【最初は白身?】『はじめての「回らない寿司」おどおど(たしなみ編)』を解決 #あつまれ!_おどおど学生。
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▼回らない寿司記事一覧
1.『回らない寿司おどおど』(1)#準備編
2.『回らない寿司おどおど』(2)#振る舞い方編
初めて回らない寿司店に入るのは勇気がいることでしょう。しかし、回らない寿司店では、回転寿司とはまた別の寿司の味を楽しむことができます。
今回は、回らない寿司店でおどおどせず、むしろ「分かっているな」と思われるにはどうしたらいいのかについてご紹介してみます。いわば、回らない寿司店でのツウな振る舞い方です。
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「最初は白身」は本当なのか?
▼おどおど解決ポイント
1.ネタの味を楽しみたいなら白身から
2.ネタは偏りがないように注文しよう
3.自然体で楽しもう
↑四谷三丁目の名店『鮨 和さび』の握り。絶品のサヨリ。
注文の仕方は、とても重要です。白身から初めて味の濃いものに進み、最後はアナゴなど煮詰めの味―というのが注文の常道といわれます。これは本当のことなのでしょうか。
四谷三丁目の名店『鮨 和さび』の大将、水田翔(みずた しょう)さんに伺ったところ、「ネタの味をよく感じるためにそのように言われてきたのだと思います。実際におまかせで握る際にも、やはりそうなっていることが多いと思います。ただ、お客さまはあまりそういったことは考えなくとも、好きなもの、食べたいものをご注文いただくのがいいと思います」とのことでした。
「おまかせ」で握ってもらっても、最初に「アナゴ」は出てきません。寿司職人はその日の旬なネタをどの順番でお客さんに提供するのか頭の中で組み立てています。そうすると自然に味の淡泊なものから濃いものへというコースの組み立てになるようです。ですから常道といわれる注文の仕方には一理あるのです。
「中トロ」ばかり食べない⁈
いくらおいしいからといって「中トロ」ばかり食べるのはお薦めしません。(※ライターの主観も多分に入っていますのでご了承ください…)。江戸時代は下魚とされ、安価だったマグロは、現在では泳ぐ宝石となっています。
そもそも仕入れ値から高価ですから、マグロは安価に出すことはできないのです。寿司店の多くは、マグロの分を他のネタに分散させるなど、価格の釣り合いを取っているようです。いわばマグロをできるだけリーズナブルに食べられるよう価格を押さえる努力をしているのです。
大切にしたいそのお店のためにも、良心的な価格のお店では、できるだけ多くのネタを食べるように注文を散らしてみてください。これは回らない寿司店でのマナーでもあります。ひいきのお店が長く続いてほしいという気持ちがあればこその振る舞いになりますが、結果、「いいお客さんだな」とお店からも思われ、大切にされるはずです。
職人言葉は使わない方がよい
お茶のことを「アガリ」、醤油のことを「ムラサキ」などと言う人がいますが、これはあまりお勧めできません。悪い言葉でいえば「通ぶってるな」という感じになるからです。
お醤油が欲しければ「むらさき」ではなく、素直に「醤油」で大丈夫です。業界を問わず、あまり知ったかぶりは返って印象を悪くしたりしますので、あまり気負わずに自然体で楽しみましょう。
解決!! 回らない寿司おどおど(たしなみ編)
誰にでも初めてはあります。回らない寿司店に初めていったときは、今回ご紹介したようなポイントを押さえておくと、おどおどせずに自然体でいられるでしょう。ぜひ一生通いたいと思うような寿司店に巡り合ってほしいものです。そして、常連になってみてくださいね。
文:吉田ハンチング@dcp
編集:マイナビ学生の窓口編集部
取材・協力:『鮨 和さび』
⇒東京メトロ・丸の内線「四谷三丁目駅」すぐにある名店。
https://sushiwasabi.net/