「やらさせていただきます」はまちがい! 正しい敬語を理解しよう。

「やらさせていただきます」はまちがい! 正しい敬語を理解しよう。

2015/07/31

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ある面接での会話です。
面接官「日曜日にイベントがある場合でも担当してもらうことはできますか?」
就活生 「はい、やらさせていただきます」
面接官「サークルではなにか役職についていましたか?」
就活生 「はい、所属していたテニスサークルでは部長をやらさせてもらいました」

「やらさせていただきます」は最近よく耳にする言葉ですが、これは間違った日本語であり、上記の答え方はいずれも不適切です。正しい表現についてマナー講師の小藤弓先生に教えてもらいました。

「やらさせていただきます」はまちがい! 正しい敬語を理解しよう。




正解例)1
面接官「日曜日にイベントがある場合でも担当してもらうことはできますか?」

×「はい、やらさせていただきます」
「やる」「させていただく」どちらも自分が「行う」ことを意味するので2つとも使うと重複となり不必要です。

△「はい、やらせていただきます」
重複はなくなりましたが「やらせて」になると、嫌々ながら「やる」と言っているように聞こえがちです。

◯「はい、喜んで担当します」
言い切ることで、すっきりはっきりとした自分の意見として伝わります。

正解例)2
面接官「サークルではなにか役職についていましたか?」

×「はい、所属していたテニスサークルでは部長をやらさせてもらいました」
例)1と同様に重複の敬語であり間違った使い方です。

△「はい、部長をやらせてもらいました」
敬語の重複はありませんが、「やらせて」だと請け負った感じに聞こえます。

◯「はい、部長をしておりました」
不必要な敬語もなく事実がすっきり伝わります。

文化審議会(文化科学省、文化庁より設置された審議会)の「敬語の指針」によると「○○させていただく」は「○○する」の謙譲語とされています。自分側が行うことを相手側(第三者)の許可を受けて行い、そのことで恩恵を受ける事実がある場合に使います。そのため条件をどの程度満たすかにより、適切な場合と不適切な場合があるのです。背景を考慮しましょう。

文●青

■小藤弓先生 プロフィール
マナー講師。2011年3月11日の震災をきっかけに、マナーコンサルタントの西出ひろ子に師事し、マナー講師として独立。仙台を拠点に、大学生に対する就職マナーや就職講座、企業でのビジネスマナーなど幅広く活躍中。
公式ホームページ http://www.dailymanner.jp

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