就活のヘアスタイルについて、ショートヘアの場合は結ぶことができないぶん、ヘアアレンジをどうするべきなのか悩みますよね。また、ショートヘアと一口に言ってもボブ、ベリーショート、前髪をきっちりと揃えたマッシュショートなど様々なスタイルが浸透しています。
そこで、就活の選考で面接官に好印象を与えられるショートヘアのアレンジ方法を、雑誌や広告で活躍中のヘアメイクアップアーティスト江頭亮子さんにお伺いしました。
1.就活ショートヘアで一番大切なのは清潔感
ショートヘアはまとめ髪ができないので、ロングヘアやミディアムヘアに比べて、きちんと感を出しづらいのが悩みどころ。髪の毛が短いとどうセットして良いかわからない人も多いようですが、まず、大事にするべき点は清潔感です。サイドは耳を出したほうが顔に髪がかかりません。面接でお辞儀をしたとき、前に髪が落ちてこないことが重要です。
顔周りの毛がすぐに落ちてくる場合はピンで固定しましょう。ただし、使用するピンの数は少ない方がスマートに見えます。直毛すぎてセットしづらい人は、就活の間だけ自然なパーマをかけてセットしやすくするのも一つの方法です。
2.就活ショートヘアのポイントは前髪!
前髪が目にかかってすだれのようになると、表情が暗く見えて印象が悪くなってしまいます。前髪がある人は、眉毛が見えるようにヘアワックスで斜めに流して眉毛を見せるようにしましょう。前髪が長い人は耳にかけてすっきりと。耳にかけられない人は、ピンで固定するなどして顔にかからないようにしてください。
就活のショートヘアでおすすめなのが、後頭部を丸くきれいに見せるヘアスタイルです。後頭部がペッタリとしていると貧相に見えてしまいますが、丸く立体的なシルエットを出せるときちんとセットしていることが伝わり、清潔感やまとまりの良さが際立ちます。段を入れたりすいたりしたショートヘアよりアホ毛やおくれ毛も出づらいはず。カットの技術で立体感が出やすいようにすることも可能なので、美容室で相談してみるのもいいでしょう。
ショートヘアも様々なスタイルが流行しています。サイドを刈り上げるといったヘアスタイルなどもありますが、そのような個性的な印象を与えるスタイルは、面接官から違和感を持たれる可能性もあります。例えばアパレルなどの企業でファッション性や個性を強くアピールする必要がる場合は別ですが、志望企業へのアピールに必要なヘアスタイルかどうか、しっかり判断してください。
ショートヘアは明るく活発な印象を与えたり、その人のいいところをより前面に出してくれる場合もあります。就活期間はどのように人から見られるか、自分をどう見せたいか、自己分析をしっかりと行い、清潔感を保ちつつ自分らしさを伝えられるヘアスタイルを見つけ出してくださいね。
文・吉田奈央
【監修者プロフィール】江頭亮子
SASHU、バンタン等のヘアメイクスクールを卒業後、ケサランパサランにて店頭美容アドバイザー並びに社内教育トレーナーを歴任する。ピーズアップ誌等のマガジン、ユナイテッドアローズやアルビオン等のカタログや広告の撮影、ブライダルメイク、そして講師業も手がける。また、パリコレクション DIORショー への参加など、多岐に渡り活躍中。