目次
一人暮らし用の物件には、さまざまな種類があります。「アパートとマンションの違いって実際なんなの?」「ほかにどんな暮らし方があるの?」と感じている人のために建物の構造の違い、寮やシェアハウスといった選択肢を紹介します。
アパートとマンションの違いは?
物件を選ぶときの選択肢としてよくあげられるのがマンションとアパートです。このふたつの建物、実際どのような違いで定義されているのでしょうか?

一人暮らしアドバイザー 小林さん
建築上、マンションは主に鉄筋や鉄骨鉄筋コンクリート構造で耐震性や耐久性にすぐれている集合住宅のことを言い、アパートは木造や軽量鉄骨などの比較的階数の低い共同住宅のことを言っています。近頃はアパートでもオートロックがついた女性に安心のアパートも増えています
-
マンション・・・まわりの生活音を気にしくない人におすすめな人
-
アパート・・・家賃を抑えたい人におすすめ
生活音を気にしたくない人はマンションがおすすめ!
建築上のみの定義ではアパートとマンションは大して変わらないと思うかもしれませんが、木造とコンクリート構造では生活音の聞こえ具合がだいぶ変わります。
防音に優れているのはコンクリート構造のマンションです。気になる人は、内見の時点で不動産の人に構造を確かめておくことをおすすめします。また、家で音楽を演奏したいという人は、騒音がトラブルのもとになりかねないので、防音設備のあるマンションを選びましょう。
防音に関しては、隣人がいつも大きな音で音楽を聴いていたり、大人数で騒いでいたり、など周辺の住人のモラルも関係します。住んでみなければわからないことではありますが、こちらも内見のときに近隣住人のことなどを不動産会社の人に尋ねてみるのもいいかもしれません。
防音に優れているのはコンクリート構造のマンションです。気になる人は、内見の時点で不動産の人に構造を確かめておくことをおすすめします。また、家で音楽を演奏したいという人は、騒音がトラブルのもとになりかねないので、防音設備のあるマンションを選びましょう。
防音に関しては、隣人がいつも大きな音で音楽を聴いていたり、大人数で騒いでいたり、など周辺の住人のモラルも関係します。住んでみなければわからないことではありますが、こちらも内見のときに近隣住人のことなどを不動産会社の人に尋ねてみるのもいいかもしれません。
家賃を抑えたい人にはアパートがおすすめ!

一人暮らしアドバイザー 小林さん
アパートはマンションに比べ工事費用が安いため、家賃もマンションより安いケースが多いです
物件の作りや構造から、どうしてもマンションのほうがアパートより家賃が高くなりがち。低予算で一人暮らしをスタートさせたい学生にはアパートのほうが手が届きやすいです。防犯面でアパートは心配、という学生もいるかもしれませんが、オートロックつきの防犯に優れた物件はマンションだけでなくアパートにもあります。
寮やシェアハウスという選択肢
-
寮がおすすめな人
・家賃を抑えたい人
・会社や大学が一緒な人との輪を広げたい人
-
シェアハウスがおすすめな人
・さまざまなコミュニティの人と暮らしたい人
・比較的自由な時間を過ごしたい人
他人同士がひとつ屋根の下で一緒に暮らしている寮やシェアハウスは、一人暮らしの物件とはまた違います。「いきなり一人暮らしをするのは不安」という人も「いろんな人との共同生活を楽しみたい!」という人も、選択肢のひとつとして、ぜひ参考にしてみてください。
寮は家賃を抑えて同じコミュニティの人と共同生活を送りたい人におすすめ
寮には寮長さんなど取りまとめている人がいるため、食事やセキュリティ面で安心できる環境です。
ただ、寮によっては門限があるところもあるので、アルバイトを始めたときなどは時間の調整などが必要になります。それぞれに個室が与えられているか、複数人で一部屋かも寮によって違うので確認しましょう。
ただ、寮によっては門限があるところもあるので、アルバイトを始めたときなどは時間の調整などが必要になります。それぞれに個室が与えられているか、複数人で一部屋かも寮によって違うので確認しましょう。
シェアハウスは様々な人とコミュニケーションを取りたい人におすすめ
シェアハウスは門限や規則がある寮に比べて、1人の時間や同じシェアハウスの住人との時間を自由に過ごせます。
間取りはさまざまな種類がありますが、大きな共用スペースとしてのリビング、キッチン、風呂、トイレのほか、それぞれの個室があるタイプのものが多いです。女性限定や国際交流ができるなどコンセプトが決まっているシェアハウスもあります。
間取りはさまざまな種類がありますが、大きな共用スペースとしてのリビング、キッチン、風呂、トイレのほか、それぞれの個室があるタイプのものが多いです。女性限定や国際交流ができるなどコンセプトが決まっているシェアハウスもあります。
まとめ
一人暮らしをする物件にはマンションやアパートなど構造の違いがあるものや、寮やシェアハウスといった共同生活のできるものなどさまざまな選択肢があります。いろんな生活を想像しながら自分に合っているのはどんな暮らしなのかを考えながら部屋探しをしてみましょう。

監修:小林朗子
整理収納コンサルタント・一人暮らしアドバイザー
マンションデベロッパー、不動産仲介、リフォーム業界などを経て、現在は自宅やオフィスの整理収納コンサルティングを行う。実務作業が主な活動で、引越し・模様替え・衣替え・事務所移転などでお困りの方のお宅にて片付け作業を実施。新築マンションやリノベーションなどの住宅関連企業様とのセミナー開催やコラムの執筆等も行っている。
イラスト・MARIKO TANAKA
文・山下 茜(アート・サプライ)
文・山下 茜(アート・サプライ)