志望動機は履歴書には何文字くらいで書けばいい?

志望動機は履歴書には何文字くらいで書けばいい?

2019/02/28

志望動機

関連キーワード:

就活中、書類選考や面接では志望動機を伝える必要があります。しかし、いざ履歴書やエントリーシートに志望動機を書こうとすると、手が止まってしまう人もいるのでは。今回は、履歴書やエントリーシートにおける志望動機の書き方を考えてみましょう。

履歴書・ESに志望動機を書くときのポイント

志望動機は、企業側にとって「なぜ、数ある会社の中から自分の会社を受けようと思ったのか」ということを知る材料になります。また志望動機はその人の興味や、就活での「軸」を読み取ることもできます。そのため志望動機は、自分の意見を簡潔にわかりやすく書くことが求められます。

長ければいいわけではない

志望動機で特に意識したいことは、わかりやすさです。その企業に対する思いを、長文でしたためたとしても、企業側からは「自分の意見をまとめることが苦手なんだな」という印象を持たれてしまう場合もあります。自分の志望動機を端的に表す文章を考え、そこから具体的に述べることを意識しましょう。

文字数の考え方

履歴書やエントリーシートの志望動機欄は、企業によって文字数が指定されている場合があります。バランスよく志望動機をまとめるには、基本的には200文字から300文字を目安に、長くとも400文字以内を意識してまとめてみるといいでしょう。

「一文一義」を心掛ける

志望動機は「一文一義」の文章を心掛けましょう。「一文一義」とは、一つの文章に一つの情報だけを書くということです。

たとえば、「明日10時に第一講義室でゼミのミーティングを行いますので、筆記用具とレジュメを持参し、学籍番号順に着席しておいてください。」という文章は、内容こそわかるものの冗長な印象を受けます。

これを一文一義にすると「明日10時に第一講義室で、ゼミのミーティングを行います。筆記用具とレジュメを持参してください。講義室では学籍番号順に着席してください。」となり、情報が伝わりやすくなります。志望動機も、一つの文章に一つの事柄を書き、簡潔化しましょう。

文字の大きさ・余白を調整する

履歴書やエントリーシートでは、見た目のバランスにも気を付けましょう。記入欄に応じた文字の大きさを考えることが大切です。また、端の枠線ギリギリまで文字を書いてしまうと、文字が読みづらくなります。読み手がエントリーシートを一目見て、ごちゃごちゃとした印象を受けないかということを踏まえ、バランスのいい文字の大きさや改行を取り入れましょう。

文字数ごとの志望動機例文

では、実際に志望動機を書いていきましょう。志望動機では、自己分析や企業研究の内容を踏まえて構成していきます。

200文字でまとめる場合

伝えたい内容をコンパクトにまとめた、志望動機の例文をご紹介します

【例文】※福祉業界への志望
私が貴社を志望したのは、地域に根差す地域型福祉にこだわる経営方針に共感したためです。大学での介護実習を通じ「利用者の方々の地域に対する愛着」を肌で感じました。そして住み慣れた場所でサービスを受けられることは、利用者だけでなく、その家族にとっても安心できることなのだということを学びました。入社後は、地域密着型の福祉サービスの充実を目指し、その経営にも携われる仕事がしたいと考えています。

400文字でまとめる場合

より具体的な内容を取り上げた、志望動機の例文をご紹介します。

【例文】※建築業界への志望
私はものづくりが好きで、人々の生活の中に残るものを作る仕事がしたいと考えました。そこで、私たちが日々生活するための場所や空間を創造することができる、建築業界を志望しました。貴社を志望した理由には、デザイン性が高く、かつ安全に特化した建築にこだわる企業理念があることです。私は大学で、都市開発について学んできました。授業では、その地域が本来持つ自然の風景と、建築の景観が融合する街づくりを行う取り組みがあることを学びました。そして、その取り組みを行う主たる企業が貴社であることを知りました。貴社は、建築業界の中でも洗練された建築デザインと、環境・安全面に考慮した独自の取り組みという2つの強みを持っています。入社後は、デザインと安全面の両面に特化し、そこで生活する人々がいつまでも居心地がいい場所だと感じてもらえるような空間づくりを行いたいと考えています。

600文字でまとめる場合

長めの構成を意識した、志望動機の例文をご紹介します。

【例文】※食品業界への志望
私の趣味は料理です。小学校のころから家庭科クラブに入り、休日にはさまざまな料理を、家族や友達にふるまっていました。現在もインターネットで料理サイトを検索し、新たな料理に挑戦しています。その中でもここ数年力を入れているのが和食です。2013年に、和食が世界遺産に登録されたニュースを授業で知り、何気なく自分が作ったり食べたりしていた和食の文化について興味を持つようになりました。

特に海外では、栄養や健康面から和食はヘルシーだと注目をされていることを知りました。そして、そんな和食の持つすごさや魅力を、私自身が多くの人に伝える仕事に就きたいと考えるようになりました。海外の方はもちろんですが、食の欧米化が進んだ日本国内でも、和食のよさを知らない人は多いかと思います。より多くの人々に和食の魅力を知ってほしいというのが、私が食品業界を志した理由です。

特に貴社では、日本の食文化の伝承に着目した取り組みを行っています。小・中学校への食育活動や、留学生向けの食に関するプログラムも積極的に展開しています。また、日本国内で生産された素材の味にこだわった調味料作りにも注力しています。入社後は、日本の食文化や素材にこだわる自社製品開発や広報業務に携わりたいと考えています。そして毎日の食事を彩る貴社製品の魅力を伝えつつ、日本の伝統的な食文化について一人でも多くの人に知ってもらいたいです。

まとめ

履歴書の志望動機は、書類審査だけでなく面接の質問材料にもなります。企業に対する熱意を伝えつつ、質問内容を意識しながら書くことで、ほかの人とは違った志望動機を書けるかもしれませんよ。

(学生の窓口編集部)

おすすめ記事

Intern sp bnr d2 03

人気記事ランキング

新着記事

ページトップへ