2019年09月27日 更新

一人暮らしにかかる出費は? 初期費用や月額費用の目安を知ろう

一人暮らしの初期費用には、賃貸物件の契約に必要な費用(敷金・礼金・仲介手数料)や、新生活に必要な家具家電など、かなりの費用が必要です。また一人暮らしの生活がはじまれば、生活費(家賃・食費・水道ガス電気などの光熱費・・娯楽交際費)がかかりますよね。そこで今回は、一人暮らしを控える大学生のみなさんに、一人暮らしに必要な初期費用や月額の生活費の目安、節約術をご紹介します。新生活での費用がどの程度かかるのか参考にし、楽しい一人暮らし生活をスタートさせましょう!

 (1988)

一人暮らしにかかる初期費用と月額費用

一人暮らしの費用は大きく2つ「一人暮らしを始めるまでにかかる費用 (初期費用)」と「一人暮らしを始めてからかかる費用(月額費用)」に分けられます。
【一人暮らしを始めるまでにかかる費用 】
  • 賃貸契約時の初期費用
  • 家具家電や生活用品購入にかかる費用
  • 引越しにかかる費用
【一人暮らしを始めてからかかる費用】
  • 生活費を合わせた月額費用
項目ごとにかかる費用の目安を知っておきましょう。

引越しにかかる費用は平均いくら?

gettyimages (2003)

賃貸物件の部屋を借りるときにかかる初期費用は、家賃の5~7倍程度が相場と言われています。物件契約の時点で大きな出費となるため、その点は部屋探しから考えておくとよいでしょう。

賃貸物件を契約するときの初期費用目安:30~42万円

敷金 約家賃の1ヵ月分6万円
礼金 約家賃の1ヵ月分6万円
管理費・共益費 約1万円
前家賃 約家賃の1ヵ月分6万円
仲介手数料 約家賃の1ヵ月分6万円
鍵交換費 約2万円
火災保険 約2万円
※費用は家賃6万円で想定
「賃貸物件によっては、敷金・礼金が不要であったり、仲介手数料に学割が適用されたりするところもあります。キャンペーンは時期によってさまざまですので、事前に調べて準備しておきましょう。」(一人暮らしアドバイザー 小林さん)
▼一人暮らしの家賃相場はどのくらい?
東京で一人暮らししたい人必見! 気になる費用と節約のコツ
gettyimages (2005)

新生活に必要な家具の金額目安:3~7万円

ベッド 約1〜2万円
テーブル 約5,000〜1万円
イス 約3,000〜6,000円
ソファ 約1〜3万円
カーテン 約3,000〜5,000円

新生活に必要な家電の金額目安:10~19万円

冷蔵庫 約3〜5万円
洗濯機 約3〜5万円
テレビ 約2〜3万円
電子レンジ 約6,000〜2万円
炊飯器 約6,000〜2万円
掃除機 約5,000〜1万円
ドライヤー 約2,000〜5,000円
こちらは、一般的な一人暮らし用の家具・家電にかかる平均金額です。今回、賃貸物件によってはエアコンや照明は備え付けの部屋が多いので除きましたが、備え付けではない場合、必要になるものなので費用を確認しておきましょう。

その他生活用品の金額目安:2~3万円

  • 鍋・フライパン・包丁・食器などのキッチン用品
  • トイレットペーパーなどの消耗品
  • 洗剤・柔軟剤・ハンガーなどの洗濯用品
  • 台所用洗剤・スポンジなどの日用品
  • シャンプー・リンスなどの入浴用品
  • 歯ブラシ・歯磨き粉・コンタクト洗浄液などの洗面用品
gettyimages (2012)

一人暮らしの初期費用として見落としやすいのが、生活用品です。実家暮らしのとき、トイレットペーパーやティッシュペーパー、洗剤やシャンプーなどの入浴用品は、あまり自分で購入する機会のないもの。一人暮らしをする場合、これらの生活用品を自分で買い揃えなければなりません。

しかもこの生活用品は、一人暮らし初日から欠かせない生活必需品なので、買い忘れてしまうと大変です。引越し当日までに必ず買い揃えておくようにしましょう。

引越しをするときの金額目安:2~10万円

  • 友人との引越し代・・・約2〜5万円
  • 引越し業者代・・・約4〜10万円
荷物の量や実家から引越し先の距離や引越しの曜日によって金額が大きく変動します。大型の家具などがなく比較的近距離での引越しの場合は、家族や友人に手伝ってもらうのがよいかもしれません。引越し業者に頼まなくても、レンタカー代やダンボール代など1万円ほどに収めて引越しができる場合もあります。自分にあった引越し方法を考えましょう。

前もって引越し業者に見積もりを頼んでおき、だいたいどれくらいの金額になるのか把握しておくと目安がつけやすくなります。また、引越し業者によって金額が変わるので、複数の引越し業者から見積もりを出してもらうのがおすすめです。

初期費用を抑えるためには

gettyimages (2018)

賃貸物件で節約できる費用を探そう

初期費用がどれくらいかかるのか理解できたら、項目ごとに節約できる部分はないか探してみましょう。

たとえば、敷金・礼金が不要の部屋やフリーレント(入居してから1~3ヵ月分ほどの家賃が無料になる物件)を探してみるなど、住居に関する費用がグッと抑えられます。部屋探しのときから費用面をしっかり視野に入れておくことが大切です。

家具・家電はフリーマーケットや通販サイトで節約

新生活に必要な家具・家電をフリーマーケットや通販サイトで購入するのも節約につながります。ただ、そのかわり送料がかかってしまったり、搬入作業までおこなってくれなかったりする場合があります。そのため、割高になってしまった!ということがないように、事前の下調べをしっかりしておきましょう。

また、家具・家電は長く使いたいものです。安さを重視しすぎて購入すると、性能が優れていなかったり、初期不良がおこったりと、結局余分な出費がかかってしまうことがあります。買うときの安さだけでなく、長く使えるかどうかも検討することが大切です。

一人暮らしにかかる月々の生活費はいくら?

gettyimages (2024)

一人暮らしの生活をはじめてから、月々にかかる生活費の目安を見てみましょう。一人暮らしの月々にかかる生活費の目安は、家賃のおよそ2倍程度と言われています。

家賃、光熱費、携帯代など毎月一定額かかる固定費に加え、毎日の食費や友達との交際費もかかります。また、入学直後だと教科書やパソコンなどを買い揃える必要があり、それらの教材費がかかることがあります。

月々の生活費目安:16~18万円

家賃 約6万円
管理費・共益費 約1万円
水道・光熱費 約1万円
食費 約3万円
娯楽・交際費 約3〜5万円
携帯代 約1万円
通信費 約5,000円
生活用品代 約3,000〜5,000円
※費用は家賃6万円で想定
見落としがちなのがインターネットの通信料。自宅にインターネット回線を引いたりWi-Fiを設置したりした場合、毎月5,000円ほどの出費になります。最近ではインターネット無料やWi-Fi完備の物件もあるので、賃貸物件を探すときにチェックしてみましょう。

「家賃を除いた一人暮らしにかかる月々の生活費は、10万円前後が目安となります。食費は1日1,000円以内だとしても月に3万円。さらに毎月の娯楽・交際費などを含めると、10万円に抑えるのがやっとだと思います。出費は計画的に考えましょう。」(小林さん)

一人暮らしにかかる生活費を節約するためには

gettyimages (2031)

食費を節約しよう

一人暮らしの生活費の中で、節約しやすいものと言えば食費です。コンビニに行くと、他のものに目移りしてついいらないものまで買ってしまうことがあります。そういったことを防ぐために、むやみにコンビニへ入らないというのも節約の第一歩かもしれません。無理しない範囲で楽しみながら自炊をしたり、無駄遣いをなくしたりすることがポイントです。

水道・光熱費を節約しよう

家賃や光熱費といった固定費用は定額が決まっているため節約するのが難しいですが、逆に言えば一度安くできればその先も同じ価格になり出費を抑えることができます。
「1番の節約方法は、1ヵ月に使う生活費をきちんと仕分けしておくこと。たとえば、食費と交際費は3万円、と決めたらその中でやりくりします。生活用品に3,000円、光熱費に5,000円といったように仕分けをして、余ったお金は貯金しておくといいでしょう」(小林さん)
gettyimages (2151)

月々の出費を確認して、使えるお金を把握しよう

1ヵ月にどのくらい出費しているのかを把握するため、家計簿をつけるのがおすすめです。最近では、レシートを写真に撮るだけで自動的に家計簿をつけてくれるアプリもあるので、簡単に出費を確認できます。

また、銀行口座やクレジットカードと連携しているアプリもあるので、併用して見えづらい出費も把握できるようにしましょう。思わぬところで無駄使いしてしまっていたことに気がつけるかもしれません。

一人暮らしは毎月いくら貯金できる?

gettyimages (28178)

学生だと、貯金できる額はアルバイトや仕送りの金額によって異なります。夏休みなどの長い休みは遠出することもあるでしょう。「月いくら貯金する」と決めるよりも、「月の収入の1割は貯金する」と考えて、無理せず貯めることをおすすめします。

「貯金方法はさまざまです。現在は電子マネーで決済することが多いので、使用上限を決め、その金額を電子マネーに入金して生活し残金を銀行に残す方法だとストレスなく取り組めるかもしれません」(小林さん)

まとめ

一人暮らしするために必要な初期費用や、一人暮らしをはじめてからかかる月々の生活費の目安についてご紹介しました。初期費用を賢く節約するためには、費用別に予算を決めて引越し準備をすることが大切です。引越し前からお金の管理ができていれば、一人暮らし生活にも必ず役に立ちますよ。お金を上手にやりくりして、楽しい一人暮らし生活をおくりましょう!
監修:小林朗子
整理収納コンサルタント・一人暮らしアドバイザー
マンションデベロッパー、不動産仲介、リフォーム業界などを経て、現在は自宅やオフィスの整理収納コンサルティングを行う。実務作業が主な活動で、引越し・模様替え・衣替え・事務所移転などでお困りの方のお宅にて片付け作業を実施。新築マンションやリノベーションなどの住宅関連企業様とのセミナー開催やコラムの執筆等も行っている。
イラスト・MARIKO TANAKA
文・山下 茜(アート・サプライ)

関連する記事 こんな記事も人気です♪

合わせて読みたい

引越しのとき必要なくなった家具や家電はどう処分するのがいいの?粗大ごみの捨て方を知ろう!

引越しのとき必要なくなった家具や家電はどう処分するのがいいの?粗大ごみの捨て方を知ろう!

一人暮らしで不要になった大型の家具や家電を処分する場合は、通常の燃えないごみと異なり住んでいる市区町村のルールに従って捨てなくてはいけません。不燃物・粗大ごみ・家電など捨てる...
とりぐら編集部・ぐら
2019.02.15
一人暮らしの新生活に必要なものリスト&予算相場! 家具家電の必需品をチェックしよう

一人暮らしの新生活に必要なものリスト&予算相場! 家具家電の必需品をチェックしよう

新生活で揃えたい家具家電製品ををまとめてご紹介! 引越し当日から必要になる必需品、暮らしに必要なもの、あると便利なものまで、予算を含めてリストアップをしました。まだ購入してい...
とりぐら編集部・ぐら
2019.12.27
大型家具や家電の搬入で困らないために!事前に確認することと配送業者の選び方

大型家具や家電の搬入で困らないために!事前に確認することと配送業者の選び方

引越しの際、大型家具・家電はなかなか自分では搬入が難しいもの。配送業者の選び方や、依頼するための事前の準備について紹介します。
とりぐら編集部・ぐら
2019.03.04
一人暮らしの引越し準備を完全網羅! 荷造り・手続き・買い物リストも

一人暮らしの引越し準備を完全網羅! 荷造り・手続き・買い物リストも

初めての引越し準備では、引越し業者の選び方や荷物の梱包の仕方、引越し当日の流れなどわからないことがたくさんありますよね。ここでは、引越し前に知っておきたい準備と引越し後の手続...
とりぐら編集部
2020.01.21
一人暮らしの引越し手順&かかる費用! 最低限知っておきたい引越しの基礎知識

一人暮らしの引越し手順&かかる費用! 最低限知っておきたい引越しの基礎知識

引越し2〜3ヵ月前から準備しておきたいことや引越しの手順、引越しにかかる費用など、一人暮らしをはじめる前に知っておきたいことをご紹介します。初めての一人暮らしでわからないこと...
とりぐら編集部
2020.01.21

この記事のキーワード

この記事のライター

とりぐら編集部・ぐら とりぐら編集部・ぐら