目次
- 物件探しから入居までの流れと期間
- 物件探し~内見は最短1日
- 入居審査は平均3日
- 重要事項説明~本契約は1日
- お客様カードを記入、希望条件を満たす物件探し
- 希望条件を決める
- 希望条件が決まったら内見へ
- 内見のチェックポイント
- 内見をする物件数
- 入居申し込み手続き
- 先行申込みと先行契約の違い
- 入居申し込みの手続きで気を付けたいポイント
- 入居審査
- 入居審査の審査基準
- 重要事項説明
- 重要事項説明の内容
- 本契約(初期費用の支払い)
- 賃貸物件の本契約に必要なもの
- 初期費用の支払いについて
- 初期費用の支払い方法
- 物件探しから本契約までをスムーズに進めるコツ
- 不動産の繁忙期を避ける
- 前もって希望条件の優先順位を決めておく
- 契約に必要な書類を事前に準備しておく
- 物件探しから本契約までに起こりうるトラブル
- 予算内で希望の物件を見つけることができない
- 内見での確認漏れ
- まとめ
物件探しから入居までの流れと期間
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物件探しから入居申し込みまでの流れ
1)お客様カードを記入、希望条件を満たす物件探し(1日)
2)内見(1~3日ほど)
3)入居申し込み手続き(1日)
4)入居審査(当日~1週間ほど)
5)重要事項説明(1日)
6)本契約(初期費用の支払い)(1日)
※重要事項説明と本契約は同じタイミングでおこなわれることがほとんどです。
物件探し~内見は最短1日
入居審査は平均3日
重要事項説明~本契約は1日
お客様カードを記入、希望条件を満たす物件探し
希望条件を決める
希望条件が決まったら内見へ
内見のチェックポイント
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内見時のチェックポイント例
・実際に駅から歩いてみて徒歩時間
・物件の立地や道路状況
・生活導線の使い勝手
・防犯や防音性 など
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外観や室内の写真を残す
・不動産会社の担当者に許可をもらって撮っておくと比較検討も◎
また、何件も見学をすると物件の特徴がほかの物件と混ざってしまう事もあるため、不動産会社の担当者に許可をもらって、外観や室内の写真を残すようにしましょう。
内見をする物件数
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1日の内見数は3〜4件がベスト
また、時間があるのなら昼と夜の2回内見に行くことをおすすめします。部屋の構造や間取りについては1度のチェックで確認できても、日当たりや夜間の周囲環境の確認まではわかりません。もちろん、すべての物件を何度も内見することはスケジュール的に難しいため、最終候補に残った物件は複数回内見して気になる点をなくしておきましょう。
入居申し込み手続き
先行申込みと先行契約の違い
先行申し込み | 先行契約 | |
---|---|---|
仕組み | 入居審査を先におこない、内見可能になったら本契約を結ぶかどうか判断する形式 | 内見なしのまま契約までおこなう形式 |
メリット | キャンセルもできるため安心 | 人気の高い物件を先行して抑えられる |
デメリット | キャンセルができないためイメージと違ってしまうことも |
先行契約は、同じくまだ内見不可能である物件を内見なしのまま契約のことをいいます。先行申し込みの場合は内見のあと契約をキャンセルすることが可能ですが、先行契約では、実際に部屋を見てからキャンセルすることはできません。すぐに次の入居者で埋まってしまうような非常に人気の高い物件に多くあるケースです。
入居申し込みの手続きで気を付けたいポイント
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時間に余裕があれば、費用の見積もり等をメールや書面でもらって比較を
家賃の値下げの交渉など細かな交渉もこのときに
時間に余裕がある場合は不動産会社によって初期費用が異なる場合があるので、費用の見積もり等をメールや書面でもらった方が比較がしやすく、よいと思います。会社によって鍵交換費や消毒費、各種のサポート費用等が入ってしまう場合があり、必要が無いと思われるものは外してもらえる可能性もあります。
また、家賃の値下げの交渉や入居希望日、引渡しの部屋の状態などの細かな交渉も入居申込みの際に行っておくとスムーズです。営業担当者は契約の入口となる入居申込書をお客さんに書いてもらいたいので一所懸命になってるはずですから。本契約の締結日は申込から1〜2週間程度が一般的です
入居審査
入居審査の審査基準
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家賃の支払い能力の有無
連帯保証人の有無
入居にふさわしいかどうかの人物像か
もっとも重要視されるのは、収入金額。住みはじめてから継続して家賃を支払えるかどうかの判断材料になります。学生の場合、両親の名前で契約をすることもあるでしょう。また、家賃の支払いが滞ってしまったときのために必要な連帯保証人も審査対象になります。両親に頼むことが一般的ですが、保証人不要の物件や保証会社利用で保証人が不要になる物件もあるので確認しておきましょう。
最後に、入居してから周りの住人とトラブルを起こさない人物であることも大切です。その物件の住人としてふさわしいかどうか、物件探しの際の態度や言葉遣いなどから審査されているので気をつけておきましょう。
重要事項説明
重要事項説明では、これから契約する部屋についての情報や契約の詳細について大切な部分の最終確認になりますので、少しでもわからない点や不安な点があった場合、ここで念入りに確認をしておきましょう。
重要事項説明の内容
本契約(初期費用の支払い)
賃貸物件の本契約に必要なもの
- 身分証明書(学生証、運転免許証、健康保険証など)
- 住民票(原本提示が必要な場合あり)
- 金融機関の口座印
- 連帯保証人の印鑑証明書
- 連帯保証人の収入証明書(未成年の学生の場合、保護者に揃えてもらう書類も必要)
必要な書類を提出し、契約書に印鑑を押したら契約完了です。契約書の控えに加え、鍵屋退去時に必要な書類(退去届)を受け取るので、なくさないように大切に保管しましょう。不動産会社によってはあとから郵送されるパターンもあります。
必要事項と大まかな流れを理解して事前準備をしっかりすれば、スムーズに賃貸契約の手続きを終えることができます。
重要事項説明と本契約は同日におこなわれます。知らない言葉などがたくさんあって不安になるかもしれませんが、わからないところはきちんと解決してから契約を結んでください。重要事項説明書は事前にもらえる可能性もありますので、不動産会社の人に事前に見たいとお願いしてもよいと思いますので、聞いてみてください
初期費用の支払いについて
目安としては家賃の6ヶ月分と言われています。
初期費用の支払い方法
- 当日現金持参
- 事前振込み
- クレジットカード
物件探しから本契約までをスムーズに進めるコツ
不動産の繁忙期を避ける
前もって希望条件の優先順位を決めておく
契約に必要な書類を事前に準備しておく
物件探しから本契約までに起こりうるトラブル
予算内で希望の物件を見つけることができない
内見での確認漏れ
まとめ
大手財閥系不動産会社にて神奈川県西部(主に湘南エリア)の売買仲介を担当。売却案件に強く、相続対策や不動産活用等の案件や賃貸住宅建設・募集の企画提案の実績は600件以上。マネージャー就任後も1000件以上の案件(売買実績)に携わる。2017年に独立し現職。現在は売買全般、賃貸住居系のほか、テナントリースの案件も数多く取り扱う。宅地建物取引士、公認不動産コンサルティングマスター、不動産賃貸経営管理士、住宅ローンアドバイザー、2級ファイナンシャルプランニング技能士AFP(アフィリエイテッド ファイナンシャル プランナー)資格を保有。
文・山下 茜(アート・サプライ)