『ソロキャンプおどおど(道具編)』を解決 (1)#あつまれ!_おどおど学生。

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ソロキャンプが静かなブームとなっており、読者の皆さんの中にも「やってみたい」と思っている方がいらっしゃるかもしれません。しかし、始め方が問題です。初めての場合、何が必要なのかも恐らく分からないでしょう。

そこで当シリーズ記事では、キャンプブロガーのガルマさん(『Biwako Camp』)に監修いただき、初めてのソロキャンプでおどおどしないよう、知っておくべきポイントについてご紹介します。

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ソロキャンプとは? その魅力は?

▼おどおど解決ポイント
1.まずはソロキャンプの魅力を知ることから
2.ソロキャンプのお供に必要なものを知っておこう
3.ハードルを上げずに、最初は必要最小限のものからでいい

ソロキャンプは文字どおり「1人で行うキャンプ」で、簡単にいえば「野宿」なわけです。しかし、喧騒の街を離れ、自然の中でゆったりとひとり静かに過ごすことができます。これは実にぜいたくなもので、日常から遠ざかる楽しみと自由な時間を過ごせるという解放感に満ちています。

焚き火をしてお湯を沸かし、ぼんやりとコーヒーを飲むといった時間が何よりも心安らぐものになります。最近ではキャンプ用の道具も多種多様なものがそろっており、人里離れた場所で心静かに過ごす時間を快適にしてくれるのです。

ソロキャンプの魅力とは、しがらみから切り離された場所で、自分だけの豊かな時間を過ごせるということに尽きるかもしれません。

ソロキャンプのお供に必要なものとは?

ソロキャンプには、自分だけの時間を快適にしてくれる道具が要ります。ソロキャンプを行う際に必要な道具について、ソロキャンプの達人であるガルマさんに伺いました。

初心者の場合、以下のものをそろえるべきとのことです。

まずは「テント」!

ソロ用、初心者ということで風に強くて設営しやすい「ワンポールテント」がお薦めです。

また、2~3人用のドームテントもお薦めとのこと。設営も比較的容易で雨にも対応しやすい前室などが備わっているものもあります。テントに付随してグランドシート(テントの下に敷くシート)などもある方がいいそうです。

テントにセットになっていればいいのですが、別になっていることもあるので要注意です。「晴れていてもひと晩過ごすと地面は濡れますので、安いビニールシートでもある方がいい」とのことです。

夏場になると蚊などの虫が気になりますので、インナーテント付きのものを選ぶか、別途購入するとよいでしょう。

「寝袋」は気温に注意して選びましょう!

キャンプ場の夜は意外と気温が下がることがありますので、しっかり対応できる寝袋が必要です。

「おおよそ各メーカーは『快適に過ごせる温度』『限界までの温度』を記載しているので、快適に過ごせる温度を目安に真冬に使う、春夏秋に使う、初冬まで使うなど、想定される気温に合った物を買うといいです」とのこと。

寝袋には、ダウン素材(軽くて軽量だが高額)、化学繊維(比較的安価だがかさばる)とありますので、移動手段や懐具合で選択することになるでしょう。ガルマさんからは「自動車で移動するなら化学繊維、軽量コンパクトにこだわるならダウンという感じ」とアドバイスをいただきました。

「マット」を敷いて寝心地をよくしよう!

寝袋で眠りますが、意外と地面は硬くて寝心地が悪かったり、地面からの底冷えが気になったりします。そこで、寝袋の下にはマットを敷きましょう。

マットには、ウレタンマット(折り畳みタイプ、少々かさばるが安め)とエアーマット(軽量コンパクト、少々お高い)があります。また、マットには「R値」と呼ばれる使える気温を数値化した目安が記載されていますので、その場所の気温に合わせて組み合わせて使うといいでしょう。

「チェア」はキャンプ中ずっと使うので大事!

いわゆる「いす」です。恐らくキャンプ中はほぼチェアに座ったままになりますから、ショップなどでいろいろ座って気に入ったものを買うといいでしょう。「折りたたみ式で軽量なタイプ、がっしりしたタイプなどさまざまありますので、好みのスタイルを選べばいいです」とのこと。

「テーブル」はソロなら小さくても済みます!

ソロキャンプでなら、うまくやればA4サイズぐらいの大きさでも十分間に合いますが、自身がどれぐらいものを持って行くかで決まります。ガルマさんのお薦めは「アルミのすのこタイプで組み立て式のテーブル」です。「持ち運びしやすく、組み立てやすくていい」そうです。

「カトラリー」はいろいろある!

いわゆる食器です。お箸やスプーン、マグカップなど、何が必要かはどこまで本格的に調理をするかによって変わります。もちろん最初は買ってきたお弁当を食べるのでも十分ですし、お湯を保冷ポットで持っていくのでも楽しめます。

キャンプ用には万能な「シェラカップ」と呼ばれる物があります。これ一つか二つあれば、食事のお皿、飲み物を飲むカップなどに使えます。ソロキャンプなら十分に間に合ったりしますので、これはガルマさんお薦めです。

お箸やフォークについては別にキャンプ用でなくても使えますが、折り畳み式の物などもあり、使いやすいタイプがありますのでいろいろ見て選ぶとよいでしょう。ガルマさんからのアドバイスですが、もしもの時のために「100円ショップの割り箸」を常備しておくとよいそうです。

「バーナー類」は主に3タイプ!

いわゆる火器です。CB缶(一般的なガス缶、どこでも売っている)を使うタイプ、OD缶(アウトドアショップで売っている)を使うタイプ、アルコールストーブタイプ(アルコール燃料を使う)とあります。ガルマさんのお薦めはCB缶タイプです。燃料切れになっても買える確率が高いから――とのこと。

他に「ポケットストーブ」と呼ばれる固形燃料などを使うタイプもあります。意外とお米も炊けて十分楽しめるのでこちらもお薦めです。

「クッカー」は調理器具!

鍋やフライパンなど調理に使うものです。各メーカーからさまざまなものが出ており、ソロ用のクッカーなどは非常にたくさん種類があります。ガルマさんによると、アルミ素材でポット900mlぐらいのセットが比較的便利で万能、だそうです。また、「メスティンと呼ばれるクッカーが万能で、ご飯も炊けて煮物や炒め物もできるのでお薦めです」とのこと。

「照明」はしっかり照らせるものを選ぶ!

最近はLEDタイプの照明器具が多いですが、その中でもサイトをしっかりと照らせるものを選択しましょう。あと意外とヘッドタイプ(ヘッドバンドタイプ)は両手が空いて便利です。夜にトイレに行ったりする際にも便利に使えます。

「焚き火台」でキャンプの醍醐味「焚き火」を楽しもう!

キャンプの醍醐味である夜の焚き火。それを楽しむなら焚き火台が必要です。本格的なフルサイズの焚き火台から、ウッドストーブと呼ばれる小型のタイプなどがあります。「直火は禁止」なキャンプ場が多いので、焚き火を楽しみたいなら必ず必要です。ガルマさんによると「炭火も使うのであれば四角や丸型など大きく開口しているタイプがお薦め」とのことでした。

焚き火を楽しむなら、他にも、焚き火用手袋、薪ばさみ、ナイフ、着火剤、ライターなどが必要になります。また、「焚き火シート」と呼ばれる地面保護シートも必要です。ガルマさんからは「灰が処理できないキャンプ場もありますので、消し壺など炭や灰を持ち帰る用意があるといいですね」とのアドバイスがありました。

解決!! ソロキャンプおどおど

ソロキャンプに必要なものをソロキャンプの達人であるガルマさんに伺いましたが、いかがだったでしょうか。けっこう必要な物が多いので驚かれたかもしれません。しかし、最初は必要最小限のものから始めて、徐々にキャンプ用グッズをそろえていけばいいのです。趣味とは長く続けて楽しむものです。初めてのソロキャンプの晩ご飯は「カップラーメン」でも全然かまいません。ひとり自然の中ですするラーメンも乙なもの。皆さんもぜひソロキャンプを始めてみませんか?

教えてくれたのはこの人!

取材協力・監修:ガルマ

キャンプブログ『Biwako Camp』、サイクリングブログ『Biwako Cycling』管理人。ロードバイクでびわ湖周辺を走っているZwifter&キャンパー。

Biwako Camp

文:中田ボンベ@dcp
編集:マイナビ学生の窓口編集部

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