目次
この記事で書いている3つのポイント
①スマートメーターがついていれば電気代はスマホでも確認できる
②製品ごとの電気代は簡単な計算である程度予想できる
③電気の停止予告は1回だけなので注意
②製品ごとの電気代は簡単な計算である程度予想できる
③電気の停止予告は1回だけなので注意
電気メーターの見方
電気メーターはどこにある?
電気メーターは、玄関ドアの上や横のメーターボックス内、廊下などの共用部分にありますが、大型のマンションなどでは集約して検針しやすい場所に設置されていることもあります。
電気メーターの種類
一般的に普及している電気メーターは、アナログ式誘導型電力量計と電子式電力量計、スマートメーターがあります。マンションの場合(東京電力管轄内)、すでに過半数以上が順次スマートメーターに切り替わっているようです。
・アナログ式
アナログ式の場合は、電力を消費するにしたがってカウンターの数字が回っていくもので、以前に見た数字と現在の数字を比べて、どのくらい電力を消費したかを確認することができます。
・スマートメーター
スマートメーターは、今まで電力会社の人が検針に回っていた手間の削減及び家屋の敷地内への不要な侵入を減らすことを目的に開発されたもので、無線や有線で電気量を確認することができます。
アナログ式同様に、目視でも使用した電力量の確認ができますが、電力会社のHPでリアルタイムの電気代が見られるので、気になったときにスマホでチェックしてみるとよいですよ。
電力自由化でマンションでも個別に電力会社を選べるようになりましたが、その場合、スマートメーターの設置が必須となっています。勝手に設置すると、大家さんとトラブルになる場合があるので、事前に確認しておくとよいでしょう。
・アナログ式
アナログ式の場合は、電力を消費するにしたがってカウンターの数字が回っていくもので、以前に見た数字と現在の数字を比べて、どのくらい電力を消費したかを確認することができます。
・スマートメーター
スマートメーターは、今まで電力会社の人が検針に回っていた手間の削減及び家屋の敷地内への不要な侵入を減らすことを目的に開発されたもので、無線や有線で電気量を確認することができます。
アナログ式同様に、目視でも使用した電力量の確認ができますが、電力会社のHPでリアルタイムの電気代が見られるので、気になったときにスマホでチェックしてみるとよいですよ。
電力自由化でマンションでも個別に電力会社を選べるようになりましたが、その場合、スマートメーターの設置が必須となっています。勝手に設置すると、大家さんとトラブルになる場合があるので、事前に確認しておくとよいでしょう。
電気代の算出方法
電気代は、「消費電力量」×「量あたりの単価」で計算されます。量で決まるのは納得ですが、量あたりの単価とは聞いたことがない人も多いのではないでしょうか? 電気料金を計算するときには、この量当たりの単価として「kWh(キロワットアワー)」という単位が用いられています。
「1kWh」は、1kWの電化製品を1時間使ったときの消費電力量を表しています。
例えとして1000Wのドライヤーを使った場合で考えてみましょう。
1000Wは1kWなので、ドライヤーを1時間使った場合の消費電力量が1kWh。
毎日10分使う人なら月の使用時間は、10×30(日)=300(分)で5時間
1000Wドライヤーを毎日使うと、月におよそ5kWh分の電気料金がかかると覚えておきましょう。
長々と説明しましたが、この「量あたりの単価(kWh)」は、地域や電力会社によって差があります。
気になる人は、それぞれの電力会社の電気料金単価表を確認してみてください。電気料金は軽減措置があったり、値上がりがあったり都度変化しています。電気の契約プランによっても変わるので、先に契約しているプランを確認してから、電力会社のHPで1kwhの単価を調べると確実です。
例えば、2018年9月現在、東京電力の家庭向けでスタンダードな「従量電灯Bプラン」で見ると、月々120kWh以下の電力量だった場合の1kWh単価は19.52円。
さきほどの1000Wドライヤー1カ月分は、19.52×5=97.6(円)という計算になります。
「1kWh」は、1kWの電化製品を1時間使ったときの消費電力量を表しています。
例えとして1000Wのドライヤーを使った場合で考えてみましょう。
1000Wは1kWなので、ドライヤーを1時間使った場合の消費電力量が1kWh。
毎日10分使う人なら月の使用時間は、10×30(日)=300(分)で5時間
1000Wドライヤーを毎日使うと、月におよそ5kWh分の電気料金がかかると覚えておきましょう。
長々と説明しましたが、この「量あたりの単価(kWh)」は、地域や電力会社によって差があります。
気になる人は、それぞれの電力会社の電気料金単価表を確認してみてください。電気料金は軽減措置があったり、値上がりがあったり都度変化しています。電気の契約プランによっても変わるので、先に契約しているプランを確認してから、電力会社のHPで1kwhの単価を調べると確実です。
例えば、2018年9月現在、東京電力の家庭向けでスタンダードな「従量電灯Bプラン」で見ると、月々120kWh以下の電力量だった場合の1kWh単価は19.52円。
さきほどの1000Wドライヤー1カ月分は、19.52×5=97.6(円)という計算になります。
主な家電の消費電力と電気代
ドライヤーの電気代の話に続いて、家電製品ごとに月々どのくらいの電気代がかかっているのか、一人暮らしの大学生が使いそうなものをサンプルとしていくつか紹介します。
電気料金の計算は、「消費電力量」×「量あたりの単価」でしたね。ここでは「量あたりの単価」を仮に20円としておきましょう。
120L冷蔵庫の場合、お調べしたものでは年間消費電力量は約300kWh。年間消費電力量とは、冷蔵庫のような開けたり閉めたりの回数で消費する電力が変動するものに関して、1年間使用した場合に使うと予想される目安の消費電力量です。「一般的な使い方なら1年間でこのくらいの電力を使うよ」という目安が表示されています。
年間消費電力量が300kWhなら、300÷12(カ月)=25(kWh)
月に25kWh使うので、25×20=500(円)
冷蔵庫は月々500円くらいで使えるということになります。
同様に電子レンジ(約1200Wで計算)では、毎日5分使うと仮定すると、月に約60円かかります。
これらの数字はメーカーや商品のサイズによっても異なりますので、およその目安としてください。
このように、計算式を覚えてしまえば、製品に記載されている消費電力量から月々の電気代はある程度予測することができます。
電気代が気になったら、何にどのくらい電気代がかかるのか、一度洗い出してみるのもいいかもしれませんよ。
電気代の節約方法については、以下の記事が参考になりますよ。
電気料金の計算は、「消費電力量」×「量あたりの単価」でしたね。ここでは「量あたりの単価」を仮に20円としておきましょう。
120L冷蔵庫の場合、お調べしたものでは年間消費電力量は約300kWh。年間消費電力量とは、冷蔵庫のような開けたり閉めたりの回数で消費する電力が変動するものに関して、1年間使用した場合に使うと予想される目安の消費電力量です。「一般的な使い方なら1年間でこのくらいの電力を使うよ」という目安が表示されています。
年間消費電力量が300kWhなら、300÷12(カ月)=25(kWh)
月に25kWh使うので、25×20=500(円)
冷蔵庫は月々500円くらいで使えるということになります。
同様に電子レンジ(約1200Wで計算)では、毎日5分使うと仮定すると、月に約60円かかります。
これらの数字はメーカーや商品のサイズによっても異なりますので、およその目安としてください。
このように、計算式を覚えてしまえば、製品に記載されている消費電力量から月々の電気代はある程度予測することができます。
電気代が気になったら、何にどのくらい電気代がかかるのか、一度洗い出してみるのもいいかもしれませんよ。
電気代の節約方法については、以下の記事が参考になりますよ。
一人暮らしの節約は電気代から! 家電の使い方の工夫が効果的 - とりぐら
実家に住んでいるときには、あまり意識することがなかった光熱費。でも、一人暮らしになると自分で支払うことになるので、気にしないわけにもいきません。そこで今回は、一人暮らしの学生でも簡単にできる、電気代の節約術を紹介します。
電気代はいつ払う?払い方は?払わないと止まるの?
3つの支払方法
電気代の支払いは、電力会社にもよりますが、おもに振込用紙による振込、口座振替、クレジット支払いの大きく3つに分けられます。
検針により料金が決定してから口座振替の場合は10日後、振込用紙やクレジット支払いの場合は、電気料金払込票という名の請求書が、10日〜15日後くらいに届く場合が多いようです。
口座振替だと、少しですが割引になる電力会社も多く、払い忘れの心配もないのでおすすめです。
検針により料金が決定してから口座振替の場合は10日後、振込用紙やクレジット支払いの場合は、電気料金払込票という名の請求書が、10日〜15日後くらいに届く場合が多いようです。
口座振替だと、少しですが割引になる電力会社も多く、払い忘れの心配もないのでおすすめです。
電気が止まるまでには猶予期間がある
電気、ガス、水道は必要不可欠なライフラインなので、止められるまでに猶予期間があります。ただし、一定の与えられた猶予を過ぎてしまえばもちろん供給を止められてしまいます。
払い忘れを防ぐための措置として電気料金には支払い期限日が2回設定されています。
例えば、「東京電力」の場合、支払期日は検針日の翌日から30日目までと決められています。この時点で支払いを忘れていても電気を止められることはありません。
最終期限日は検針日の翌日から50日目までとなっています。この時点で支払いがなければ、電気停止の予告状が送られてきます。このハガキが届いたら、最終宣告と思っていいでしょう。いつ電気が止まってもおかしくありません。
また、1回目の期限日を過ぎても止められないとはいえ、1日あたり0.03%の延滞金が発生します。
払い忘れを防ぐための措置として電気料金には支払い期限日が2回設定されています。
例えば、「東京電力」の場合、支払期日は検針日の翌日から30日目までと決められています。この時点で支払いを忘れていても電気を止められることはありません。
最終期限日は検針日の翌日から50日目までとなっています。この時点で支払いがなければ、電気停止の予告状が送られてきます。このハガキが届いたら、最終宣告と思っていいでしょう。いつ電気が止まってもおかしくありません。
また、1回目の期限日を過ぎても止められないとはいえ、1日あたり0.03%の延滞金が発生します。
電気を止められてしまったら
もし、電気が止められてしまった場合、滞納している料金を速やかに支払いましょう。営業時間中であれば、1〜3時間程度で再開してもらえますが、夜間や営業日以外であれば、その分、待つ時間が長くなります。そうならないためにも電気料金はきちんと期限までに支払いましょう。
まとめ
家族と住んでいたときには、親まかせで気にも留めなかった電気代ですが、一人暮らしをすると、どのように使うかも、支払いに関してもすべて自分でおこなわなければなりません。
基本的な電気料金の仕組みを知っておくと、節約に関してもイメージしやすくなって無駄遣いも減るかもしれませんね。暮らしの中で気になることは早めに解決しておくとよいですよ。
基本的な電気料金の仕組みを知っておくと、節約に関してもイメージしやすくなって無駄遣いも減るかもしれませんね。暮らしの中で気になることは早めに解決しておくとよいですよ。
監修:榑林宏之
一級建築士として、「建物設計(住宅)」「住宅調査(検査)」業務を中心に、「防災(地震など)」「住環境」「住宅メンテナンス」「住宅エネルギー」などに関する研究・情報発信を行っています。特に、「自然との共生」をテーマとした「住宅環境づくり」「自然エネルキー活用」を重視。「自然環境・生活環境に応じた、生活を心がけることが大切であること」を伝えるための活動を推進しています。