【現地留学生が教える! モントリオール留学の魅力】はじめての「カナダ留学」おどおど(モントリオール編)#あつまれ!_おどおど学生。
フランス語留学ができる国は、フランスだけだと思っていませんでしたか? 実はカナダのケベック州にある都市モントリオールで、フランス語が学べるんです。
モントリオールはフランス語が公用語の地域で、都会の機能を持ちながら美しい自然も同時に存在しています。また、ヨーロッパ調の美しい町並みから「北米のパリ」とも呼ばれ、カナダの他の都市とは違う魅力があります。
本シリーズ記事では、カナダのバンクーバーにある留学エージェント『カナダジャーナル』が「はじめてのカナダ留学」についてまとめます。今回は、カナダのモントリオールに留学中の私が、モントリオール留学の魅力とおすすめの観光スポットについて紹介します。
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【留学前と後で何が変わった?】はじめての「カナダ留学おどおど」(留学前後での変化編)#あつまれ!_おどおど学生。
フランス語を学べるモントリオール
1700年代のカナダでは、イギリスとフランスが支配権をめぐり争っていました。1759年にイギリスがフランスを破ります。戦争後、カナダに住むフランス系カナダ人は、自分たちの生活様式を守ろうと努力をしました。その結果、フランス語がカナダで第二の公用語となりました。
カナダでは州によってフランス語が公用語として使われており、モントリオールがあるケベック州も該当します。
モントリオールでは英語も通じる
モントリオールの公用語はフランス語なので、街にある看板や標識などは全てフランス語です。一方で、ほとんどの接客業のスタッフはバイリンガルなので、フランス語で分からないことがあっても、すぐに英語で対応してくれます。
モントリオールではレストランやお店に入店する際、スタッフが「Bonjour, Hi」という独特な挨拶をします。ここで「Bonjour」と返せばフランス語、「Hi」と返せば英語で接客を受けることになります。
すなわち、挨拶の返事次第で、自分が練習したい言語を使ってスタッフと会話をすることができます!
語学学校の友達と2言語で会話
語学学校でフランス語のコースを取っている生徒は、英語力がすでに上級レベルの人がほとんどです。
授業中はフランス語で会話、学校外では英語とフランス語の両言語での会話をするので、どちらの言語も練習できる環境に身を置くことができるんです。
日本人が少ない環境
カナダの他の大都市に比べると、モントリオールは日本人が少ないです。
例えば、トロントやバンクーバーなどでは街中で日本語を耳にすることがありますが、モントリオールではほぼありません。
語学学校内でも南米出身の生徒が大部分を占め、日本人と関わる機会は少ないです。フランス語のコースの場合、日本人生徒はクラスに1人居るか居ないか。
学校内で日本語を話すことがないので「日本人同士で固まって留学生活が終わってしまうのではないか?」という心配もありません。
物価が安い
世界的にインフレが進み、カナダでも物価や生活費が上がっています。そんな中で、モントリオールではカナダの他の都市と比べると、比較的安く済みます。
家賃
多くの留学生は、家賃を節約するためにシェアハウスに住みます。モントリオールのシェアハウスは、家具やインターネット、水道光熱費など全て含まれた値段で、550ドル程度から探すことが可能です。
交通費
モントリオールでは、メトロとバスが1カ月乗り放題の定期券が97ドルで販売されています。学割を使えばさらに約半額に。トロントの定期券は約140ドルなので、比較すると価格が低いですよね。
カナダのモントリオールで行きたい観光地
オールドモントリオール
メトロ「Place d'Armes(アルム広場)」を降りると、そこにはヨーロッパを彷彿させる石畳の道が広がっています。
オールドモントリオールで外せない観光スポットが「ノートルダム聖堂」です。19世紀に建てられたゴシック様式の教会で、中は有料で見学することが可能!
聖堂内はパイプオルガンやステンドグラスで色とりどりに装飾されています。ここで見られる、音楽と合わせた壮大なプロジェクションマッピングのショーが人気ですよ。
オールドポート
オールドモントリオールから徒歩で5分ほどの場所に位置する旧港です。レストランや雑貨屋、ポップアップストアが並び、観光客で賑わいます。
大きな川辺は見晴らしがよく、夕焼けを見るのにもおすすめのスポット。夏にはフードフェスなどのイベントも毎週のように開催されています。
オールドポートに来たら立ち寄りたいのが、ひと際目立つ観覧車です。モントリオールの町並みを眺めることができ、空中でゆったりとした時間を過ごせますよ。夜に訪れて夜景を見るのもおすすめ。
ダウンタウン
Guy-Concordia(ガイ・コンコルディア)駅から、Berri-UQAM(ベリ・UQAM)駅までの間にある、「La rue Sainte-Catherine(サン=カトリーヌ通り)」という大きな通り一帯がモントリオールのダウンタウンです。
ダウンタウンの地下にはモントリオール最大のショッピングセンター「イートンセンター」が広がっています。McGill(マギル)駅から直通なので、雨の日や冬の寒い時期でも気軽にショッピングに出かけられます。
最上階のフードコートにはバーもあり、本格的なカクテルが楽しめますよ。
モンロワイヤル、プラトー地区
モントリオールの中でも特段おしゃれでカラフルな街並みをしたエリアです。
近くにはモントリオールという都市の名前の由来になった山、Mount Royal(モン・ロワイヤル)があり、頂上からは絶景が見られます。
有名なベーグル専門店「St-Viateur(セント・ビアター)」も同エリアにあるので、ぜひ立ち寄りたいところ。店内ではベーグルを釜で焼いているところを見ることができ、焼き立てのベーグルはモチモチの食感がたまりません。
解決!! カナダ留学おどおど(モントリオール編)
モントリオール留学の魅力や、おすすめ観光スポットについてまんべんなく紹介しました。カナダの中でも、異なる公用語を話す都市があるのは、マルチカルチャーな国カナダならではですよね。モントリオールを留学先として検討することはもちろん、カナダの他の地域に留学する場合も、ぜひ旅行で訪れたいユニークな都市です。
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【留学で何が変わった?】「カナダ留学おどおど」(留学前後での変化編)
Text:Mariko Sano
編集:学生の窓口編集部
監修者プロフィール
監修・執筆:カナダジャーナル
「ボーダーレスライフのすすめ」を理念に、1981年にカナダのバンクーバーで生まれたカナダ留学専門の留学エージェントです。カナダ現地で年間約700名の留学生をサポート中。大学生の休学留学、ワーホリ留学、海外インターンシップができるコープ留学、カナダのカレッジ進学など、カナダ留学の無料相談を現地スタッフにLINEで気軽にできます。
『カナダジャーナル公式サイト』 https://canadajournal.com/
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