目次
いよいよ憧れの一人暮らし! お部屋探しやインテリア、新しい出会いや環境など楽しみなことが多いのでは? その一方で初めての一人暮らしには引越しの手順や費用など不安になることもたくさん。引越しはどんな流れで進んでいくの? 今どんなことができるの? 引越し2〜3ヵ月前からできる準備を紹介していきます。
引越しの手順と今からはじめられる準備
時期 | やること | ポイント |
---|---|---|
引越し2〜3ヵ月前 | 一人暮らしにかかる費用を把握 | インターネットで情報収集 |
住むエリアを決める | ||
住みたいお部屋の条件を決める | ||
引越し1ヵ月前 | 内見・申込み・契約 | 不動産屋へ 内見時に申込みができるように書類一式や印鑑・身分証明書を準備していくのがおすすめ |
引越し業者を決定 | インターネットで比較がおすすめ | |
家具家電を探す | インターネットや全国展開の家具家電のお店がおすすめ | |
引越し2週間前 | 荷造り | ダンボールや梱包材は引越し業者からもらえる |
ライフライン開始(停止)手続き | 電話、またはホームページから手続き可 | |
転出届手続き | 現住所の役所で手続き可 引越し前後14日まで | |
郵便物転送届手続き | ホームページで手続き可 | |
日用品の購入 | インターネットで購入がおすすめ | |
引越し前日 | 洗濯機の水抜き | |
冷蔵庫の水抜き | 前日までにコンセントも抜いておく | |
引越し当日 | 旧居の片づけ | |
旧居のライフライン停止手続きの立ち合い | ||
新居の拭き掃除 | ||
新居のガス開始手続きの立ち合い | ||
引越し後 | 転入届/転居届 | 新居の役所で手続き可 引越し後14日まで |
各種住所変更(マイナンバー、運転免許証、国民健康保険証、年金手帖、郵便局への転居届け、銀行口座やクレジットカード、通信関係、自分名義で契約しているもの) | 各種方法をインターネットでチェック | |
NHK受信料の契約 | NHKのホームページから | |
インターネット手続き | 新規契約はインターネットで手続き可 |
まずは、引越しの手順とポイントをまとめました。大まかな流れを確認して、事前にできる準備をはじめてみましょう。
一人暮らしの平均引越し費用はいくら?
実際に引越しが決まると、引越し費用がどれくらいかかるのか不安ですよね。
ここからは、一人暮らしに必要な初期費用と1ヵ月に必要な生活費を大まかにご紹介します。
ここからは、一人暮らしに必要な初期費用と1ヵ月に必要な生活費を大まかにご紹介します。
一人暮らしの初期費用の目安は50〜80万円程度
一人暮らしの引越しに必要な初期費用は賃貸契約や家具・家電の購入、引越し費用をあわせて50〜80万円程度と言われています。
物件を借りるための初期費用で約40万円、家具や家電を一から揃える場合は約25万円、引越し代で約10万円ほどです。もちろん、選んだ部屋の賃料や購入する家具家電、引越しの際の荷物の量や距離で金額は前後するものです。
詳しい内訳をみて一人暮らしをはじめるために必要となる費用を把握しておきましょう。
物件を借りるための初期費用で約40万円、家具や家電を一から揃える場合は約25万円、引越し代で約10万円ほどです。もちろん、選んだ部屋の賃料や購入する家具家電、引越しの際の荷物の量や距離で金額は前後するものです。
詳しい内訳をみて一人暮らしをはじめるために必要となる費用を把握しておきましょう。
賃貸物件の初期費用の目安は30〜42万円
項目 | 目安費用 |
---|---|
敷金 | 約家賃の1ヵ月分6万円 |
礼金 | 約家賃の1ヵ月分6万円 |
管理費・共益費 | 約1万円 |
前家賃 | 約家賃の1ヵ月分6万円 |
仲介手数料 | 約家賃の1ヵ月分6万円 |
鍵交換費 | 約2万円 |
火災保険 | 約2万円 |
合計 | 約30~42万円 |
※費用は家賃6万円で想定
家賃6万円を想定した場合、初期費用の目安は30〜42万円が必要です。敷金・礼金の有無、仲介手数料の料金で金額は前後しますが、これくらいの金額は抑えておきましょう。
家賃6万円を想定した場合、初期費用の目安は30〜42万円が必要です。敷金・礼金の有無、仲介手数料の料金で金額は前後しますが、これくらいの金額は抑えておきましょう。
◆初期費用が抑えられる物件がある!
急な引越しが必要になった場合、初期費用が準備できないということもあるかもしれません。そんなときに視野に入れたいのが、初期費用を抑えられる物件です。どんなものがあるのかチェックしておきましょう。
1.敷金・礼金0円物件
「敷金礼金ゼロ物件」とは、「敷金(退去時の修繕費用や家賃滞納時の保障などにあてる費用)」と「礼金(家主さんにお礼として支払う費用)」が0円で賃貸契約が結べる物件のことです。初期費用を大幅に抑えることができますが、気を付けたいポイントがあります。
「礼金が0円は単純にお得だと考えてもらってよいのですが、敷金0円という物件は、退去時に別途部屋のクリーニング代などを請求されたり、そもそもの家賃相場が周辺の物件よりも高く設定されていて月額費用を高く支払わなければならなかったりする可能性があります」(一人暮らしアドバイザー 小林さん)
2.フリーレント物件
フリーレント物件というのは、入居してから1ヵ月〜3ヵ月分の家賃が無料になる物件のことです。賃貸契約時に支払う費用の中には、だいたい前家賃が含まれています。前家賃では家賃1ヵ月分を用意する必要があるので、その分がまるまる0円になるのはとてもお得です。
ただし、フリーレント物件にも注意が必要です。「契約期間が〇ヵ月以上」と期間が決められていることが多く、解約する際に違約金が発生してしまうことも。契約書をよく確認しましょう。
「敷金礼金ゼロ物件」とは、「敷金(退去時の修繕費用や家賃滞納時の保障などにあてる費用)」と「礼金(家主さんにお礼として支払う費用)」が0円で賃貸契約が結べる物件のことです。初期費用を大幅に抑えることができますが、気を付けたいポイントがあります。
「礼金が0円は単純にお得だと考えてもらってよいのですが、敷金0円という物件は、退去時に別途部屋のクリーニング代などを請求されたり、そもそもの家賃相場が周辺の物件よりも高く設定されていて月額費用を高く支払わなければならなかったりする可能性があります」(一人暮らしアドバイザー 小林さん)
2.フリーレント物件
フリーレント物件というのは、入居してから1ヵ月〜3ヵ月分の家賃が無料になる物件のことです。賃貸契約時に支払う費用の中には、だいたい前家賃が含まれています。前家賃では家賃1ヵ月分を用意する必要があるので、その分がまるまる0円になるのはとてもお得です。
ただし、フリーレント物件にも注意が必要です。「契約期間が〇ヵ月以上」と期間が決められていることが多く、解約する際に違約金が発生してしまうことも。契約書をよく確認しましょう。
新生活の家具費用の目安は3〜7万円
項目 | 目安費用 |
---|---|
ベッド | 約1〜2万円 |
テーブル | 約5,000〜1万円 |
イス | 約3,000〜6,000円 |
ソファ | 約1〜3万円 |
カーテン | 約3,000〜5,000円 |
合計 | 約3~7万円 |
はじめての一人暮らしの場合、家具をそろえる必要があります。最低限必要な家具をそろえるなら、3〜7万円は用意しましょう。もし、一つひとつのインテリアにこだわりたい場合は、費用はもっとかかります。一度買ってしまうとなかなか違うアイテムに買い替えられないものです。よく考えて購入しましょう。
◆家具レンタルサービスや家具付き物件も!
最近では月額定額制の家具のレンタルサービスなどもあるので、そちらを利用するのもいいかもしれませんね。引越しのときも処分などが不要なので便利ですよ。 また、家具付きの物件もあります。初期費用を抑えたい人、こだわりがあまりない人にはおすすめですが、家賃が高い場合もあるので注意しましょう。
新生活の家電費用の目安は10〜19万円
項目 | 目安費用 |
---|---|
冷蔵庫 | 約3〜5万円 |
洗濯機 | 約3〜5万円 |
テレビ | 約2〜3万円 |
電子レンジ | 約6,000〜2万円 |
炊飯器 | 約6,000〜2万円 |
掃除機 | 約5,000〜1万円 |
ドライヤー | 約2,000〜5,000円 |
合計 | 約10~19万円 |
家電を新品で揃えるなら、10〜19万円が目安になります。
エアコンや照明は最初から備わっている部屋がほとんどなので除きましたが、最初から備わっていない場合、エアコンが必要になるので費用を確認しましょう。
エアコンや照明は最初から備わっている部屋がほとんどなので除きましたが、最初から備わっていない場合、エアコンが必要になるので費用を確認しましょう。
◆フリマアプリや通販サイトも利用してみる!
家電量販店で購入するのもいいですが、フリマアプリや通販で安い家具や家電を購入して費用を抑えるのも、初期費用の節約に繋がります。ただ、その分送料がかかってしまったり、搬入作業が手間になることがあるので、トータルが割高になってしまうことも。損をしないように、事前の下調べをおこないましょう。
その他生活必需品の目安は2~3万円
家電以外にも、キッチン用品や洗剤・ペーパー類などの生活必需品に2〜3万円かかります。
家電以外に揃えておきたい生活必需品を以下にまとめてみました。
家電以外に揃えておきたい生活必需品を以下にまとめてみました。
- 鍋・フライパン・包丁・食器などのキッチン用品
- トイレットペーパーなどの消耗品
- 洗剤・柔軟剤・ハンガーなどの洗濯用品
- 台所用洗剤・スポンジなどの日用品
- シャンプー・リンスなどの入浴用品
- 歯ブラシ・歯磨き粉・コンタクト洗浄液などの洗面用品
引越し後に買い揃えるのもいいですが、当日は何かとバタバタしてしまいます。費用と手間を抑えるためにも、通販を利用してみるのもいいでしょう。
新生活の引越し代の目安は2〜10万円
- 自分で引越す場合・・約2〜5万円
- 引越し業者を利用する場合・・・約4〜10万円
引越し代は、荷物量や引越し先までの距離・時期によって金額が大きく変動します。大型の家具がある場合や遠距離の引越しの場合は、引越し業者を利用しましょう。
逆に、近距離の引越しで荷物が少ない場合は、家族や友人に手伝ってもらうという手も。引越し業者に依頼するより手間はかかりますが、引越し費用を抑えられる場合がありますよ。
逆に、近距離の引越しで荷物が少ない場合は、家族や友人に手伝ってもらうという手も。引越し業者に依頼するより手間はかかりますが、引越し費用を抑えられる場合がありますよ。
一人暮らしにかかる生活費と節約術!
項目 | 目安費用(月々) |
---|---|
家賃 | 約6万円 |
管理費・共益費 | 約1万円 |
水道・光熱費 | 約1万円 |
食費 | 約3万円 |
娯楽・交際費 | 約3〜5万円 |
携帯代 | 約1万円 |
通信費 | 約5,000円 |
生活用品代 | 約3,000〜5,000円 |
※費用は家賃6万円で想定
見落としがちなのがインターネットの通信料。自宅にインターネット回線を引いたりWi-Fiを設置したりした場合、毎月5,000円ほどの出費になります。最近ではインターネット無料やWi-Fi完備の物件もあるので、賃貸物件を探すときにチェックしてみましょう。
「家賃を除いた一人暮らしにかかる月々の生活費は、10万円前後が目安となります。食費は1日1,000円以内だとしても月に3万円。さらに毎月の娯楽・交際費などを含めると、10万円に抑えるのがやっとだと思います。出費は計画的に考えましょう。」(小林さん)
見落としがちなのがインターネットの通信料。自宅にインターネット回線を引いたりWi-Fiを設置したりした場合、毎月5,000円ほどの出費になります。最近ではインターネット無料やWi-Fi完備の物件もあるので、賃貸物件を探すときにチェックしてみましょう。
「家賃を除いた一人暮らしにかかる月々の生活費は、10万円前後が目安となります。食費は1日1,000円以内だとしても月に3万円。さらに毎月の娯楽・交際費などを含めると、10万円に抑えるのがやっとだと思います。出費は計画的に考えましょう。」(小林さん)
一人暮らしで節約できること
引越しが終わったら、ついに一人暮らしが始まります。楽しみなこともありますが、お金の使い方に関して不安を感じる方も多いのではないでしょうか。節約ポイントをチェックしておきましょう。
- 食費・・・・・・・自炊をする
- 水道・光熱費・・・使いすぎに注意、プランの見直し
- スマホやインターネット・・・プランの見直し
生活費の中で最も節約しやすいのは食費と言われています。ご飯だけ冷凍しておいたり、週に1回でも自炊をするだけで毎日外食をするよりも出費が抑えられることも。
また、水道・光熱費やスマホやインターネットなどの固定費がかかるものは、プランや契約会社を見直せば節約できる場合もあります。水道・光熱費をどれくらい使っているか、ネットやスマホなどの固定費がどれくらいかかっているのか、ひと目で確認できるように家計簿アプリを使って生活費を管理するのもおすすめですよ。
また、水道・光熱費やスマホやインターネットなどの固定費がかかるものは、プランや契約会社を見直せば節約できる場合もあります。水道・光熱費をどれくらい使っているか、ネットやスマホなどの固定費がどれくらいかかっているのか、ひと目で確認できるように家計簿アプリを使って生活費を管理するのもおすすめですよ。
一人暮らしの貯金は計画性が肝
「貯金方法はさまざまです。現在は電子マネーで決済することが多いので、使用上限を決め、その金額を電子マネーに入金して生活し残金を銀行に残す方法だとストレスなく取り組めるかもしれません」(小林さん)
学生だと、貯金できる額はアルバイトや仕送りの金額によって異なります。夏休みなどの長い休みは遠出することもあるでしょう。「月いくら貯金する」と決めるよりも、「月の収入の1割は貯金する」と考えて、無理せず貯めることをおすすめします。
学生だと、貯金できる額はアルバイトや仕送りの金額によって異なります。夏休みなどの長い休みは遠出することもあるでしょう。「月いくら貯金する」と決めるよりも、「月の収入の1割は貯金する」と考えて、無理せず貯めることをおすすめします。
初めての一人暮らし引越し事前準備編まとめ
新しい環境での新生活は不安もありつつ、楽しみやワクワク感が勝りますよね。一人暮らしの準備は手間も時間もかかりますが、余裕を持って準備をすれば引越し後の生活が楽になります。この記事でご紹介した手順を参考に、新生活に向けて準備を整えましょう。新生活に慣れつつ、新しい環境で新しい出会いを見つけてくださいね。