【日本酒おどおど】甘口・辛口の違いは？　はじめての「日本酒おどおど」（楽しみ方編）　#あつまれ！_おどおど学生。

更新:2023/10/01

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20歳になってお酒が飲めるようになると、いろんなお酒にチャレンジしたいと思いますよね。ビールにカクテルなどさまざまなお酒がありますが、中でも最近若い世代にも人気が高まっているのが「日本酒」です。日本が世界に誇るお酒ですが、初めて飲む場合は種類や飲み方など分からないことも多いでしょう。今回は、初めての日本酒でもおどおどしないよう、『日本酒造組合中央会』協力の下、日本酒の楽しみ方をまとめました。

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辛口、甘口はどのように決められている？

日本酒の特徴を表す言葉で「辛口」や「甘口」があります。例えば、どのような特徴の日本酒が辛口で、どのようなタイプが甘口といわれるのでしょうか？今田館長に伺ったところ、「お酒の中に、どれだけ糖分を残すのかで、甘口なのか辛口なのかが決まります」とのこと。

日本酒はお米のでんぷんを糖化、発酵させて作ります。発酵の過程で糖分からアルコールを作るのですが、この過程で発酵を止め、糖分を多く残していればそれだけ甘く感じます。一方、残っている糖分が少ないと甘みを感じにくくなります。このように、残っている糖分が少ないお酒を「辛口」というわけです。

日本酒のラベルには「日本酒度」が表示されていることがあります。日本酒度がプラスになるほど辛口、マイナスになるほどに甘口のお酒となります。日本酒を選ぶ際の目安になるので、ぜひ覚えておきましょう。

ただし、味わいには糖分のほかにも酸味やアルコール分もあるので、最終的にはそれらのバランスで味わいが決まります。

純米酒や吟醸酒、初めての人はどれを選べばいい？

初めて日本酒を飲む場合、どのようなタイプのものを選べばいいのでしょうか？今田館長からは「フルーティーさが特徴の吟醸や大吟醸のお酒がお勧めです。香りもそうですが、軽快な飲み口なので、初めての人でも飲みやすいはず」といったアドバイスをいただきました。「何を選んでいいか分からない」という場合は、まず「吟醸」と書かれたものをチョイスするといいかもしれません。

他にお勧めの日本酒を今田館長に聞いたところ、「機会があれば、ぜひ『生酒』を飲んでもらいたい」とのことです。一般的な日本酒は出荷の際に熱処理をして発酵を止め、品質を安定させています。しかし、生酒は読んで字のごとく、「熱処理をしていない生の状態の日本酒」のこと。加熱していない生酒ならではのフレッシュな味わいや、吟醸酒の場合はフルーティーさがより感じられます。酵母が生きているので「味の変化」も楽しむことができるとのこと。機会があれば、生酒に挑戦するのもお勧めです。

また、生酒の中でも「直汲み」という、絞った直後のお酒をそのまま瓶に詰めるタイプもお勧めなのだそうです。発酵過程で発生する炭酸ガスが含まれているので、飲むと炭酸飲料のようなシュワシュワ感が楽しめるので、「初めて飲むと驚く」そうです。

日本酒の楽しみ方は？

最後に、今田館長に「日本酒の楽しみ方」を聞いたところ、「ぜひいろんな食べ物とのペアリングを楽しんでもらいたい」とのことです。

日本酒＝日本食と合う、というイメージを持っている人が多いかもしれませんが、今田館長いわく「日本酒は食を選ばないのが特徴。日本料理だけでなく、イタリアンや中華料理などさまざまな料理と組み合わせてもおいしく楽しめる」そうで、「これはいい」「この組み合わせは最高」といった形で、いろんな組み合わせを試してみるのも面白いでしょう。

ちなみに、今田館長のお勧めは「チーズ（モッツァレラなどのフレッシュなチーズ以外）」。「個人的に日本酒に最も合うおつまみの一つ」とのことで、日本酒を楽しむ際は、ぜひこちらも試してみてはいかがでしょうか？

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