目次
- 一人暮らしにかかる初期費用と月額費用
- 引越しにかかる費用は平均いくら? 詳細をチェック
- 賃貸物件を契約するときの初期費用目安:30~42万円
- 新生活に必要な家具の金額目安:3~7万円
- 新生活に必要な家電の金額目安:10~19万円
- その他生活用品の金額目安:2~3万円
- 引越しをするときの金額目安:2~10万円
- 初期費用を抑えるためには
- 敷金・礼金を抑える
- 仲介手数料を抑える
- 家賃を抑える
- 家具・家電を抑える
- 一人暮らしにかかる月々の生活費はいくら?
- 月々の生活費目安:16~18万円
- 一人暮らしにかかる生活費を節約できるものは?
- 食費
- 水道・光熱費
- 通信費
- 日用品代
- 趣味・娯楽費
- 交際費
- サブスクリプション
- 生活費を節約できる工夫
- 毎月使うお金だけをおろす
- あれこれ家具をそろえない
- クレジットカードは普段使うお店のものを
- 節約に欠かせない部屋の整理整頓
- 月々の出費を確認して、使えるお金を把握しよう
- 一人暮らしの貯金は収入の1割を目標に
- ちょっとした工夫が大きな節約につながる
一人暮らしにかかる初期費用と月額費用
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一人暮らしの初期費用の概要
一人暮らしをはじめるまでにかかる費用 | ・賃貸契約時の初期費用 | 30~42万円 |
・家具家電や生活用品購入にかかる費用 | 15~29万円 | |
・引越しにかかる費用 | 2~10万円 | |
一人暮らしをはじめた後にかかる費用 | ・家賃/生活費を合わせた月額費用 | 16~18万円 |
初期費用合計 | 63~99万円 |
引越しにかかる費用は平均いくら? 詳細をチェック
契約時に大きな出費が発生するため、敷金や礼金がかからない物件を探すなど部屋探しの時点から考えておくとよいでしょう。
賃貸物件を契約するときの初期費用目安:30~42万円
敷金 | 約家賃の1ヵ月分6万円 |
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礼金 | 約家賃の1ヵ月分6万円 |
管理費・共益費 | 約1万円 |
前家賃 | 約家賃の1ヵ月分6万円 |
仲介手数料 | 約家賃の1ヵ月分6万円 |
鍵交換費 | 約2万円 |
火災保険 | 約2万円 |
合計 | 30~42万円 |
賃貸物件によっては、敷金・礼金が不要であったり、仲介手数料に学割が適用されたりするところもあります。キャンペーンは時期によってさまざまですので、事前に調べて準備しておきましょう。
新生活に必要な家具の金額目安:3~7万円
ベッド | 約1〜2万円 |
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テーブル | 約5,000〜1万円 |
イス | 約3,000〜6,000円 |
ソファ | 約1〜3万円 |
カーテン | 約3,000〜5,000円 |
合計 | 約3~7万円 |
新生活に必要な家電の金額目安:10~19万円
冷蔵庫 | 約3〜5万円 |
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洗濯機 | 約3〜5万円 |
テレビ | 約2〜3万円 |
電子レンジ | 約6,000〜2万円 |
炊飯器 | 約6,000〜2万円 |
掃除機 | 約5,000〜1万円 |
ドライヤー | 約2,000〜5,000円 |
合計 | 約10~19万円 |
その他生活用品の金額目安:2~3万円
- 鍋・フライパン・包丁・食器などのキッチン用品
- トイレットペーパーなどの消耗品
- 洗剤・柔軟剤・ハンガーなどの洗濯用品
- 台所用洗剤・スポンジなどの日用品
- シャンプー・リンスなどの入浴用品
- 歯ブラシ・歯磨き粉・コンタクト洗浄液などの洗面用品
しかもこの生活用品は、一人暮らし初日から欠かせない生活必需品なので買い忘れてしまうと大変です。引越し当日までに必ず準備しておくようにしましょう。
引越しをするときの金額目安:2~10万円
- 友人との引越し代・・・約2〜5万円
- 引越し業者代・・・約4〜10万円
前もって引越し業者に見積もりを頼んで、だいたいどれくらいの金額になるのか把握しておくと目安がつけやすくなります。また、業者によって金額も違うので、複数の引越し業者から見積もりを出すのがおすすめです。
初期費用を抑えるためには
敷金・礼金を抑える
家賃が6万円で敷金・礼金が1ヶ月分ずつの物件の場合、それだけで初期費用に120,000円もかかります。敷金・礼金が不要ならその分、費用を抑えることができます。一方、フリーレントの場合は、1~3ヶ月の期間が対象となるのが一般的です。前家賃や翌月の家賃を払う必要がないので初期費用の負担を減らせます。
また、気に入った物件が見つかっても予算に合わない場合には、不動産会社を通して大家さんに値下げや割引交渉をしてみるという手もあります。大家さんが空き室期間を設けたくない場合や、同じエリアの同様物件と比較して敷金・礼金の額が高いなどといった場合、交渉に応じてもらえることもあるので相談してみましょう。
仲介手数料を抑える
現状では家賃1ヶ月分を借主からもらうケースがほとんどですが、最近は仲介手数料が家賃の半額以下という不動産会社も増えています。初期費用を抑えるためには、そういった不動産会社を選ぶのもいいでしょう。
家賃を抑える
また、新築や築浅の物件も人気なため賃料が高めの場合が多いので築年数にこだわらずに探してみるのもおすすめです。
さらに引越しをする時期も、家賃を抑えたい場合にはポイントとなります。進学や就職、転勤などの人の動きが落ち着く4月中旬~8月までは引越しのオフシーズン。特にGW後の5月中旬~8月くらいまでは賃貸物件を探す人が少なく、狙い目です。
家具・家電を抑える
また、引越し当日に使うものだけをそろえておき、実際に生活をスタートしてから必要に応じて買い足していくようにすれば、せっかく買ったのに結局はあまり使わなかったといった失敗を防げます。
たとえば、テレビなどはスマホでも十分なのでまだ買わずに様子を見るなど、自分にとって本当に必要なものは、一人暮らしのペースをつかんでからゆっくりとそろえてもおそくはありません。
一人暮らしにかかる月々の生活費はいくら?
家賃、光熱費、携帯代など毎月一定額かかる固定費に加え、食費や交際費もかかります。また、入学直後だと教科書やパソコンなどの教材費がかかることがあります。
月々の生活費目安:16~18万円
家賃 | 約6万円 |
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管理費・共益費 | 約1万円 |
水道・光熱費 | 約1万円 |
食費 | 約3万円 |
娯楽・交際費 | 約3〜5万円 |
携帯代 | 約1万円 |
通信費 | 約5,000円 |
生活用品代 | 約3,000〜5,000円 |
合計 | 約16~18万円 |
家賃を除いた一人暮らしにかかる月々の生活費は、10万円前後が目安となります。食費は1日1,000円以内だとしても月に3万円。さらに毎月の娯楽・交際費などを含めると、10万円に抑えるのがやっとだと思います。出費は計画的に考えましょう
一人暮らしにかかる生活費を節約できるものは?
食費
水道・光熱費
1番の節約方法は、1ヶ月に使う生活費をきちんと仕分けしておくこと。たとえば、食費と交際費は3万円、と決めたらその中でやりくりします。生活用品に3,000円、光熱費に5,000円といったように仕分けをして、少しでも余ったお金は貯金しておくといいでしょう。最近は電子マネーも増えているので、金額を決めて残高を確認しながら利用すると便利です。
通信費
また、携帯電話代は格安モバイルを利用したり、大手携帯電話各社が打ち出している安い料金プランに変更するなどすれば抑えることができますよ。
日用品代
日頃から自宅近くのお店の底値を調べておき、特売のときに買っておくとよいでしょう。ただし、安いからといって買いすぎは禁物。一人暮らしだとスペースも限られているので、ストックする数は1~2個で十分です。
ついつい購入してしまうストック品については必要な量だけ購入するようにしましょう。1個でいいのに「3個セットがお得」となると、結果的に金額は増えていますね。毎月の限られた金額のなか中で暮らすには「いつか使うから」というものの購入はNG。
趣味・娯楽費
しかし、生活費を圧迫してしまうほどの金額を使ってしまっては本末転倒となってしまいます。上限額を決めて、その範囲内でやりくりするのが節約のコツです。
交際費
サブスクリプション
ですが複数のサブスクを契約して利用しなくなったサービスを放置していては、本末転倒です。半年以上放置して利用しなくなったサブスクは解約することも節約になります。
生活費を節約できる工夫
毎月使うお金だけをおろす
あれこれ家具をそろえない
収納もできるベッドや収納家具だけどデスク代わりにもなるなど、ひとつの家具でも多彩な使い方ができるアイテムを探してみましょう。
クレジットカードは普段使うお店のものを
ただし、いくらお得でも余計なものを買わないように注意しましょう。
節約に欠かせない部屋の整理整頓
整理整頓された居心地のいい部屋なら、学校や仕事帰りに寄り道せずに早く家に帰りたくなります。節約には部屋の整理整頓は必須です!
無駄な買い物を減らすには、ものの量や何があるかを把握しておくことが大切です。グループ分けや見やすい収納を意識して整理するとうまく循環していきます。コンビニでの買い物はちょっとしたリッチな生活です、お得な買い物場所をチェックしておくことをおすすめします。
月々の出費を確認して、使えるお金を把握しよう
また、銀行口座やクレジットカード、電子マネーなどと連携しているアプリもあるので、うまく活用して見えづらい出費も把握できるようにするのがおすすめです。思わぬところで無駄使いしてしまっていたことに気がつけるかもしれません。
一人暮らしの貯金は収入の1割を目標に
貯金方法はさまざまです。現在は電子マネーで決済することが多いので、使用上限を決め、その金額を電子マネーに入金して生活し残金を銀行に残す方法だとストレスなく取り組めるかもしれません。
ちょっとした工夫が大きな節約につながる
マンションデベロッパー、不動産仲介、リフォーム業界などを経て、現在は自宅やオフィスの整理収納コンサルティングを行う。実務作業が主な活動で、引越し・模様替え・衣替え・事務所移転などでお困りの方のお宅にて片付け作業を実施。新築マンションやリノベーションなどの住宅関連企業様とのセミナー開催やコラムの執筆等も行っている。
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