【お寿司の世界】『はじめての「回らない寿司」おどおど』を解決(準備編) #あつまれ!_おどおど学生。
▼回らない寿司記事一覧
2.『回らない寿司おどおど』(2)#振る舞い方編
3.『回らない寿司おどおど』(3)#たしなみ編
「回転寿司」は安くておいしい寿司を食べるのに最適なチョイスかもしれません。大学生の皆さんもよく利用するのではないでしょうか。では、回らないお寿司屋さんに入ったことはありますか?
回転寿司ではない寿司屋さんでお寿司をつまむというのもなかなかオツなものです。しかし、初めての場合入店するにも勇気が必要ですよね。今回は、回らない寿司屋さんでおどおどしないで済むポイントをご紹介します。
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カウンターで食べる寿司は格別!

▼おどおど解決ポイント
1.リーズナブルなお店もあるのでハードルを上げすぎないこと
2.いきなり夜の部が怖ければ、ランチ営業で体感してみよう
3.あらかじめネットで情報収集をしよう
回らない寿司屋はハードルが高いというイメージがあるでしょう。これは「値段が高い」という先入観があるからですね。
確かに江戸時代にはファストフードだった寿司も現代では高級料理になっています。
総じて寿司の価格は上がっていますが、これはやはりピンキリで、リーズナブルなお値段で寿司を提供しているお店もあります。
例えば、いわゆる街のお寿司屋さん。回転寿司と同じように「マグロ:○○円」といった具合に値段を札に書いて安心できるようにしているお店も多いのです。また、非常に良質な魚を仕入れて、お客さんにできる限り安価に提供しているお店があります。
このような寿司店に巡り合えることはとても貴重なことで、いつもの回転寿司ではお目にかかれない宝石のようなネタを味わうことができます。
そこで常連になれば、「今日はイキのいい○○が入っていますよ」などと声をかけてもらえるようにもなるでしょう。そうなれればこっちのもので、「日本にいて良かった~」と大変おいしい寿司を堪能できます。
懐事情で大学生のうちは何度も行けないかもしれません。しかし、カウンターに座り、職人が目の前で握ってくれる寿司をありがたく頂くという、醍醐味を知るのに早いも遅いもありません。
いいお店を見つけたら、それはあなたのごひいきの店になるはず。一生通えるお店を探すつもりで、勇気を出して回らない寿司店に入ってみませんか?
ランチで偵察してから、夜の部に!
寿司店のメインの営業はやはり夜の部です。しかし、特にお酒が飲めなくても寿司店を敬遠する必要はありません。『孤独のグルメ』の主人公・井之頭五郎さん(設定は下戸)ではありませんが、飲めない人だって回らない寿司を堪能しています。
とはいえ、いきなり夜の営業に入店するのは勇気が要るかもしれません。
そこでお勧めしたいのはランチを試してみることです。多くの寿司店でお昼のランチ営業を行い、リーズナブルな価格で料理を提供しています。
「ここは良さそう」という店舗を見つけたらランチで偵察してみましょう。店内の雰囲気、ネタの善し悪し、職人の様子、接客などを窺うことができます。また、夜の部のメニューがあったり、壁に「マグロ:○○円」などの札が下がっていたら値段感も確認できます。
ランチで味などを確認してから夜の部に出かけるのはひとつの方法です。
ネットで確認してみましょう! ただし……
自分好みの寿司店を見つけるのはどうすればいいのでしょうか。答えは、「いろんなお店に行ってみること」――なのですが、これでは当たり前過ぎてつまらないですね。
四谷三丁目にある名店『鮨 和さび』の大将、水田翔(みずた しょう)さんにお話をうかがったところ、「最近ではどの店でもホームページを持っていますから、それを確認してみるのはいかがですか」とのことでした。
確かに、店構えと同様にホームページにはそのお店の雰囲気が、すなわち大将のセンスが表れるものです。
特に若い大将の寿司店は、大将自身がネットの集客力をよく知っているので、自分の創意工夫を知ってほしいと思いホームページにも力を入れていることが多いです。
「むむ、この店やるかも」という寿司店のホームページは品良く、センス良くまとまっていたりするのです(店内の作りが素晴らしければ写真映えもします)。
ただし、筆者はいわゆる「グルメサイト」の投稿や評判をそのまま鵜呑みにするのはお勧めしません。実際に行くといいお店なのに……、ということも少なくありません。
また、ホームページがなく(あるいは業者にお任せで)ネットなんか見ないという大将もいるので、そこは注意しなければなりません。
特に昔から地元で愛され、長く続いている寿司店ではそのようなことが多々あります。新規でお客を開拓しなくても、これまでの顧客、またそのつながりで来店するお客さまで十分、というお店です。こういうタイプのお店はネット上の情報だけではなかなか見つからなかったりするのです。
解決!! 回らない寿司おどおど(準備編)
回転寿司はリーブナブルに寿司を楽しめるお店ですが、回らない寿司店では、そこにしかない寿司があります。学生のうちは行ける回数も限られているかもしれませんし、ハードルが高いと思うかもしれません。しかし、何事も経験です。初めては誰にでもあります。ぜひ、勇気を出して回らない寿司店に入ってみてください。次回は回らないお寿司屋さんでの振る舞い方編をお届けします。
文:吉田ハンチング@dcp
編集:マイナビ学生の窓口編集部
取材・協力:『鮨 和さび』
⇒丸の内線「四谷三丁目駅」すぐにある名店。
https://sushiwasabi.net/