古都奈良からみらいへ ~奈良教育大学ユネスコクラブの取り組み~
活動について
私たち奈良教育大学ユネスコクラブは、ESDを実践できる教員になること、ESDを楽しく追究することを目的に活動しています。
ちなみに、ESDとは、Education for Sustainable Developmentの略で、持続可能な社会の創り手を育む教育のことを指します。現代社会の問題を自分事として捉え、その解決のために身近なところから取り組むことで、新たな価値観や行動等の変容をもたらし、持続可能な社会を実現していくことを目指して行う学習・教育活動のことです。
そのESDに関する2つの目的の下、具体的には、ESD・SDGsに関する勉強会や他大学・団体との活動交流、子どもと関わる活動、災害復興支援ボランティア等を行っています。特にESDと関連させながら、持続可能な社会に向けて、自分たちができることは何かを考え、行動化することを大切に活動しています。
ここでは、ESD・SDGsに関する勉強会、他大学・団体との活動交流、子どもと関わる活動について紹介します。
トピックス(1)ESD-SDGs実践勉強会
ESD・SDGsに関する勉強会として、「ESD-SDGs実践勉強会」を行っています。これは、学生が主体となって行う勉強会で、毎年テーマを決め、そのテーマに沿って、1年かけて学びます。
今年は「防災」をテーマに勉強会を行います。既に実施した1回目の参加者からは、「災害を身近に感じることができた。」や「災害に対して備え続けることが大切だ。」といった感想をいただきました。
今後は、防災に関する施設を訪れたり、災害発生時のシミュレーションを行ったりするなど、体験的・実践的に学べる勉強会を企画しています。
トピックス(2) ユネスコクラブ全国サミット
他団体・他大学との交流の1つに、ユネスコクラブ全国サミットがあります。ESDやユネスコ活動に取り組む他大学・団体と、毎年継続して交流し、ワークショップやスタディーツアーなどを共同で立案しています。
昨年度は第七回ユネスコクラブ全国サミットをオンラインで開催しました。玉川大学・慶応義塾大学・広島大学・福山市立大学・奈良教育大学の5大学から47人が参加しました。ユネスコスクールに向けたSDGsワークショップを作ろうというテーマを基にSDGs1・2・4・5・7・10・13・14に関するワークショップを作成しました。
またワークショップの発表当日には現職の先生方にも来ていただき、ワークショップの講評をいただきました。
トピックス(3)あつまれECOキッズ!
「あつまれECOキッズ!」は奈良市主催のイベントで、私たちユネスコクラブは2018年度から毎年参加させていただいています。
このイベントでは、子どもたちにECOに関するクイズを出題したり、クラフト体験をしてもらったりしながらECOについて楽しく学んでもらいます。昨年度は、電気を使わず、身近な牛乳パックを使ったECOなおもちゃ「パッチンカエル」の作り方を紹介しました。
子どもたちに伝えることを通して、私たちも身近なところにECOなことがあることに気づかされ、私たち自身も環境について考えるよい機会となりました。
サークル紹介
私たち奈良教育大学ユネスコクラブは、「ESDを実践できる教員になること」「ESDを楽しく追究すること」の2つを目的として、様々な活動を展開しています。幼稚園児から高校生まで、幅広い年代の子どもたちと関わる活動や、他大学の大学生と活動する機会もたくさんあります。ESDと関連させながら、持続可能な社会に向けて、自分たちができることは何かを考え、なによりも行動化することを大切に活動しています。
メンバー紹介(幹部)
奈良教育大学 音楽教育専修 3回生 代表 佐藤 こころ
奈良教育大学 社会科教育専修 3回生 副代表 根本 優
奈良教育大学 国語教育専修 2回生 副代表 川田 大登
HP
Instagram: https://www.instagram.com/nueunesco
Twitter: https://twitter.com/nueunesco
他のSDGs特集記事もチェック!