ゼミ)
地域ゼミ(寺田ゼミ、羽田ゼミ)とは
周南公立大学「地域ゼミ」は地域課題をテーマとした課題解決型学習(PBL)を通じて「課題対応能力」の獲得を目指す2年次科目として2014年度より開講されています。このうち寺田ゼミ(前期)・羽田ゼミ(後期)は、2018年3月に締結された「下松市及び徳山大学の連携協力に関する協定」に基づいて、山口県下松市にある米川地区を舞台に中山間地域が抱える問題に取り組んでいます。
下松市の中山間地域である米川地区は少子高齢化が進みコミュニティの維持が課題となっています。また、農林業の担い手も減少しており耕作放棄地が増加しています。一方で、ボランティアグループによる休耕田でのゆず栽培活動等の地域おこし活動が行われ、また市の水源地となるダム湖やその周辺の河川・山林など優れた自然景観を擁するなど魅力にあふれた地域でもあります。
寺田ゼミ・羽田ゼミでは、この米川地区で耕作放棄地となっていた畑を地域の方のご厚意で一部使わせていただいており、この畑を拠点にして米川ゆずの会や下松市役所のご協力のもと中山間地域の問題について考え活動しています。具体的には、景観保持活動や地域資源を活かしたイベント等の実施、SNSによる地域情報発信を行っています。
トピックス(1) 米川のゆずを使った「ゆず味噌づくり体験会」の開催
地域ゼミでは、山口県下松市米川でゆずの収穫体験や地元のゆずを使用した「ゆず味噌」をつくる体験会を開催しています。昨年の11月にも「ゆず味噌づくり体験会」を開催しました。この活動は学生だけでなく地域の方々にもご参加いただき、実際にゆずの収穫やゆず味噌づくりを体験することで、米川の特産物ゆずについて知っていただく機会づくりや地産地消について考えることにつながると考えます。またそれはSDGsの目標15「陸の豊かさも守ろう」に当てはまります。
トピックス(2)米川地域の清掃活動
私たちが活動を行っている米川地域には、滝の口河川公園や米泉湖などといった自然豊かな観光スポットがあり、多くの人が訪れます。このような利用者の多い施設や道路沿いなどの清掃を定期的に行うなどの景観保持活動を行ない、訪れた人に気持ちよく利用して頂けるようにしています。これは、SDGsの目標11「住み続けられるまちづくりを」を推進する活動として当てはまります。
トピックス(3) 農作業体験
現在、地域ゼミでは米川地域で耕作放棄地の活用等の観点から、地域で使われていない畑を貸していただき、農作業の体験実習をしています。地域の方や本学教員の指導のもと学生で畑を耕し、種を植え、収穫するまでを授業の一環として体験しました。この活動は目標15「陸の豊かさも守ろう」につながる活動だといえます。
トピックス(4) 七夕飾りの設置、特産品を使った商品開発
地域ゼミでは、清掃活動や農業体験の他にも七夕飾りを設置したり、特産品のゆずを使った商品を新たに考え、フリーマーケットでの販売を行ったりするという活動も行いました。この活動以外にも中山間地域(米川地域)の活性化のために企画を考え様々な活動を行っています。
トピックス(5) 大学での活動報告
地域ゼミでは、授業で行った活動をプレゼンテーション、ポスター等の資料にまとめ大学内外へ向けて活動報告を行っています。また、SNSを活用して米川の風景や地域ゼミの活動の様子も発信しています。
サークル紹介
周南公立大学「地域ゼミ」とは
周南公立大学「地域ゼミ」は地域課題をテーマとした課題解決型学習(PBL)を通じて「課題対応能力」の獲得を目指す2年次科目として2014年度より開講されています。ボランティアやコンテンツ制作、商品開発、イベント実施など多様な内容で30弱の講座が開かれています。2016年度入学者より2単位必修、2021年度入学者より4単位必修とし、年を追うごとに規模・内容ともに充実しています。
メンバー紹介
周南公立大学 経済学部現代経済学科 中田きらら
HP
Instagram:「勝手に米川移住させ隊」
HP:周南公立大学地域ゼミ
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