2019年06月21日 更新

一人暮らしの光熱費っていくらかかる? 賢く節約して楽しく暮らそう

憧れだった一人暮らし。いざ暮らし始めてみると、思っていた以上に生活費がかさみ、届いた電気代や水道代の請求書を見てびっくりなんてことありませんか?「せっかくの一人暮らしが、お金の心配で台無し」なんてことにならないよう、光熱費の平均相場や節約方法をご紹介します。

gettyimages (3663)

一人暮らしの光熱費の相場は?

月末になると届く、光熱費の請求書。エアコンを使う夏や冬は予想以上に電気代がかかったり、節約しているつもりの電気代やガス代も思うように減っていなくてがっかり、なんてことありませんか?

でも、その光熱費ってそもそも一般的に見て高いのか、安いのか、自分だけで判断するのはなかなか難しいですよね。そんなとき、大体の目安になる金額を把握できれば、それによってどのように節約したらいいかがわかるはずです。

一人暮らし世帯の1か月あたりの光熱費・水道料金っていくらかかる?

『2017年版 家計調査 / 1世帯当たり品目別支出金額』(総務省)によると、単身世帯のひと月あたりの光熱費と水道料の平均は合計6,959円となっています。その内訳は、電気代が3,172円、ガス代が2,384円、その他光熱が40円、上下水道料が1,363円。

この統計結果は社会人の一人暮らし(34歳以下)も含まれているのですが、学生にとってもおよその目安にはなります。平均して1か月あたりの光熱費と水道料金を合わせて7,000円前後で収まっているようならまずまずといえるでしょう。逆に1万円近くになるようだと、使い過ぎかもしれません。充実した学生生活を送るためにも、節約について考えてみる価値がありそうです。

電気とガスの自由化は一人暮らしにもメリットあり?

gettyimages (3553)

“節約”を考えるとき、ついつい使う量を減らす我慢の節約に走りがちです。でももっとスマートな節約法があったら試したいもの。そこでご紹介したいのが電気・ガス自由化の話です。

一人暮らしでも光熱費の節約につながるの?

誰もが一度は耳にしたことがある電気やガスの“自由化”という言葉。2016年には電気が、2017年にはガスが自由化され、様々な会社の料金プランから自分にあったプランを選べるようになりました。

しかし、その多くは使用量が多い家族向けのプランであるという現実も……。一人暮らしの学生でも節約につながる料金プランはあるのでしょうか?

※ガスについては、自由化によって選べるのは都市ガスのみで、場所によっては乗り換え先がないなど地域間の差も大きいので、ここでは電気についてのみ取り上げます。

一人暮らしでもメリットがあるプランとは?

お得なプランは数あれど、利用条件に電気使用量や契約アンペア数が決められているなど、電気使用量が少ないと選べるプランが少ないのも事実。
そこでポイントとなるのが、電気使用量が少ない一人暮らし世帯でもメリットがあるかどうかを見極めるということ。例えば、使用量に関係なく割引が適用されるプランや、他業種商品とのセット契約による割引やポイント還元サービスがついたものであれば、電気会社を乗り換えることで節約につながることもあるでしょう。

パソコンやスマホで「一人暮らし 電気代 自由化」などと検索すると、料金プランやサービスの比較ができるサイトが簡単に見つかります。メールフォームで相談できるものもあります。それらを参考に契約内容を見直してみてはいかがでしょうか?
その際、トラブルにならないように、事前に管理会社や大家さんに一度相談しておくと安心です。

光熱費を賢く節約する方法(電気編)

ここからは具体的な節約方法をご紹介していきます。

光熱費の中で、一番多くを占めるのが電気代。特に夏と冬はエアコンを使うことが多く、電気代だけで1万円を超えてしまうということも。だからといって、昨今の異常気象を考えると、エアコンの使用を我慢するのは危険行為。
無理なく快適に過ごしながらできる節約がベストです。
gettyimages (3554)

エアコンの設定温度1度の差が電気代を左右する

まずエアコンの節約といえば、設定温度を高くすること。条件にもよりますが、設定温度を1度あげるだけで約10%の消費電力を節約できるといわれています。

実際、外気と室内の温度差が大きいほど消費電力は大きくなるので、その日の外気の温度との差が大きくなりすぎないよう、可能な範囲で調節するなどして、節約効果を高めましょう。

エアコンの風量調節を上手に使って節約効果UP!

設定温度以外に、風量調節機能を有効に使うことでも大きな節約効果が得られます。

実は、風量の強弱の調節による電気代は、設定温度が与える影響ほど大きくありません。なので一気に室温を下げたいときは、設定温度を下げるより、風量を強にする方が◎。早く室温を下げつつ、電気代も節約できます。

節電タップは節電にならないことも!?

待機電力節約のため節電タップを利用している人もいるかもしれませんが、実は接続しているときに光るタイプのものだと、それ自体に電気代がかかってしまい逆効果なんてもことも。

例えば現在のテレビはほとんど待機電力ゼロなので、気にする必要はないそうです。節約しているつもりが……ということのないように、家電ごとの節約能力をチェックするようにしましょう。

光熱費を賢く節約する方法(ガス編)

gettyimages (3555)

一人暮らしの場合、ガス代の多くを占めるのはガス給湯器。中でも、一番使う量が多いのがお風呂です。一人の場合は浴槽にお湯をはるより断然シャワーのほうがお得。ただし設定温度と使う時間がガス代に大きく影響します。
資源エネルギー庁によれば、45℃の湯を流す時間を1分間短縮しただけで、年間約2,190円の節約にもなると言います。

シャワーを出す時間は1分でも短く、設定温度は熱すぎないよう適温を心掛けましょう。

光熱費を賢く節約する方法(水道編)

gettyimages (3556)

多くの地域の水道料金は基本料金+従量料金で掲載されます。従量料金の設定は、使用量が少なければ少ないほど1立方メートルごとに課金される単価も低くなるという仕組み。1か月当たりの使用料が10立方メートル以上になると単価が高くなるので、ここが一つのボーダーライン。
10立方メートルの水量は家庭用のお風呂で一般的な200Lの浴槽5杯分に相当します。実際にお湯をはるのは150L程度でしょうが、そのほか炊事・洗濯・洗面などで水を使うでしょうから、月にお湯を溜めるのは5回以内にするくらいの意識でいると、うまく10立方メートル以内に抑えられるかもしれません。

ちなみに『平成28年度生活用水等実態調査』(東京都水道局)によると一人当たりの使用水量平均は8.2㎥。浴槽にお湯を貯めてお風呂に入ることが多い人でない限りは、あまりオーバーすることはなさそうです。使用量は戸外にある水道メーターで確認することができるので、月の途中でチェックするようにすると、節約意識も高まりそうですね。

まとめ

光熱費の節約はいつもの行動にちょっと節約意識をプラスするだけで、簡単にできるものばかりです。長く続ければ続けるほど効果が大きくなるのが節約。目標を達成したら自分にご褒美を用意するなど、楽しみながら続ける工夫もしてみてくださいね。
監修:水口 美恵子
暮らしの専門家として、暮らしに関わるさまざまな相談を受けるライフコンサルタント。相談件数は全国延べ3000人を超える。元all about公認子育てガイド、元ココライン生活アドバイザー。京都が好きすぎて半移住する程の行動力を持ち、フリーライターとしても活動中。

関連する記事 こんな記事も人気です♪

合わせて読みたい

お湯の使用を減らすのが近道! 一人暮らしのガス・水道代節約術

お湯の使用を減らすのが近道! 一人暮らしのガス・水道代節約術

一人暮らしをはじめると自分で支払うことになるガス代や水道代。これらはお湯の使い方を意識することなどで、今よりも安くできるものです。今回は、一人暮らしの学生でも手軽に実践可能な...
とりぐら編集部・ぐら
2018.10.18
一人暮らしの節約は電気代から! 家電の使い方の工夫が効果的

一人暮らしの節約は電気代から! 家電の使い方の工夫が効果的

実家に住んでいるときには、あまり意識することがなかった光熱費。でも、一人暮らしになると自分で支払うことになるので、気にしないわけにもいきません。そこで今回は、一人暮らしの学生...
とりぐら編集部・ぐら
2018.10.18
節水にも役立つ! 水道代を節約する方法

節水にも役立つ! 水道代を節約する方法

一人暮らしでの水道代が高いと感じたことはありませんか? 水はトイレ・お風呂・台所など、日常生活のさまざまな場所で使うことが多く、水道代を抑えるためには節水の小さな積み重ねが必...
とりぐら編集部・とり
2019.07.11
【電気・ガス・水道】引越しに伴う電話の仕方を解説。手続きはササっと済ませよう

【電気・ガス・水道】引越しに伴う電話の仕方を解説。手続きはササっと済ませよう

この記事では引越しをする際、生活のライフラインである、電気・ガス・水道の手続きに関してどうやって電話連絡をしたらいいのかを解説します。引越しをするときは、引越し会社の手配・荷...
とりぐら編集部・とり
2019.03.06
大学生の一人暮らし。毎月の費用はいくら? 仕送りやアルバイト代の相場を知ろう

大学生の一人暮らし。毎月の費用はいくら? 仕送りやアルバイト代の相場を知ろう

一人暮らしをしようと考えたとき、まず気になるのが「費用」についてです。特に初めての一人暮らしの場合は、「ちゃんと生活できるかな?」「毎月どれくらいかかるの?」と心配になります...
とりぐら編集部・ぐら
2019.07.16

この記事のキーワード

この記事のライター

とりぐら編集部・とり とりぐら編集部・とり