2018年09月21日 更新

ガス代はどう決まる?払い方は?ガス料金の素朴な疑問を解決

今回は、普段、当たり前に使っていたガス料金の仕組みや支払い方について紹介します。大学生にもなって一人暮らしを始めたら、家賃以外に必ず必要になってくる水道光熱費。料理はもちろん、お風呂のお湯を沸かすのにもガスがないと困ってしまいます。

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この記事で書いている3つのポイント

①ガス料金はスマホで確認できる
②ガス料金は基本料金と単位料金で決まり地域差がある
③ガス停止の予告は1回しかないところも

ガスメーターの見方

ガスメーターは、マンションやアパートなどの共同住宅の場合、共用廊下の扉(メーターボックス)の中や、玄関脇にあることが多いようです。
ガスメーターにはアナログ式のカウンターがついているので、その数字で日々使ったガス量が計れます。数字は過去の累計で表記されていて、現在の数字から以前に確認したときの数字を引き算すれば、その期間中に使ったガスの量がわかるという簡単な仕組みとなっています。
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ガス料金はスマホでも確認できる

今週のガス料金は?などとこまめにチェックする人はあまりいかもしれませんね。ガス会社から届く「ご使用量のお知らせ(検針票)」はもちろん、現在はガス会社のホームページでもでガスの使用量が確認可能です。

ガスメーターを確認するよりはこちらをみるほうが手軽ですね。使用期間内のガス使用量、検針した際の前回の指示数、今回の指示数、請求予定金額などスマホでも確認できます。

主なガス機器で使うガス使用量とガス代

一人暮らしの場合、お風呂や調理にどのくらいのガスを使うのでしょうか。一人暮らしの部屋に多いユニットバスの場合、1回に溜める湯量はおよそ150から200リットル。お湯を溜めて入浴するとすれば、都市ガスの場合、1回の入浴にかかるガス代はおよそ20~25円になります。

東京ガスによるとガスコンロを強火で1時間使うと約25.7円、弱火の場合約3.3円だそうです。調理時間はひとそれぞれでしょうが、強火と弱火でこんなにも料金に差があります。強火で火をかけっぱなしなんてことは、防災上ももちろんですが、節約のためにも絶対にないようにしたいですね。

ガス代の算出方法

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ガス料金決定の仕組み

ガス料金を計算するには、使用しているガスの種類が都市ガス、LPガス(プロパンガス)かによって違いがあります。
どちらのガスを使うにしても、料金は基本料金(毎月一律)+単位料金(従量制)で計算でき、基本の仕組みは変わりません。

基本料金はガスを使用するにあたって支払う料金で、月によって変わることはありません。
従量料金というのは、ガスの単位料金に使用量を掛け算した料金です。基本料金も単位料金も地域による差があります。

ちなみに、一般的には都市ガスが安いから良いと言われていますが、LPガスとの値段以外の違いや料金がどのくらい違うのかについて紹介しておきますね。

都市ガスとは

都市ガスとは、メタンを主成分とした天然ガス。都市ガスは、地中道路の下のガス管を通して各家庭に供給されていることから、都市部に発達しています。

都市ガスの料金設定

一人暮らしの人が使う月々のガス使用量は10〜20立方メートルくらいが平均とされています。
1ヶ月に20立方メートルのガスを使用した場合、たとえば東京ガスの東京地区で計算すると、基本料金が約745円、単位料金が138円のため、745+(138円×20)でひと月の使用量は3,505円。
同じ条件で、大阪ガスならば745円+(163円×20)でひと月の使用量は約4,005円となります。
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LPガスとは

LPガスはプロパンやブタンを主成分とした液化石油ガスです。建物の近くにガスボンベを設置して、そこからガスを供給するので、大規模な設備が必要なく山間部のような場所にも設置可能です。
また、ガスの熱量が高いので、飲食店など高火力を必要とする施設でよく使われています。

LPガスの料金設定

LPガスは、都市ガスに比べて高いといわれますが、それも地域差があります。LPガスは多くの事業者が参入しているため、事業者による価格の差もあるのが特徴です。

プロパンガス協会が報告している、東京都のプロパンガス料金の実勢価格で上記都市ガスと同じ使用量で計算してみましょう。
基本料金が1,771円で単位料金が518円のため、1,771+(518×20)でひと月のガス料金は12,5131円。
東京都の都市ガスと比べるとかなりの価格差がありますが、LPガスは都市ガスに比べてガス量あたりの熱量が高くて、同じくらい使っているように思っても使用量は少なめになります。とはいえ、東京の場合だと都市ガスのほうが月々の料金が安くなるのは否めません。

ガス代はいつ払う?払い方は?払わないと止まるの?

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ガス代金の払い方

ガス料金の支払い方法は、ガス会社によって違いがあるものの、大きくは「口座振替」、「カード支払い」「払込書による支払い」の3つに分かれています。口座振替を選ぶと月々の使用量から割引のサービスを受けられるガス会社もありますし、払い忘れることもないのでおすすめです。

カード払いにするときは、カード会社から申し込む場合とガス会社に直接申し込む場合があります。カード会社によっては、公共料金をカード払いにすることでポイントがつきますので、利用しているカードによっては口座振替の割引サービスよりお得になる場合もあるでしょう。

支払いが滞ると止まってしまう

ガスは生活するのに欠かせないライフラインですが、支払いを滞ると停止されてしまいます。停止するまでの期間はガス設備によって異なりますので、事前に確認しておきましょう。
もちろん滞納せず支払うに越したことはありませんが、万が一の払い忘れなど考えて、頭に入れておくと安心です。

ガスが止まるまでには予告がある

例えば東京ガスの場合、延滞が30日を超えると延滞利息が発生し、供給停止予告が届きます。いつ停止されるかの明示はありませんが、50日を経過しても支払いが確認できない場合には、いつ供給が停止されてもおかしくありません。速やかに支払いを済ませて、ガス会社に連絡をしましょう。

電気の場合と違い、こちらから連絡することが必須です。また再開する場合にはガス会社の担当者に来てもらう必要があります。
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まとめ

ガス料金は地域によってや、ガスの種類によって大きな差があります。初めての一人暮らしで、ガス料金がどのくらいかかるか不安という人は、予め済む予定の地域のガス事情を調べておき、シミュレーションしてみましょう。くれぐれもガスが止まることがないよう、支払いはきちんと行いましょうね。
監修:榑林宏之
一級建築士として、「建物設計(住宅)」「住宅調査(検査)」業務を中心に、「防災(地震など)」「住環境」「住宅メンテナンス」「住宅エネルギー」などに関する研究・情報発信を行っています。特に、「自然との共生」をテーマとした「住宅環境づくり」「自然エネルキー活用」を重視。「自然環境・生活環境に応じた、生活を心がけることが大切であること」を伝えるための活動を推進しています。

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