『ソロキャンプおどおど(キャンプ地の選び方編)』を解決 (2)#あつまれ!_おどおど学生。
ソロキャンプが流行しています。自然の中、ひとりの時間をゆったりと過ごせるので人気なのも分かりますね。「ソロキャンプをやってみたいなぁ」という方もいらっしゃるでしょう。しかし、どう始めればいいのか「始め方」が分からないのではないでしょうか。
このシリーズ記事では、初めてのソロキャンプでもおどおどしないで済むポイントについてご紹介します。今回は初心者が迷うであろう「キャンプ地の選び方」についてご紹介します。キャンプブロガーのガルマさん(『Biwako Camp』)に取材し記事にまとめました。
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「サイト」とは? 「区画サイト」と「フリーサイト」があります
▼おどおど解決ポイント
1.「区画サイト」「フリーサイト」などの意味を知っておこう
2.炊事場やトイレが充実しているなど、初心者に優しいキャンプ場を選ぼう
3.初心者は片付けに時間がかかるので、チェックアウト時間に余裕がある方がベター
全国各地に「キャンプ場」がありますが、大きく「区画サイト」と「フリーサイト」に分けられます。「サイト」というのは、キャンプに利用できるエリアのこと。「区画サイト」と「フリーサイト」の違いは、利用者が使えるエリアがあらかじめ分けられているかどうかです。
区画サイト
キャンプ場が利用者ごとの「区画」に分けられており、そこにテントを張ります。プライベート空間が確保されていますが、それが逆に行動を制限されていると感じることもあります。
フリーサイト
キャンプ場が区分されておらず、空きスペースを見つけて好きな場所にテントを張ります。解放感はありますが、混んでいると近くに他人がいてわずらわしいこともあります。
たとえるなら、「区画サイト」は指定席、「フリーサイト」は自由席のようなものです。「フリーサイト」の場合には、いい場所は早い者勝ちになります。
区画サイトは家族、あるいは4~5人のグループでの利用を想定しています。また、区画サイトではAC電源が利用できるところがあるなど、設備面でも充実していることが多いのです。そのため、一般には利用料金は高めです。一方のフリーサイトは、料金は安めです。利用者の人数ごとにいくらといった料金体系のキャンプ場もあります。
自動車を乗り入れることが可能な「オートサイト」、ワンコと一緒に利用できる「ドッグフリーサイト」というものもあります。
オートサイト
自動車を乗り入れることができるサイトです。自動車からすぐに荷物を下ろせて楽です。撤収も早く行えます。
ドッグフリーサイト
イヌと一緒に利用できるサイトです。
「オートサイト」ならレンタカー、あるいはシェアカーに荷物を積んで出かけるという利用も可能です。「ドッグフリーサイト」は愛犬と一緒にキャンプを楽しめるので人気があります。
キャンプ場では……
キャンプ場にはたいてい管理棟があって、そこに管理人さんがいます。利用する際にはまず管理人さんに声をかけ、説明を受けてから設営に入ります。またチェックイン・チェックアウトの時間が決まっていますので、これを守らなければなりません。
キャンプ場には、トイレ、炊事場などの設備がありますが、共用施設ですからきれいに使うのが基本です。他のキャンパーに迷惑をかけないようにしましょう。
初心者向け「キャンプ地」の選び方とは?
全国各地にさまざまなキャンプ場があります。初心者ではどのようなキャンプ地を選ぶべきでしょうか?
ガルマさんに伺ったところ、
「混み合う可能性はあるのですが、初めてなら炊事場やトイレなどが充実したところがお薦めです。設営や片付けにも時間がかかる可能性がありますので、チェックアウト時間に余裕がある方がいいです。10時チェックアウトだと意外とせわしないので、12時ぐらいだとゆっくりできます」
とのことでした。施設の充実、時間的な余裕のあるキャンプ場を選ぶと良いようです。また、
「自動車で移動するならオートサイトもお薦めです。自動車でサイトへ横付けでき、車を起点に設営できるので楽です」
とも。レンタカーやシェアカーでオートサイトに出掛け、ソロキャンプを始めてみるのもいいでしょう。
ガルマさんお薦め!! 初心者向けキャンプ場(関西地区)
六ツ矢崎浜オートキャンプ場
「湖畔のオートサイトで利用やすいキャンプ場です」
ホームページ
マイアミ浜オートキャンプ場
「区画サイトが充実、電源や小屋などが備わる区画もあります。高価格ですが設備が整っています」
ホームページ
笠置キャンプ場
「関西で有名なオートキャンプ場です」
ホームページ
解決!! ソロキャンプおどおど
ソロキャンプの達人、ガルマさんによれば、ソロキャンプを始めるに当たっては、施設の充実、時間の余裕を考えてキャンプ場を選択するのが良いようです。区画サイト、フリーサイトそれぞれにいい点がありますが、時間に余裕のある方ならフリーサイトを選び、最初は安く始めるというのがいいかもしれません。ぜひソロキャンプでゆったりした時間を味わってみてください。
教えてくれたのはこの人!

取材協力・監修:ガルマ
キャンプブログ『Biwako Camp』、サイクリングブログ『Biwako Cycling』管理人。ロードバイクでびわ湖周辺を走っているZwifter&キャンパー。
文:中田ボンベ@dcp
編集:マイナビ学生の窓口編集部