2020年01月24日 更新

一人暮らしの部屋探し!物件の探し方から内見・契約の方法まで徹底解説

この記事では、初めての一人暮らしで失敗しないための引越しや不動産の基礎知識を解説します。さらに、既に一人暮らしをしている人たちのアドバイスから自分に合う物件の決め方や賃貸サイトをうまく活用した部屋選びのコツも見ていきましょう!

目次

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部屋探しをしていると、いろんな間取りの部屋に出会えて、どんどん期待が膨らんでいきます。ただ、そこで少し冷静になってみて。「すごくいい!」と思って借りたお部屋でも、「もっと収納が必要だった……」「部屋の形がレイアウトしづらい……」「アクセスが悪かった」など住んでから後悔することもあるんです。
ここでは、物件の基礎知識や一人暮らしの先輩がおすすめする物件の条件や妥協ポイント、賃貸契約の期間や流れをご紹介します。

部屋探しの前に知りたい! 物件の基礎知識

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実際に部屋探しをはじめる前に、物件の基礎知識を押さえておきましょう。まずは、アパートとマンションの違いや、自分の暮らしに合う間取りの決め方についてご紹介します。

アパートとマンション違いはなに?

物件を契約するときに選択肢としてあげられるのが、アパートとマンションです。それぞれになんとなくのイメージはあるかもしれませんが、実際にはどのような違いがあるのでしょうか?

「建築上、主に鉄筋や鉄骨鉄筋コンクリートで作られた耐震性や耐久性に優れている集合住宅のことをマンションといい、木造や軽量鉄骨などで作られた階数の低い共同住宅のことをアパートといっています。近頃はアパートでもオートロックが付いた女性に安心のアパートも増えています」(一人暮らしアドバイザー 小林さん)

◆マンションがおすすめの人…生活音を気にしたくない人

集合住宅では、どうしても近隣住民の生活音が気になってしまいます。特に木造の物件の場合、まわりの生活音が部屋まで響いてしまいがち。騒音トラブルをできるだけ回避したいなら、コンクリート構造のマンションがおすすめです。 しかし、どれだけ防音設備が優れていても、隣人が大きな音で音楽を聴いていたり、いつも大人数で騒いでいると、トラブルに巻き込まれる可能性があります。近隣の環境について、内見の際に不動産会社に確認すると安心ですよ。

◆アパートがおすすめの人…家賃を抑えたい人

アパートは建物の造りや構造から、マンションに比べ家賃を抑えられます。低予算で一人暮らしをしたい人や学生は、手の届きやすいアパートがおすすめです。 しかし、アパートは防犯面で不安があるという人もいるでしょう。最近はアパートでも、オートロック付きやモニターホンが備え付けられているので、低予算で安全な物件を見つけることができます。

「アパートはマンションに比べ工事費用が安いため、家賃もマンションより安いケースが多いです」(小林さん)

一人暮らしにおすすめの間取り!メリット&デメリットと家賃相場

部屋が仕切られていない1R(ワンルーム)や、キッチンと部屋が別々に仕切られている1Kなど、一人暮らし向けの部屋にはいくつかの種類があります。自分にはどのタイプの部屋が合っているのか考えてみましょう。

◆1R(ワンルーム)のメリット&デメリット

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メリット デメリット
部屋が仕切られていないため広く感じる 掃除 玄関から部屋が見えるので人が来たときに気になる  
 1Kや1DKと比較して家賃が安い 友人が来たときにトイレの音が気になる
が簡単 収納やキッチンが狭いことも
部屋の中に仕切りはなく、キッチンやお風呂などがすべてひとつの部屋に入っているタイプです。部屋に仕切りがないため居住スペースが広く感じますが、収納スペースが小さい、玄関から室内が見えてしまうなどのデメリットもあります。
初めての一人暮らしであまり荷物が多くない人や、コンパクトな空間が好みの人、家賃費用を抑えたい人におすすめ
東京都内では、都心の新宿区で駅から徒歩10分以内のワンルームの家賃相場が7.17万円前後です。

◆1Kのメリット&デメリット

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メリット デメリット
家具のレイアウトがしやすい  ワンルームと比較すると部屋が狭く感じる
玄関から部屋が丸見えにならない  エアコンがキッチンスペースに届きにくい
料理の匂いが部屋に蔓延しない
1Kは、キッチンと居住スペースが分かれている間取りで、「K」はキッチンのことです。
玄関から入ってすぐキッチンがあり、奥に居住スペースがある間取りが多いです。そのため、宅配などの突然の訪問者が来ても部屋が丸見えになることはありません。
ワンルームに比べると少し狭く感じるかもしれませんが、料理の匂いが部屋に蔓延しづらかったり、家具の配置がしやすかったり、暮らしやすいのが特徴。キッチンと居住スペースを分けたい人や、自炊をする人におすすめの間取りです。
東京都内では、都心の新宿区で駅から徒歩10分以内の1Kの家賃相場が8.52万円前後です。

◆1DKのメリット&デメリット

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メリット デメリット
広さが十分にある  家賃が高い
生活スペースが区切りやすい
1DKは、ダイニングテーブルが置けるスペースとベッドルームがある間取りで、「DK」はダイニングキッチンの意味。ワンルームにもうひと部屋が加わった間取りのイメージです。
広さが十分にあるので衣食住が区切りやすいですが、一人暮らし物件の中でも家賃は高め。部屋を広々使いたい人や友達をたくさん呼びたい人、自炊中心の人におすすめの間取りです。
東京都内では、都心の新宿区で駅から徒歩10分以内の1DKの家賃相場が13.81万円前後です。
(家賃相場出典:ハトマークサイト 東京都の賃料相場 https://www.hatomarksite.com/analytics/stat/rent/13/

一人暮らしの部屋探しは条件決めから

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初めての一人暮らしは、夢や希望がたくさん詰まっていますが、理想をすべて叶えるのは少し難しいです。理想に近い部屋に出会うには、絶対に譲れない条件・妥協できる条件やその優先順位を決めていかねばなりません。不動産屋に行く前に、自分自身の生活スタイルを想像して部屋探しの条件を明確にしておきましょう。

知っておきたい部屋選びの条件って?

部屋探しの条件を考えるときに、どんなことを気にするべきか知らないとイメージもできないですよね。家を決めるにあたっては、部屋の設備だけではなく、立地条件などの「生活」を考えた部屋選びを考慮することがポイントです。
ここでは一般的な部屋選びの際に気にする条件をまとめてみました。
物件条件の例 賃料〇万円以下
間取り 
広さ〇平米以上
築年数〇年以内
2階以上
鉄筋コンクリート物
設備条件の例 収納スペースが確保できる(クローゼット・ロフト・など)    
 バス/トイレ別
独立洗面台
浴室暖房乾燥機
ベランダ・バルコニー 
室内洗濯機置場
コンロ2口以上
エアコン付き
宅配ボックス
オートロック
駐車場(駐輪場)
立地条件の例 路線 
大学や駅までのアクセス(距離・手段)
周辺施設(コンビニ、スーパー、病院、ショッピングセンターなど)までの距離
駅から家までの人通りや明るさ
大まかに物件選びの条件をご紹介しましたが、人によって条件の優先順位は異なります。自分がなにを最も優先的に求めているのか知りたい人は、以下の記事も参考にしてみてください。

設備は代替えも考えておこう

物件に必要な設備は自分の性格や、理想の生活に合わせて考えてみましょう
たとえば、独立洗面台は部屋探しの条件で人気ですが、手洗いうがいはキッチンで、メイクは卓上の鏡など、応用すれば必要ない場合も。また、浴室乾燥機がなくても、基本はバルコニーで外干し、部屋干しの際は衣類乾燥除湿機を使えば、意外と十分に感じるかもしれません。
「必ず欲しいもの」「あったら嬉しいもの」など、条件を分けておくと部屋探しの優先順位が付けやすいですよ。

立地は生活しやすいか

部屋の広さや設備も重要ですが、立地条件を視野に入れないと生活しづらいというデメリットがあります。
近くにスーパーやコンビニなど、生活用品を購入できるお店があるのか周辺情報をきちんと調べておきましょう。自炊の有無に限らず、食料品・日用品が手に入りにくい立地は生活しにくいので注意が必要です。
また、一人暮らしで不安になるポイントのひとつが、急な病気です。いざ病気になると、ひとりでできることが限られてきます。病気の時でもなんとか歩ける距離に、病院と薬局が近くにあると安心できるでしょう。

条件の優先順位はどんな暮らしをしたいかで決める

「こんな家に住みたい!」と妄想が膨らんでも、条件に合う部屋がなければ妥協ポイントを考える必要があります。そんな時は、「どんな暮らしをしたいのか」をベースに優先することをきめていきましょう。
たとえば、アルバイトを頑張りたいと考えている人は、帰宅が遅くなることも予想されます。24時間開いているスーパーやコンビニが近くにある物件を選ぶと便利でしょう。
大学に自転車やバイクで通う予定の人は、駐輪場が付いている物件かを確認しなくてはいけません。

これから始まる理想の暮らしを想像して、優先順位を決めていきましょう。

一人暮らし経験者が教える! 部屋選びはここに注目

理想の暮らしはあっても、その条件が本当に必要なものか、一人暮らしをはじめる前に見極めるのは難しいと思います。そこで、一人暮らし経験者の人に実際にあったほうがいい設備や気にしなくてもいいことを聞いてみました。
経験談を参考に、部屋探しの条件を決めてみましょう。

◆こだわってよかった部屋条件はこんなところ

こだわったってよかった部屋の条件は、収納・バルコニー付き・防犯やセキュリティです。
収納 収納がない物件は、新たに収納家具を買う必要があり部屋のスペースを狭くなる可能性。 大きなクローゼットがついている部屋は収納家具が必要ないので少し手狭な部屋でも◎
バルコニー付き 外に洗濯物を干したい人は要チェック。 浴室乾燥機がない場合、洗濯物の干す場所に困ることも。
防犯やセキュリティ 安全面として、突然の来訪者が来ても安心。
収納がない物件は、新たに収納家具を買う必要があるので、部屋が狭くなってしまいます。逆に大きなクローゼットがついている部屋は収納家具が必要ないので少し手狭な部屋でも大丈夫かも。収納場所のことも考えて選びましょう。
また、浴室乾燥機がついていない場合、バルコニーがないと洗濯物を干すスペースに困ってしまいます。外で洗濯物を干す人はこだわりたいポイントのひとつですね。
防犯やセキュリティに関しては、新生活の不安要素。特に女性は、安全面を考えてモニター付きのインターホンやオートロックの物件であれば、突然の訪問者が来ても安心です。

◆こだわらなくてもいい部屋の条件は?

バストイレ別 ユニットバスのほうが掃除が楽。 家賃が安くなることを考慮したらこだわる点でもないかも。
浅い築年数 築30年の部屋でも意外と快適に暮らせる。
角部屋を避ける 隣に人がいないのでむしろ気が楽という面も。
浴室乾燥機 部屋干しは衣類乾燥機を使えば問題ない。
独立洗面台 あればいいけどなくても困らない。 顔を洗ったり歯を磨いたりはキッチンやお風呂についてる洗面台で。メイクは部屋で鏡を出せばOK。
こだわる必要のなかった設備として多かった答えが「バストイレ別」という回答。「お風呂とトイレは別のほうがいい」というのはよく聞くこだわりポイントだったので意外でした。理由として、「ユニットバスのほうが掃除が楽」、「家賃が安くなる」ということがあげられます。

妥協したポイントは工夫して補って生活している先輩たち。「はじめは必要だったり、欲しいなと思っていたものであっても、生活をしていくとなくても案外大丈夫なことが多いですね」と語ってくれました。

◆先輩が「こだわればよかった」と感じてることは?

宅配ボックス コンビニ受け取りや再配達を防止でき、受け取りが楽になる。 家賃が高くなる場合が多いので、宅配の利用度によって選ぶとよい。
その他 ・玄関と居住スペースの間に仕切りがあるかどうか ・既に持っているWi-Fiルーターが繋がるかどうか
宅配ボックスはほぼ全員が「これがあればよかった」と回答。「再配達の受け取りが面倒」、「コンビニ受け取りが手間」ということが理由でした。ただし、宅配ボックス付きの家は家賃が高くなることもあるので、バランスをみて考えたいですね。
「こだわればよかった」というそれ以外の意見には、「玄関と居住スペースの間に仕切りが欲しい」「既に持っているWi-Fiルーターがエリア外で接続できなかった」などの意見もありました。

事前に確認できることは、不動産屋さんに聞いたり、内見のときに確認したりしておくと引越し後にがっかりすることを減らせるかもしれません。

大学生が暮らしやすい家と大学との位置関係とは?

大学生の場合は、通学圏内で物件を探しがちですが、メリット・デメリットがあります。実際の先輩達の声を参考に、暮らしやすい家と大学の位置関係を考えてみましょう。

大学生の場合、通学時間を考慮して大学の最寄り駅に住むのは便利です。ただし、インカレサークルに所属するなど、大学外の活動やアルバイト、プライベートでは不便に感じてしまう可能性もあるんだとか。
「大学の最寄り駅で条件を絞るよりも、駅から徒歩10分程度で大学までの通学時間が15〜30分が理想的だと思います。」(一人暮らし大学生)

大学の近くということにこだわりすぎず、適度に買い物や遊びやすい駅周辺に住むのも、ひとつの選択肢なのかもしれませんね。ただし、ターミナル駅など路線が複数ある駅周辺は家賃が高めにはなってしまうでしょう。
内見前に路線図を見ながら、住むエリアを考えると決めやすいですよ。

引越し初期費用を抑えられる物件もある

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初めての一人暮らしは特に、家具・家電・日用品など揃えるものも多く、初期費用がかさんでしまいます。ここからは、初期費用が抑えられるお得な物件についてご紹介します。
なるべく出費を少なくしたいと考えている人は、チェックしておきましょう。

敷金礼金ゼロ物件で大幅に節約

「敷金礼金ゼロ物件」とは、敷金礼金が無料で契約できる物件のことです。初期費用を大幅に抑えられることから人気ですが、注意すべきポイントがあります。

「礼金が0円はお得だと考えてもらってよいのです。しかし、敷金0円の物件の場合、退去時に部屋のクリーニング代などを別途請求されたり、そもそもの家賃が相場よりも高く設定されていて、高い月額費用を支払わなければいけない可能性があります」(一人暮らしアドバイザー 小林さん)

無料という言葉だけに踊らされず、契約内容や周辺物件の家賃相場を必ず確認してからお得かどうか判断しましょう。

※敷金…担保として家主さん(アパートなどの大家さん)に預ける費用
※礼金…家主さんにお礼金として支払う費用

フリーレント物件は期間限定で家賃ゼロ

フリーレント物件は、入居後1〜3ヵ月分の家賃が無料の物件のことです。通常、賃貸契約のときに支払う費用には、前家賃が含まれています。前家賃では家賃1ヵ月分を用意する必要があるので、その分がまるまる0円になるのはとてもお得です。

家具・家電付きの部屋もお得

家具家電はすべて揃えると莫大な費用になるため、ベッドや机などの家具や、冷蔵庫や洗濯機などの家電製品が備え付けの部屋も初期費用を抑えたい人にはおすすめ。
ただ、自分好みのインテリアを楽しめなかったり、ものによっては余計に感じてしまう可能性もあります。
急な引越しでも最低限の生活ができるのが嬉しいですが、家賃が高い場合もあるので、初期費用と生活費のバランスをよく計算して決めましょう。

初めての引越し!賃貸サイト活用方法

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住みたい条件を決めて、お得な物件がわかったら実際に部屋を探してみましょう。
進学や入社前はスケジュールが密なため、部屋探しや引越しにも余裕がありません。そのため、時間・場所を関係なく物件検索をできる賃貸サイトはとても便利。特に、遠方への引越しの場合は、全国の物件情報を調べられるので、強い味方になってくれます。
少ない時間で片手間でも理想の物件が見つかるように、賃貸サイトの検索方法やチェックポイントを確認しましょう。

賃貸サイトを使うにはまず「住む地域」を決める

賃貸サイトをうまく利用することで、求めている物件が見つけやすくなります。まずは、物件を探す地域を「駅・路線」、「通学・通勤時間」などで条件を絞ってみましょう。
沿線・駅から探す 住みたい駅・沿線が決まっている人向け。 ピンポイントの駅を指定するだけでなく、沿線から物件をリストアップすることもできる検索方法。
通勤・通学時間から探す 利便性が気になる人向け。 希望の通勤・通学時間から検索をします。複数の駅を入力できるのでターミナル駅までの距離が気になる人にも◎
エリアから探す 住みたい街が決まっている人向け。 希望の市や区でまとめて物件を見ることができます。
住みたいエリアを絞っていない人は、さまざまな条件で検索をして家賃の相場感を把握してみましょう。どのような環境に住みたいのかイメージすることで、少しずつエリアが定まってきますよ。

物件情報の見ておくべきポイント5つ

住みたいエリアがイメージできたら、もう少し細かく検索項目を増やして物件を絞り込んでみましょう。その際に注意したいチェックポイントがこの5つです。
共益費・管理費 「家賃」と「共益費、管理費」は別に表示されている場合があります。共益費や管理費も家賃と合わせて毎月支払うものなので、一緒に確認しましょう。
築年数・構造・階数 「お手頃の物件があったと思ったら、希望している構造じゃなかった!」なんてことも。木造・鉄骨造・鉄筋コンクリート造など、希望がある場合は絞り込みも大切。防犯面や災害、虫が気になるなら階数にもこだわりたいところ。
間取り図で部屋の広さと形 広さだけを見るのではなく、部屋の形や間取りもしっかり確認しておきましょう。家具を配置するときに部屋の形がいびつだとレイアウトしづらかったり、パッと見だけでは判断しづらい部分があります。
内装・周辺地域の写真 キッチンや洗面台に収納スペースはあるのか、フローリングか和室か、間取り図だけではわからない情報は、写真でしっかり確認してイメージを固めましょう。
不動産会社情報 検索サイトの情報は、複数の不動産会社が取り扱っていることが多くあります。たとえば渋谷駅で検索して出てきた物件なのに、取り扱い不動産会社は池袋だったというケースも。気に入った物件は、どこの不動産会社が扱っているのか、現地の駅にあるのか、内見時に困らないようにチェックしておきましょう。
条件を欲張って絞りすぎると、物件が表示されなかったり、数件しか表示しない場合があります。どうしても譲れない条件・妥協できる条件を照らし合わせて、気になる物件を探してみてください。

自分にあった不動産会社を選ぶには

住みたいエリアや部屋の条件がイメージができたら、不動産会社に行って内見、そして契約をします。不動産会社は賃貸サイトを経由して予約を取ることもできますが、気になる不動産会社があれば直接連絡をすることもできるんです。また、実際に行ってみると、賃貸サイトに載っていない物件に出会えることも。
よい部屋に出会えるかどうかは不動産会社の力量に左右されます。一人暮らしライフを満喫するためにも、不動産会社の選び方とポイントを抑えておきましょう。

自分に合った不動産会社は?

広告やCMで見たことのある大手不動産会社は安心感がありますが、聞き慣れない不動産会社だと心配ですよね? 大小ある不動産会社に、なにか違いはあるのでしょうか。
不動産会社には、大手不動産会社と地元密着型不動産会社があります。
自分が求めている情報を効率よく収集するために、それぞれのメリット・デメリットを確認しておきましょう。
大手・地元密着型不動産会社のメリット・デメリット
大手 地元密着型
メリット 賃貸物件数が豊富  部屋以外の情報も聞ける 
短期間で見つけることが可能 条件の相談可能
インターネットで内見予約できる 独自物件がある
デメリット 迷っている間に契約が決まる  物件数が少ない
すぐに内見できないことがある
大手不動産会社は、営業エリアの範囲が広いため、一駅に限定されず周辺駅や路線単位にも店舗があることや、自社取扱いの賃貸物件数が豊富なところがメリットです。しかし、業界内で同じ物件を共有して持つことが多いため、競争が激しく、迷っている間に契約が決まってしまう場合も。また、取り扱う物件の多さから、個々の物件を詳しく把握していないことも少なくありません。


対して地元密着型不動産会社は、地域の情報に精通しているので、周辺のお店や治安の情報を細かく得られる点がメリットです。大家さんとの繋がりの強さから、場合によっては条件の相談や他社では紹介してもらえない物件を紹介してもらえることもあります。ただ、限られた地域に密着しているので、カバーする地域と物件数は大手よりも劣ることは否めません。

それぞれのメリット・デメリットを通して、「広いエリアで多くの物件を比較したい人」は大手、「特定のエリアでより濃く物件を探したい人」は地元密着型の不動産会社がおすすめです。
物件の比較や周辺地域の治安を調べるために、両方来店して比較するのも手段のひとつですよ。

賃貸契約までの流れや期間を確認しよう

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不動産会社に行く前に、大まかな賃貸契約までの流れを抑えておきましょう。希望条件の伝え方や、契約のタイミング、初期費用はいつまでに支払うのか、部屋選びから契約までの流れと期間をご紹介します。

賃貸契約までの手順

  1. お客様カードを記入、希望条件を満たす物件探し(1日)
  2. 内見(1~3日ほど)
  3. 入居申し込み手続き(1日)
  4. 入居審査(当日~1週間ほど)
  5. 重要事項説明(1日)
  6. 本契約(初期費用の支払い)(1日)

※重要事項説明と本契約は同じタイミングでおこなわれることがほとんどです。

◆物件探し~内見は最短1日

物件探し、内見はスムーズにいけばその日のうちにおこなえます。希望した物件にまだ住んでいる人がいたり、極端に離れた地域の物件の場合は内見が後日になることもあります。

◆入居審査は平均3日

入居申し込み手続きは、物件の仮押さえなので、不動産会社側の書類に必要事項を記入するだけです。入居審査はだいたい3日程度が平均ですが、物件や時期などによって異なることもあるので不動産会社の人に確認しましょう。

◆重要事項説明~本契約は1日

重要事項説明と本契約は、同日におこなわれます。このとき、必要な書類はすべて揃えておかなければならないので、入居申し込み手続きを済ませたら準備できるようにしておきましょう。

契約にどんな書類が必要?

賃貸契約を結ぶとき、「未成年の学生」と「成人した学生」によって必要な書類が違います。未成年の学生の場合、本人名義で物件を契約ができません。そのため、保護者が借主となる場合が多く、居住者本人以外の書類が必要です。
対して、成人した学生は、本人名義で物件を契約できますが、保証人(保護者のことが多い)に関する書類の用意を求められます。それぞれ準備すべき書類が違うので、確認しておきましょう。
未成年の学生の場合 成人した学生の場合
学生自身で揃えられる書類 居住者の身分証明書  借主(自分)の身分証明書 
居住者の「住民票の写し」 借主(自分)の「住民票の写し」 
金融口座印 金融口座印
保護者に揃えてもらう書類 借主(保護者など)の身分証明書   連帯保証人の印鑑証明書(有効期限3ヵ月)
借主(保護者など)の住民票の写し 連帯保証人の収入証明書(昨年度分の源泉徴収票または住民税決定通知書など)
借主(保護者など)の印鑑証明書 連帯保証人が必要となった場合その人の収入証明書
借主(保護者など)の在籍証明書(健康保険証や在籍証明など)
「自分が借主(契約する人)になれる場合と、そうでない場合とで必要な書類が変わります。高校生の場合は保護者がすべて揃えてくれることもあると思いますが、一人暮らし中の学生は、保護者に必要な書類をきちんと伝えるために、不動産会社から必要書類のリストをもらっておきましょう」(リアルティマート 森田さん)

初めての内見で確認しておきたいところ

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気になる物件が見つかったら、いよいよ内見です。内見は不動産会社の担当者と、部屋の中を直接見ることができます。一人暮らしをはじめたときの姿をリアルに想像することができるので、部屋を決める最大のイベントといっても過言ではないでしょう。部屋選びを失敗しないためにも不動産会社に確認することと、内見時にチェックしたいポイントをご紹介します

内見で確認するポイント1<契約開始と支払いのこと>

2〜4月の繁忙期は、最短での契約を求められます。そのため、入居日の1週間前までには、契約締結・契約金支払いを完了させる必要があります。物件によっては内見から契約までスムーズに進むことがあるので、契約までのスケジュールや初期費用の支払いについて必ず確認しておきましょう。
また、未成年の学生の場合、契約の際は保護者の立ち会いが必須の場合があります。内見の前に不動産会社への確認と、家族に相談することを忘れずに。

内見で確認するポイント2<部屋の確認事項>

<立地の条件>

  • 駅からの実際の徒歩時間
  • 物件の立地・道路の状況など
物件情報に記載された最寄り駅まで徒歩時間は、普通に歩くよりも少し速めに時間が設定されていることがあります。
時間があれば、駅の改札から物件まで実際に歩いて時間を計ったり、Googleマップなどで徒歩時間をチェックしましょう。また、幹線道路や線路沿いの立地の場合は、騒音や揺れによってストレスを感じることもあるかもしれません。近隣の生活音や環境音がどれくらい部屋に影響しているか、確認しましょう。

<生活のしやすさ>

  • 生活導線の使い勝手を確認
  • 洗面台・トイレ・風呂の仕切り
  • 室内の音がどこまで響くのか
  • 窓の向きと開けた時の景色
  • セキュリティ関連設備の確認
洗面台やお風呂場、トイレなど自分が使いやすい設備となっているか、家具を置いた時に生活動線は問題ないか、実際に生活イメージをしながら確認しましょう。
生活音の問題はチェック手段は少ないですが、家具・家電がなにも置いていない空室状態で拍手をすることで、音の響きを確認することができます。また、隣室に人が住んでいる場合は、数分間静かにして生活音がどれくらい聞こえるのかチェックするのも◎室内に窓がある場合は、方角と窓からの景色を見ておくと、引越し後にがっかりすることも少ないです。

セキュリティを考えるとオートロックは理想的ですが、設備が整っていても柵を簡単に乗り越えられてしまうような物件も。エントランスやベランダのセキュリティも確認しておくと、実際に入居したあとも安心ですよ。

<搬入時の確認>

  • 階段・玄関や室内ドアの間口
  • 部屋のスペースを測っておく
内見する部屋が2階より上のときは、冷蔵庫や洗濯機などの大型家具家電が、エレベーターや階段、玄関を通るか見ておきましょう。
十分なスペースがあるかメジャーで測っておくと、搬入時のトラブルを回避できますよ。

内見で確認するポイント3<近隣施設・地域の雰囲気のこと>

物件の周辺を散策する余裕があれば、近所のスーパーやコンビニの場所を確認しておくと、住み始めてからの生活がイメージしやすくなります。ただ、時間がない場合は不動産会社に近隣の様子や周辺施設を確認するといいでしょう。

チェックしたいポイントは、買い物をする場所はどこにあるか、遅くまで営業しているスーパーやコンビニがあるのか、など。また、いざというときのために、物件近くに病院があると安心です。

あわせて、昼間だけでなく朝晩の通勤・通学時の様子も不動産会社に聞いておきましょう。ラッシュ時の混雑状況や、夜の治安のよさは、新生活を有意義に過ごすために意外と重要なことです。内見で訪れる時間帯以外の街の様子を、積極的に質問しておきましょう。

内見のときに持っていくもの

  • スマートフォン
  • メジャー
  • 図面(当日不動産会社にプリントアウトしてもらえばOK)
  • ペン
  • 申し込みに必要な書類 ※内見当日に申し込みまで考えている場合

    • 居住者/借主(親または20歳以上の学生)の学生証と身分証明書
    • 居住者/借主(親または20歳以上の学生)の住民票の写し
    • 居住者(親または20歳以上の学生)の印鑑(シャチハタ以外)
「内見では同じ部屋を二度三度見ることは現実的に不可能なので、ポイントのチェックや、後で見落としがないように写真を撮らせてもらうなど、一度の内見ですべて把握できるようにしておきたいですね」(リアルティマート 森田さん)

スマートフォンを持参すれば、物件の特徴をメモしたり写真を撮ったり、部屋の方角を見たりすることができます。

初めての一人暮らしお部屋探し編まとめ

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初めての一人暮らしは、ドキドキや不安がつきものです。新生活の夢や希望はもちろん、「こんな部屋に住んでみたい!」という理想もありますよね。
理想を叶えるのも大切ですが、自分が快適に生活できるためにどんな部屋・環境が必要なのかしっかり見極めて部屋探しをしてみましょう。そうすれば、これからお世話になる素敵な物件が見つかりますよ。
バタバタしている新生活のなかで、安心して帰りたくなるようなお気に入りの部屋を見つけてみてくださいね。

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