【大谷翔平選手を生で見たい! 】一人でも迷わない! はじめての「メジャーリーグ(MLB)観戦」おどおど #あつまれ!_おどおど学生。
WBC(ワールド・ベースボール・クラシック)での日本優勝、大谷翔平選手の大活躍などがあって、アメリカのメジャーリーグに興味を持つ人が増えています。大学生読者の皆さんの中にも、実際にアメリカに行って、生でメジャーリーグの試合を見たいという人がいらっしゃるでしょう。そこで今回は、『メジャーリーグ観戦・ドットコム』さんのご協力の下、試合観戦のためのチケットの取り方などをご紹介します。
メジャーリーグ『エンゼルス』戦のチケット購入方法
大谷翔平選手は『Los Angels ANGELS(ロサンゼルス エンゼルス)』に所属していますので、大学生読者の皆さんも同チームの試合を観戦したいことでしょう。
現地に行ってからチケットが取れませんでしたではお話になれませんので、まずチケットを確保してから旅行日程を立てた方がいいですね。
チケットを取るのはネットで可能です。
チケット購入の方法
まずは『エンゼルス』球団の公式サイトにアクセスします。全部英語ですが自動翻訳機能の付いているブラウザーなら日本語訳が表示されるのでOKですね。日本語訳が出なくても心配いりません。チケット予約は初めての方でもそれほど戸惑うことなく買うことはできますが、一度購入すると、変更とキャンセルができないので十分注意しましょう。
特に、日本で予約する場合、サイトによって、日本時間で表示されているものと、現地時間で表示されているものがあります。エンゼルスの公式サイトは「現地時間」で表示されていますので、旅程をよく確認して予約するようにしてください。

「schedule」をクリックしましょう。2023年7月を見ると、試合スケジュールは以下のようになっています(2023年5月17日時点)。
赤く表示されている日がホームゲーム、グレーで表示されいるのがビジターゲームです。ホームゲームは『エンゼルス』の本拠地、ロサンゼルス・アナハイムにあるホームスタジアムでゲームが試合が行われています。
ビジターゲームは、『エンゼルス』が相手の本拠地に赴いて試合を行います。相手チームの本拠地がどこにあるかで開催場所が変わります。例えば、7月3日(月)は、相手が『San Diego Padres(サンディエゴ・パドレス)』です。
『エンゼルス』と同じカリフォルニア州ではありますが、『パドレス』の本拠地はサンディエゴにある「ペトコ・パーク」です。そのため、試合観戦にはサンディエゴまで行かなければなりません。
他にも観光したい場所があるなら、同じビジターゲームでも自分の旅行先に合わせて、行きやすい試合を選ぶといいでしょう。
観戦したい試合の候補が決まったら、その日のマスをよく見てください。緑色のチケット型をしたアイコンが表示されているでしょうか? この緑色のアイコンが表示されてない場合は、チケットが発売前か売り切れです。
例えば、7月14日(金)の試合にカーソルを合わせると、上掲のようにポップ表示されます。その日のチケットがほしいときは「Buy Tickets」をクリック。
上掲のようなダイアログが出ますが、「このゲームのチケットだけほしい」場合には左のフレーム「SINGLE GAME TICKETS」の「Buy Now」ボタンを押します。
以下のようなスタジアムの座席図が表示されます。セクションごとにナンバーが振られていますので、席がほしいセクションを選びます。

大谷選手が間近で見たいなら、1階席で観戦したいですね。エンゼルスタジアムの1階席は100レベルと200レベルになり、200レベルは1階席後方の屋根がついているエリアになります。
真夏のデーゲームなどは200レベルの選択もいいですが、この日はナイトゲームですので、100レベルでチケットを探すのが良いと思います。エンゼルスは3塁側ですので、例として110のセクションの席をとることにします。
110セクションをクリックすると以下のように「SEAT MAP」の表示になります。
画面の上がフィールド側です。さすがにフィールドに近い側は埋まっていますね。ほしい席をクリックします。

画面の右端に「1 Seat Serlected(2つ席が選択された)」と表示されますので、この席でよければ「CONTINUE」を押して続けます。
※エンゼルスのチケットシステムは1枚残しでは買えない仕組みになっています。そのため、2枚残っている席があっても1枚だけでは買えません(SING UPのボタンを押すと、エラーメッセージが出ます)。
上掲のような画面になりますが、初めてメジャーリーグのチケットを購入する場合には、メールアドレスとパスワードを入力して「SIGN UP」ボタンを押します。
姓名を入力し、パスワードを再度入力したら、「I agree to the Terms and Conditions」にチェックを入れて「SIGN UP」ボタンを押します。
※重要! パスワードの組み合わせは、大文字のアルファベット、小文字のアルファベット、数字の混合で最低8文字で最長15文字の組み合わせになります。
うまくいったら「Welcome」メッセージが表示されますので、「CONTINUE」ボタンを押します。購入ページへ進みます。購入ページでは、クレジットカード、住所の入力、電話番号の入力があります。クレジットカードは、JCBが使えないので注意しましょう。
住所の登録のところでは、郵便番号にハイフンをいれます(例110-1234)。ハイフンをいれないと先に進みません。また、購入後のキャンセルはできませんので、まずは日程をよく確認し、自分がほしい席なのかを十分チェックしてから購入するようにしましょう。
チケットはモバイルチケットのみ!
コロナ前は紙のチケットがありましたが、現在は、モバイルチケットのみです。そのため、スマートフォンとMLBのボールパークアプリが必死です。スマホにアプリをインストールして、購入時に使ったメールアドレスでアカウントを作ると購入したチケットが表示されます。入場時には、Ballparkアプリからチケットを表示させて入場することになります。
メジャーリーグ観戦当日は?
試合当日になったらスタジアムに向かいましょう。MLBの観戦は行く球場により選択するべきアクセス方法が異なります。そのため、球場へのアクセス方法を入念に事前確認しておくことが大事です。
ニューヨークや、ボストン、シアトルのような都市であれば公共の交通機関でスタジアム前まで行けますが、エンゼルスタジアムで観戦する場合は、スタジアム周辺にいくつか徒歩で行けるホテルがあるので、徒歩圏内のホテルに宿泊するのがベストです。
※車であればエンゼルスタジアムからディズニーランドエリアのホテルまで10分ぐらいで行けますが、徒歩では1時間近くかかります。
ただし、近年はアメリカでタクシーが減っており、試合終了後にスタジアム周辺でタクシーを拾うのが困難です。タクシーに変わる乗り物としてはUber(スマートフォンでの配車サービス)がありますが、イベント終了時のスタジアムでUberを利用するのはかなり難易度が高い、初めての観戦の際は混乱する可能性があるでしょう。
そのため、「エンゼルスタジアムでの観戦が初めて」という人は、スタジアム周辺のホテルを手配することが旅行計画の第一歩となります。不安な場合は、ホテルと試合観戦がセットになっているツアーパックを探すのもいいですね。
スタジアムのゲートオープン時刻は、試合開始時間の90分前です(上のチケット販売例で参考にした「エンゼル・スタジアム・オブ・アナハイム」もこの時間)。試合観戦だけなら、ゲートオープンに併せて行くといいでしょう。
しかし、バブルヘッド人形などの人気のギブアウェイの配布日などは開門予定時間のさらに前に行かないと長蛇の列に巻き込まれることもあります。自分が観戦する日に、どのようなイベントが行われるのかよく確認しておくべきです。
大谷選手の人気もあり、試合当日のチームストアは大変混雑しています。もし、徒歩圏内のホテルに宿泊するのであれば、夜の試合でも日中はチームストアが営業している日が多いので、昼間にチームストアで買い物をしておくといいと思います。
ちなみに、MLBでは、テレビ放送の関係で直前でも試合時間が変更されます。アメリカは国内で時差があり、中心は東海岸になります。そのため、アメリカの全国放送といえば、ニューヨーク時間で20時に放送されることが多くなりますが、ロサンゼルスだと時差の関係で17時の開始になります。
もともと昼間の試合だったのに、夕方の試合になった場合はテレビ放送の関係になります。ロサンゼルスではあまりないそうですが、天候が不安定な時期が多い東海岸などのチームは、後半戦になると試合の延期が難しくなるため、天候により試合時間を変えることがあります。当日の天候で試合の開始が大幅に遅れることもあります。試合時間の変更があることを頭に入れながら1日の旅程を組むようにしてください。
当日はできるだけ身軽な格好で行こう
試合当日の注意点として「できるだけ身軽な格好で行くこと」が挙げられます。デーゲームの場合は、帽子や日焼け止めは必須といえますが、あれこれたくさんの物を持っていくのはお薦めできません。
アメリカは、日本と違いイベント観戦時の荷物の持ち込みは非常に厳しく制限されます。
例えばエンゼルスタジアムの場合、バッグは、透明のバッグのみとなり、サイズは約32センチ×32センチ×16センチ以下のものになります。基本的には、スマホ(写真撮影用)、貴重品などだけにして身軽で観戦に行くのがベストです。
飲食物の持ち込みについても、エンゼルスの場合は、食べ物持ち込み可、「1L以下の未開封のペットボトル可」になっています。ただし、チームごとにルールを定めているので、持ち込めるバッグのサイズや持ち込み物の規定のほか、推奨のバッグなどを球団の公式ページで確認しておきましょう。
ゲートでモバイルチケットを見せて入場しよう
基本的にどのゲートからも入場可能ですが、エンゼルスの本拠地であれば、メインゲートが最も入場ゲートらしい作りになっています。多くの場合は、メインゲートから入ることになるでしょう。
人気のギブアウェイ(来場特典)がある日は、信じられないような長蛇の列になることもあるので、観戦日にどのようなギブアウェイの予定があるかはしっかりと確認しましょう。
また、「Ballparkアプリ」でチケットを表示する場合は、インターネット接続が必要になります。iPhoneユーザーであればApple Wallet、アンドロイドユーザーならGoogle Walletを利用することでオフラインでも利用できるので、事前にチケットをwalletに入れておきましょう。
球場内を楽しもう!
エンゼルスタジアムの中で「行っておきたいところ」として、メインゲートのチームストアの近くにある「2002年のワールドシリーズのトロフィーなど展示コーナー」と、200レベルのコンコースのバックネット裏近くにある「大谷翔平選手、マイク・トラウト選手等のメモラビリア記念展示コーナー」が挙げられるとのこと。両選手の大型ボブルヘッドなどもある絶好の写真スポットです。
また、アメリカの球場の中の食べ物はかなり高額です。2023年現在の価格だと、ビールが14ドルから16ドル(約2000円から2200円)、ペットボトルの水が5ドル(約700円)、フライドポテト6ドル(約850円)と結構なお値段なのは覚えておきましょう。
スタジアム内には、数多くの売店がありますので、もし球場内で食事をするのであれば、いろいろ見てみるといいかもしれません。アメリカでビールを買う場合は、50歳過ぎでもIDの提示を求められます。球場でビールを飲む予定がある場合は、必ずパスポートを持参しましょう。
メジャーリーグ観戦のススメ
最後に『メジャーリーグ観戦ドットコム』の編集部から、大学生読者の皆さんに、生でメジャーリーグ観戦をする際のアドバイスを頂きました。
「MLBの観戦の楽しみの1つがサインをもらうことだったりしますが、ホームチームの選手から球場の中でサインをもらうのは、なかなか難しいものです。エンゼルスタジアムの場合、試合前の早い時間からセンター外野付近の駐車場で「選手の入待ち」をすることができるので、そのようなところ入待ちなどをして、選手にサインをもらえるようなトライをしてみるとより濃いMLB観戦旅行ができるかもしれませんね」
解決!! 「メジャーリーグ観戦」おどおど
今回は、大谷翔平選手の所属する『エンゼルス』を例にメジャーリーグチケットの購入方法などをご紹介しました。コロナ禍による人の移動の制限も緩和されましたし、ぜひ大学生読者の皆さんも、アメリカにメジャーリーグ観戦に出掛けてみてはいかがでしょうか。
文:高橋モータース@dcp
編集:学生の窓口編集部
記事協力: メジャーリーグ観戦ドットコム
https://mlbtours.jp/