それでは金融の志望動機の例文を見てみましょう。これらの例文を参考にしつつ、オリジナルの志望動機を作成してみてくださいね。
○ポイント1
「貴行はその点スピードを重要視した経営をされており、日本を支える中小企業向け貸出を多数開発、提供することで中小企業を成長させ、日本経済に大きく貢献されています。」
この部分がその銀行の特徴と魅力に感じる点でこの銀行でなければならない理由になっています。また、銀行でしかできない領域であるため、他の業種では不可能なこともわかります。
「企業経営を支援するには、多種多様な金融ニーズにスピード感を持って対応することが必要だと考えております。」
この部分で今後企業経営を多種多様な金融ニーズで支えていきたいという意志が見え、先ほどの項目でその銀行の得意分野が書かれているため、マッチしていると分かります。
「両親も中小企業の経営者であるため、貸出を受けられることが事業の拡大に与える影響を肌で感じてきました。」
両親の経営する中小企業の事業拡大に銀行が与えた影響を感じ、中小企業が日本を支えていることもわかっているのでこの豊富な中小企業向けのサービスを通じて中小企業を成長させ、喜びを感じたいということがわかりますね。
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先ほどの3項目と例文を意識しながら、自分なりの志望動機をいくつか作り、そのいくつかの志望動機のよいところを組み合わせるように作ると、最強の志望動機ができあがりますよ。
仕事内容が見えにくく、よくよく業界研究をしない限りその違いが説明できない金融業界。他の業種でその仕事ができるのではないかと突っ込まれがちです。ご紹介したようにそれぞれの業種の仕事の違いを学び、あなたが求めている仕事の喜びはこの企業でしか実現できないことを自分で理解することがとても大切です。
例文やコツを理解し、何度か志望動機を作成するうちにどんどん精度が高く、自分で納得できるような文面ができあがってくるはず。ぜひ参考にして競争が激しい金融業界の選考を通過していきましょう!
執筆:高下真美(ナレッジ・リンクス)
新卒でインターンシップ紹介、人材派遣・人材紹介のベンチャー企業に入社。ベンチャー企業から大手IT・流通・情報・サービスなど多岐に渡る業種で営業・コーディネーターを担当。その後、大手採用コンサルティング系企業で8年の勤務を経て、夫の転勤を機に退職。現在は人材系コラムの記事執筆など、フリーライターとして活動中。