【皇居の中ってどうなっているの…⁈】春にお薦めの観光スポット! はじめての「皇居観光おどおど」#あつまれ!_おどおど学生。

皇居は文字どおり「天皇陛下の居館」で、東京の中心にあります。読者の皆さんも歴史の授業で習ったとおり、元々は江戸城でした。明治維新の際に、京都の御所から陛下が引っ越されて現在に至っています。学生読者の皆さんも、周辺を歩いても「皇居を見に行った」ことはあまりないのではありませんか? 今回は皇居観光について、初めてでもおどおどしないよう見どころなどをご紹介します。
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開放されている場所と入れないところがある!
実際に天皇陛下がいらっしゃるところは、当たり前ですが一般には入れません。
「東御苑」と「皇居外苑」は一般人も散策可能ですが、皇居内の参観可能なエリアは宮内庁が開催している「皇居一般参観」(後述)に参加することで観光できます。
皇居の見どころは?
皇居は元は江戸城で、徳川幕府の中枢でした。それが陛下の居城となって、江戸から明治、大正、昭和……と受け継がれ、現在に至ります。そのため、江戸時代から厳格に守られた環境がそのまま残っていたりします。ほかでは見られない遺構と美が受け継がれた場所なのです。
皇居に行ったらぜひ見ておきたいポイントをご紹介します。
皇居外苑
皇居外苑は一般に開放されているエリアで、クロマツ林があるなど緑濃い憩いの場となっています。松林の続く外苑の一角には楠木正成の銅像があります。
後醍醐天皇に忠誠を尽くした武将として、馬上勇ましい姿の銅像が建てられました。外苑の皇居正門と坂下門との間には植樹帯があり、こちらは「御親臨台」と呼ばれています。
北の丸公園
千鳥ヶ淵沿いには約200本の桜が植えられており、春には一斉に咲くソメイヨシノのピンク色に染まります。千鳥ヶ淵は東京を代表する桜の名所。春にはお薦めの観光スポットです。
二重橋
行ったことはなくても名前だけは誰でもご存じでしょう。皇居前広場から宮城内へ通じる橋の一つです。「正門鉄橋」というのが本来の名称です。
よく誤解されますが、上掲の石橋は正確には二重橋ではありません。これは皇居前広場から皇居にかかる橋で「正門石橋」といいます。ただし、「正門鉄橋」と「正門石橋」を合わせて二重橋ともいいます。
伏見櫓
二重橋と共に見えるお城の構造物ですが、これは「伏見櫓」です。1628年に京都から移築されたと伝わる歴史遺産なのです。
桜田門
皆さんも日本史で習ったはず、「桜田門外の変」の舞台となった、あの「桜田門」です。大老・井伊直弼は登城する途中、この門の外で討ち取られてしまいました。
二の丸庭園
その名前のとおり、江戸城二の丸跡にある日本庭園です。もともとここには将軍別邸などがあったのですが、現在では広大な回遊式の庭園になっています。季節ごとの花が咲き、本当に東京の真ん中なのかと思わされる静かできれいな別天地です。
江戸城天守閣跡
江戸城の天守閣が最下部の石垣部分だけ残っています。江戸時代初期、1657年に起こった明暦の大火(いわゆる振り袖火事)で江戸城も被害を受け、天守閣も焼失してしまいました。天守閣は再建されませんでしたので、以降江戸城は天守閣がないままで現在に至っています。この天守閣跡は往時をしのぶ貴重な史跡です。
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