大学生のうちに海外留学をしたい！と考えていても、大学の留学制度は選考が厳しかったり、英語力や費用が足りなかったりする都合から、留学を諦める学生も少なくないのでは？

実は大学の留学制度を利用する以外にも、大学を休学し費用をおさえて海外留学を可能にする方法があります！

特に英語圏の中でも人気の国、カナダには大学生にぴったりな3つの留学方法「語学留学」「ワーホリ留学」「Co-op留学」があるのです。

カナダのバンクーバーにある留学エージェント『カナダジャーナル』が「はじめてのカナダ留学」についてまとめるシリーズ記事の第二弾では、卒業後の道を広げられる留学の方法について紹介していきましょう。

⇒前回の記事を読む
　カナダの魅力は？ はじめての「カナダ留学おどおど」（基本情報編）

大学を休学して留学をする方法を知ろう

大学を休学して留学するのは、卒業を遅らせることになるため、大きな決断と勇気が必要かもしれません。しかし、大学生のうちに留学をするからこそ、遅れて大学を卒業したとしても、選択肢をぐっと広げられる可能性も。

留学中は英語力を向上させることはもちろん、選択するプログラムによっては、国際的に活用できる資格の取得も可能です。

休学留学では海外での経験を通して何を実現し、経験を将来にどうやって役立てたいのかを考えて計画的に行うのがポイント。

 そのためにまず知っておきたいのは、カナダ留学のいくつかの方法です。

「カナダ語学留学」とは？

語学留学はその名の通り、語学を習得するための留学です。海外現地の語学学校に通い、英語力に必要な「読む」「書く」「聞く」「話す」の4技能を伸ばします。

カナダの語学学校では、各自の英語レベルでクラス分けが行われます。4技能を1つずつチェックし、自分に合ったレベルのクラスで勉強を始めることが可能です。

TOEICやIELTSなどの英語試験対策やビジネス英語のコースもあり、目標や目的に応じて英語を学ぶことができるのも特徴です。

カナダ語学留学の費用はどれくらい？

6か月間のカナダ語学留学をする場合にかかる、おおよその費用がこちら。

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学校の授業料（6ヶ月）＋入学金：約$8,000

滞在費＋食費：約$8,000

航空券（日本とカナダ往復）：約$2,000

留学生用保険（6ヶ月）：約$1,000

その他（携帯電話、雑費）：約$600

合計：約$19,600（約200万円）

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語学留学のメリットは？

• 英語の4技能をバランスよく学べる
• さまざまな国からの留学生と出会える
• 英語力に自信がない人でも挑戦しやすい
• 入学日が多いため渡航時期が選びやすい
• 英語プラスアルファで学べる環境である

語学留学のデメリットは？

• 語学学校の学生ビザではアルバイトができない
• 下のレベルのクラスだと日本人が多い場合も

ワーキングホリデー留学

ワーキングホリデーとは、1年間仕事をしながら海外生活ができる、18歳30歳を対象としたビザの制度です。カナダのワーキングホリデーでは、最長6ヵ月間は現地で就学することができます。

この制度を利用して留学をすれば、現地でアルバイトをして生活費を賄いながら留学することが可能に。

アルバイトと語学学校での勉強を自由に組み合わせて行えるので、ユニークな経験を得ることができます。

ワーキングホリデー1年間の費用はどれくらい？

ワーキングホリデービザでカナダに渡航し、半年間は語学学校に通う場合の費用はこちら。

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語学学校の授業料（6ヶ月）＋入学金：約$8,000

滞在費＋食費（12ヶ月）：約$15,000

航空券（日本とカナダ往復）：約$2,000

留学生用保険（12ヶ月）：約$2,000

その他（携帯電話、雑費）：約$1,200

合計：約$28,200（約280万円）

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ワーキングホリデーのアルバイト収入は？

カナダの時給は週によって異なりますが、留学先として人気のバンクーバーは最低賃金が＄15.65です。

ワーキングホリデーで滞在する1年間のうち半年間、週に5日で1日8時間働いた場合、約$15,000の収入を得ることができます。

留学にかかる費用の半分以上を、アルバイトの収入でまかなうことができる計算になります。

ワーキングホリデー留学のメリットとは？

• 留学中にアルバイトができる
• 海外で生活をする経験ができる
• 海外生活を通して英語力が向上
• 国際的な交流関係が築ける

ワーキングホリデー留学のデメリットとは？

• カナダのワーホリは人生で一回のみ
• 内容によっては遊んできたと思われる場合も
• 自分で目標達成の計画が必須

カナダCo-op留学

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

カナダのCo-op留学とは、カレッジでの勉強と就労体験がセットになったプログラムです。例えば1年間のCo-opプログラムのうち、半年間はカレッジで勉強をし、残りの半年間は学んだ分野と関連のある仕事をします。

留学を通して英語力だけではなく、スキルや資格を取得したいという留学生に人気があります。

プログラムや就労経験を通して、就活でアピールできる実践的な英語が学べるのも特徴。

さらに語学学校の学生ビザとは違い、Co-op留学の学生ビザは学校に通っている間もアルバイトも可能なのです。

Co-op留学の費用はどれくらい？

1年間のCo-op留学でかかる費用を説明していきましょう。

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Co-opプログラム料金＋入学金：約$8,500

滞在費＋食費（12ヶ月）：約$15,000

航空券（日本~カナダ往復）：約$2,000

留学生用保険（12ヶ月）：約$2,000

その他（携帯電話、雑費）：約$1,200

合計：約$28,700

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Co-op留学のアルバイト収入はどれくらい？

Co-opプログラムでは、就学期間中はパートタイム（週20時間）で、就労期間中はフルタイム（週40時間）で働くことができます。

カナダCo-op留学の2ヶ月目からアルバイトを始めた場合の、収入額を計算してみましょう。

週20時間×5ヶ月＝$6,260

週40時間×6ヶ月=$15,024 ※バンクーバーの最低賃金：＄15.65

アルバイト収入合計：$21,284

就学期間中は上手にアルバイトと両立し、就労期間中にフルタイムで働くことで、留学費用の大半をまかなうことができます。

Co-op留学のメリットとは？

• 就学中に現地でアルバイトができる
• 就労期間はお給料をもらいながら仕事ができる
• より実践的な英語が学べる
• 学校で学んだことを実際の現場で活かせる
• 就職活動の際にアピールしやすい

Co-op留学のデメリット

• 就労期間は学んだ分野の仕事しかできない
• 経験がないとカナダで就労先を見つけるのが困難
• プログラムによっては高い英語力が必要
• 課題が多い学校だと勉強とアルバイトの両立が難しい

留学計画はいつから立てる？

大学生が休学をして留学をする場合、春に渡航する場合が多いでしょう。

ほとんどの大学生は3月に学期が終わり、4月から新学期がはじまるので、学期の途中ではなく、一段落した春に渡航します。

留学は6カ月前から具体的に計画をはじめます。理由は、ビザによっては申請するための書類準備に時間がかかったり、ビザの発行にも時間を要したりするからです。

そのため、春からの留学をしたい場合は前年の秋までには留学エージェントに相談するなどをして、留学計画を開始します。

解決!! カナダ留学おどおど

3つのカナダ留学の方法について紹介しました。留学は十人十色なので、「この方法なら自分でも留学できるかも！」と思える留学スタイルがあったのではないでしょうか。カナダ留学について興味のある方は参考にしてみてくださいね。

 

文：Riko Ozutsumi
編集：学生の窓口編集部

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