【飛行機よりもドキドキ? 】 はじめての「入国審査」おどおどを解決 #あつまれ_おどおど学生
初めての入国審査あるある「審査官が怖い」「合言葉はサイトシーイング」
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・『はじめての飛行機おどおど』(1)#搭乗手続き編
初めて海外旅行に行くと、目的の国に着いてから大きな関門が待っています。「入国審査」です。1人ずつイミグレーション(immigration)カウンターに行き、パスポートを提出して旅行目的などを話し入国に「OK」を出してもらわないといけません。
初めての場合、おどおどしてしまうかもしれませんが落ち着いて対処すればテンパることもありません。今回はおどおどしなくて済むように「イミグレーション」のポイントについてご紹介します。
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そもそも「イミグレ」って何?
▼おどおど解決ポイント
1.イミグレーションカウンターの存在を知っておこう!
2.審査官に提出するものを確認しておこう!
3.イミグレーションカウンターで聞かれることを把握しておこう
外国に着いたら、その国に滞在する許可を受けなければなりません。滞在できるかどうかを審査するのがイミグレーションカウンター(入国管理カウンター)です。イミグレーションは長い呼称なので、旅慣れた皆さんは「イミグレ」と短く呼んだりします。
飛行機が目的の国に着いたら、Arrival(到着ロビー)のターンテーブルに預けていた荷物が出てきますので、自分の荷物を受け取ったら、すぐにイミグレーションカウンターに行かなければなりません。
空港には必ず順路が示されています。「⇒Immigration」の表示を見つけたらそちらに進みましょう。イミグレを通って「滞在OK」と判断してもらわなければ、空港の外に出ることもできません。
イミグレーションカウンターに並ぶ前に!
イミグレーションカウンターの審査官には、
1.パスポート
2.出入国カード(EDカード)
3.税関申告書
4.査証(ビザ)
※「4」は必要な国の場合
を提出しなければなりません。2と3は出入国書類といわれるもので、国によって必要・不要が異なります。例えば、アメリカ合衆国の場合には、2の出入国カードはいりませんが3の税関申告書は必要。韓国の場合は両方いります。
普通は目的地に到着する前に飛行機の中で配られますし、また空港に備え付けがあります。どちらかというと飛行機の中でもらって書いてしまうのがお薦めです。
また、「パスポートはどこだったっけ」などと慌てなくて済むように、1~4の提出物は落とさないようにまとめて、身に着けるポーチなどに入れておくのがお薦めです。
査証は、その国に入国してもいいと証明する書類で、必要な国を訪問する際には、まずその国の在外公館で発行してもらわなければなりません。しかし、観光目的や短期間の滞在の場合には査証は免除されることが多いのです。特に日本人の場合には、査証免除となる国が多いので、大学生の皆さんの旅行の場合には「査証」について特に心配することは少ないでしょう。
イミグレーションカウンターに並びましょう
イミグレーションカウンターは、たいてい「内国人用」と「外国人用」に分かれています。例えば、アメリカ合衆国に着いた場合には、外国から合衆国に戻ったアメリカ人が並ぶカウンターと外国から合衆国に着いた人が並ぶカウンターに分かれているわけです。
日本人の皆さんは外国人用のカウンターに並びます。普通は幾つかカウンターがあって、それぞれに1列に並びます。赤い線が引いてあるところが先頭で、自分の番が来たら、カウンターにいる入国審査官から「Next!(次の人どうぞ)」と声が掛かりますので、赤い線を超えてカウンターまで進みます。
イミグレーションカウンターで聞かれること
イミグレーションカウンターに進んだら入国審査官に、パスポートと出入国カードを提出します。入国するのに査証(ビザ)が必要な国の場合には、併せて査証も出しましょう。
イミグレーションカウンターで聞かれることは、たいてい以下のようなことです。
・この国に来た目的
・いつまで滞在するのか
・どこに滞在するのか
観光なら(英語で)「sight seeing」で済みますし、いつまでは「日付を答える」か「2週間」などと答えればいいのです。どこに滞在するのかは「ホテル名」を答えればいいでしょう。審査官の方も分かりやすく「Sight seeing?(観光ですか?」)と聞いてくれたりしますので、この場合は「Yes(はい)」と答えればいいのです。
また、国によってはイミグレーションカウンターで生体情報の認証が行われます。
例えば、アメリカ合衆国に入国する際には、原則全ての外国人渡航者に対して、
1.10本指の指紋のスキャン
2.デジタルカメラによる顔写真の撮影
が行われ、データベースと照合されます。20秒ほどで終わりますが、このような生体情報の確認があることはあらかじめ知っておきましょう。
また、審査官にはいろんな人がいます。あくまでも法的な手続きですので、法律に従って審査は行われますが、心証を悪くするような態度、応答はしない方がいいです。正直に明朗に受け答えをするよう心掛けてください。
イミグレーションカウンターの審査官が入国OKと判断すれば、晴れてその国に入り、滞在することを許されます。審査官がパスポートにスタンプを押して戻してくれますから、決して落としたりしないように注意してください。パスポートは、あなたの身元を証明する重要な書類です。外国で「IDを出してくれ」と言われたらパスポートが必要になりますので。
解決!! はじめての『入稿審査おどおど』
初めて外国に行く際にはイミグレーションでどきどきしてしまうものです。しかし、入国審査が行われるイミグレーションカウンターで特におどおどする必要はありません。聞かれることも「何しに来たのか」「いつまでいるのか」「どこに滞在するのか」といったことですので心配は不要です。もし分からない単語が出ても落ち着いて対処するようにしましょう。
文:吉田ハンチング@dcp
編集:マイナビ学生の窓口編集部