新生活で初めて一人暮らしを始める人にとっては、10畳の大きさの部屋がどのくらいか分からない人も多いと思います。また一人暮らしでよく選ばれる6畳と比較して置ける家具や収納、配置やレイアウトなどにどのような違いがあるのかを解説していきます。
この記事で書いている3つのポイント
②広くて使い勝手がいいものの賃料も高くなるので注意
③広いからといって家具を置きすぎないよう注意
10畳の広さは基準になる1枚の畳の大きさによって異なる
畳 | 1畳 | 10畳 |
---|---|---|
本間(京間) | 191cm×95.5cm | 約18.24㎡ |
六一間 | 185cm×92.5cm | 約17.11㎡ |
中京間(三六間) | 182cm×91cm | 約16.56㎡ |
江戸間(五八間) | 176cm×88cm | 約15.49㎡ |
団地間(五六間) | 170cm×85cm | 約14.45㎡ |
本間(京間)は関西や中国地方などの西日本で使われています。
1畳の広さは191cm×95.5cmのため、10畳は約18.24㎡です。
六一間の10畳は約17.11平方メートル
六一間は岡山などの山陰地方で使われています。
1畳の広さは185cm×92.5cmのため、10畳は約17.11㎡です。
中京間(三六間)の10畳は約16.56平方メートル
中京間(三六間)は東京や愛知、岐阜などで使われています。
1畳の広さは182cm×91cmのため、10畳は約16.56㎡です。
江戸間(五八間)の10畳は約15.49平方メートル
江戸間(五八間)は東日本で使われています。
1畳の広さは176cm×88cmのため、10畳は約15.49㎡です。
団地間(五六間)の10畳は約14.45平方メートル
団地間(五六間)は全国の公団住宅やアパートで使われています。
1畳の広さは170cm×85cmのため、10畳は約14.45㎡です。
本間(京間)と団地間(五六間)の10畳の部屋を比較すると、約2畳分の差があるため、〇畳という畳の枚数だけでなく、面積がどのくらいか確認することをおすすめします。
イメージしてみよう!10畳ワンルームの一人暮らし
では、具体的に10畳の部屋に付く設備や置ける家具などについて見ていきましょう。
10畳ワンルームに付く設備
【1K】
1Kは、10畳の部屋とキッチンや玄関が扉で仕切られている
【ワンルーム】
ワンルームは、10畳に玄関や廊下、キッチンを含んでいる
ワンルームでは、玄関や廊下といった空間も含まれているため、実際の居住空間がどのくらいの広さなのかを確認しておくことがポイントです。
6畳は基本的に生活に必要な最低限のスペースだけになってしまいますが、10畳になると生活空間の中に趣味のスペースを作ることができるくらい広さに余裕が出てくるでしょう。
10畳ワンルームに置ける家具
(参照:6畳の広さはどれくらい?一人暮らしなら何が置ける?)
10畳のワンルームには、2~3人掛けのソファ(L字も可)、比較的大きめの収納棚、ベッド、ダイニングテーブルなどを置くことができます。
また、CDやプラモデル、漫画を置く空間、楽器やコンポを置く空間など、レイアウト次第で趣味の空間を作ることができるのが大きな魅力です。
部屋の形が正方形なのか、長方形なのかによっても置ける家具に違いが出ます。置きたい家具が決まっている場合は、家具に合わせて部屋を選ぶようにしましょう。
10畳に集まれる友達の数は?
また、折り畳み式のテーブルにしておくと、就寝時にテーブルを移動させて布団を何枚か用意すれば、数人泊まっていくことが可能です。
どんな学生生活になるのか始まってみるまでは分かりませんが、最初に必要な家具を全部揃えてしまうのではなく、どんな部屋になるのか様子を見てから家具を揃えると、無駄な出費を防ぐことができるでしょう。
まとめ
また、部屋が広いからといって、大きめの家具を設置しすぎてしまうと、友達が来た時に狭くなるなど、使い勝手の悪い部屋になってしまうので、狭い部屋よりもインテリアの揃え方には注意したほうが良いでしょう。