「日本経済への貢献」を軸に、走り続けた先にあったもの。入省3年目での法案作成、そして米国留学へ。

学生の窓口編集部

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「官僚=堅い、激務」というイメージを持っている人は少なくないかもしれません。しかし、その内側には、日本経済の未来を本気で憂い、情熱を持って働く人々の姿があります。

今回は、学生時代は陸上に打ち込み、経済産業省へ入省。現在はアメリカで公共政策を学んでいる藤原さんにインタビューを行いました。

入省3年目にして半導体政策の法案作成に携わるなど、第一線で活躍してきた藤原さん。そんな藤原さんが、なぜ今あらためて「学生」として学ぶ道を選んだのか。民間企業ではなく経済産業省を志した理由や、留学を通して見えてきた新たな視点について伺いました。

部活動に捧げた4年間。目標からの「逆算思考」を体得した日々」

――学生時代はどのようなことに力を入れて過ごされていましたか?

藤原さん:大学時代は、とにかく部活動一色の生活を送っていました。大学の対校戦におけるチームの勝利や記録会で自己ベストを更新することを最大の目標に掲げ、その実現に向けてひたすら汗を流していましたね。サークル活動やアルバイトに精を出す学生生活も楽しそうですが、私の場合は、トラックの上で自分の限界に挑み続ける学生時代でした。

仕事も陸上も本質は同じ。「計画」と「実行」の積み重ねが成果を生む

――陸上に打ち込んだその経験は、現在の仕事や生活にどのように活きていますか?

藤原さん:陸上では、「次の対校戦で勝ちたい、記録会でこのタイムを出したい」という明確なゴールを設定します。そこから、「その目標を実現するためには今、自分に何が足りないのか」「どのようなトレーニングが必要なのか」を考え、ゴールから「逆算」して綿密な計画。あとはその計画に沿って、地道に、練習をこなしていく。この「目標を立て、逆算し、計画を地道に実行する」というプロセスを、部活動を通して学びました。

苦しい練習を経て目標を達成した時の喜びや、チーム一丸となって対校戦を戦い抜いた時の達成感は、何物にも代えがたい経験です。これは、社会人になってからの仕事の進め方に繋がっています。

「この政策を実現したい」「この社会課題を解決したい」というゴールに向け、必要な要素を洗い出し、チームで議論し、行動していく。私の仕事における基礎的なスタンスや、困難な壁に当たった時の粘り強さは、間違いなく部活を通して形成されたのだと感じています。

経済学の基礎を活かした知見が今の土台に

――学生時代の経験から得たものの中で、現在どのように生きていますか?

藤原さん:私は経済学部出身なのですが、そこで学んだ基礎的な経済理論も今の自分の土台になっています。実務に入ると応用的な知識や各分野の専門知識が必要になりますが、大学時代にアカデミックな視点で経済学を学び、理論的な思考力を養えたことは、政策を立案・検討する上での「基礎体力」として役立っていると感じていますね。

きっかけはオーストラリア。日本製品への誇りと、経済停滞への悔しさ

――そもそも、なぜ「官僚」という道を選び、入省しようと思われたのでしょうか?

藤原さん:就職活動の軸として「日本経済への貢献」を掲げてはいましたが、実は当初、経済産業省にこだわっていたわけではありませんでした。むしろ、官庁訪問の直前までは民間企業への就職を考えていたくらいです。

日本経済に貢献したいと思うようになったきっかけは、幼少期にあります。当時オーストラリアに住んでいたのですが、現地の街中を日本製の車がたくさん走っていました。「日本製品はグローバルに活躍しているんだ、世界中で愛されているんだ」と、幼心ながらに誇らしく思った記憶があります。

しかし、大学生になり経済を深く学ぶにつれ、かつての勢いに陰りが見え、日本経済が停滞している現実を目の当たりにしました。「悔しい、何とかしたい」という強い思いが芽生え、漠然とですが、将来は日本経済を再浮上させるような仕事がしたいと考えるようになったのです。

決め手は「人」。一人の人間として向き合ってくれた職員の熱意

――民間企業も視野に入れていた中で、最終的に経済産業省を選んだ理由は何だったのでしょうか?

藤原さん:正直なところ、最初は官庁訪問に行く予定も興味もなかったんです。しかし、大学の教授や採用担当の方に強く勧められ、軽い気持ちで足を運びました。
ところが、そこで出会った職員の方々と議論を重ねるうちに、私の中にあった日本経済への情熱や関心に対して、真正面から向き合ってくれる姿勢に心を動かされました。「自分の想いや好奇心を、この組織の人たちは受け止めてくれるんだ」と感じ、次第に「経済産業省って楽しそうだな」と惹かれていったのがきっかけです。

そのなかでも1番の決め手は、ある職員の方との出会いでした。官庁訪問では、通常の面接よりも長い時間をかけてじっくり議論を行うのですが、その方は私を単なる「就活生」としてではなく、「1人の人間」として扱ってくれました。「あなたはこれからの人生で何を成し遂げたいのか?」と、私の心の奥底にある想いにまで踏み込み、親身になって話を聞いてくれたんです。 就活中に周りからは官僚の仕事に対してネガティブな噂も耳にしていましたし、怖さもありました。しかし、それ以上に「この人たちと一緒に働いてみたい」「ここなら自分のやりたいことができる」という好奇心が勝りました。噂への不安よりも、この組織への興味が上回り、飛び込んでみようと決意しましたね。

「お役所仕事」のイメージを覆す、前向きでポジティブな現場



――入省前に抱いていたイメージと、入ってからのギャップはありましたか?

藤原さん:かなりありましたね。入省前は「激務で辛い職場」という噂を聞いて怯えていましたし、堅苦しく閉鎖的な雰囲気を想像していました。
もちろん、忙しい時期もありますし、やるべき業務は山積みです。しかし、予想以上に皆さんが楽しく、かつ前向きに働いていたことは良い意味での大きなギャップでした。
「どうすれば日本が良くなるか」「この産業をどう伸ばすか」を職員一人ひとりが真剣に考え、ポジティブに議論している。そんなエネルギーに満ちた職場環境は、想像していたものとは違いましたね。

入省3年目で法案作成へ。苦労の先にあった感動

――これまでの業務の中で、特に印象に残っていることや、やりがいを感じた瞬間について教えてください。

藤原さん:やはり自分が一生懸命考え、チームで作り上げたものが形になり、それが社会や誰かに認められた瞬間は、何にも代えがたい喜びがあります。
分かりやすい例を挙げると、入省3年目の時に担当した半導体政策での経験です。当時、半導体産業の基盤強化に向けた新しい法案を作成するチームに参加させていただきました。
法律を作るというのは、言葉1つひとつの定義を悩み抜き、論理構成を緻密に積み上げていく、非常に骨の折れる作業です。正解のない問いに対して理屈を考え続ける毎日はタフでしたが、そうした苦労の末に法律が国会で成立した瞬間は、大きな感動を覚えました。「自分が携わった仕事が、国のルールとなり、産業を動かしていく。」その責任の重さと共に、大きな達成感を感じた出来事でした。

多様な価値観との衝突。他者との対話から「日本」を再発見する

――留学先では具体的にどのようなことを学び、過ごされているのですか?

藤原さん:大きく分けて2つの学びがあります。
1つは座学で、世界の著名な先生方から政策に関わる最先端の理論を学んでいます。また、公共政策大学院の枠を飛び出し、経営など他分野のスクールにも足を運び、多様な要素をインプットして政策にどう活かせるかを模索しています。

もう1つは、他国との比較を通じた「日本の再発見」です。 私がいる環境は非常にインターナショナルで、世界中から多様なバックグラウンドを持つ学生が集まっています。授業内外を問わず、「この問題についてどう思う?」「私の国ではこうだよ」といった議論が日常的に行われているのです。

そうした対話を通じて、彼らの視点から日本という国を客観的に見つめ直すことができます。「日本にはなかった視点」「日本にいただけでは得られなかった発想」を日々浴びている感覚です。多様な価値観を持つ人々と触れ合い、彼らの考えを受け入れる(Embraceする)ことで、人間的にも成長できていると感じています。

帰国後は留学で得た視座を政策に還元したい

――留学を経て、今後のキャリアについてどのようにお考えですか?

藤原さん:留学終了後は、経済産業省に戻りキャリアを積みたいと考えています。現地で学んだ理論や得られた知識をもとに、日本で実現したい政策や挑戦したい分野が見えてきました。公費で留学させていただいている身として、学んだ内容を日本の政策に還元していく使命があると感じていますし、日本で仕事するのを楽しみにしています。

留学前よりもやりたいことの幅が広がり、視野が広がったと実感しています。

アイデンティティが壊される経験を。若いうちに海外へ飛び出せ

――留学を通して、学生におすすめしたい経験などはありますか?

藤原さん:日本の学生の皆さんにはぜひ留学をお勧めしたいですね。
海外に出ると、良い意味で「自分のアイデンティティが壊される」経験ができます。日本では日本語が通じ、共通の文化的背景があるため、意図が伝わりやすいです。しかし、海外ではそうはいきません。
言葉の壁はもちろん、文化的バックグラウンドが違う相手には、自分が何者で何を考えているのかを一から相手が分かる形で説明しなくてはなりません。日本で積み上げてきたステータスも通用せず、ただの1人の人間として自分を再構築する必要があります。
その過程は非常に苦しいものですが、乗り越えた先には、以前とは違う強さを持った新しい自分がいます。若いうちにこうした「タフな経験」をしておくことは、その後の人生において大きな財産になると思います。

好奇心を羅針盤に。その「想い」を受け止める場所がここにある

――最後に、進路に悩む学生の皆さんへメッセージをお願いします。

藤原さん:私自身もそうでしたが、少しでも社会や経済に関心があったり、現状に疑問を持っていたりするのであれば、ぜひ一度、経済産業省に足を運んでみてほしいです。
学生の皆さんは、将来に対して多くの選択肢を持ち、同時に不安も抱えていると思います。もし、その迷いの中で「日本経済を何とかしたい」「もっと社会を良くしたい」という想いが少しでもあるなら、その好奇心を大切にしてください。
経済産業省には、皆さんの素朴な疑問や熱い想いを真正面から受け止めてくれる職員が必ずいます。食わず嫌いをせず、好奇心のままに飛び込んでみてください。きっと、予想もしなかった新しい世界が見えてくるはずです。

***

「日本経済に貢献したい」という想いを原動力に、走り続けてきた藤原さん。
部活動で培った逆算思考、入省3年目での法案作成という大きな経験、そして新たな視点を求めて挑んだ米国留学。その一つひとつの選択の根底には、常に「より良い社会をつくりたい」というまっすぐな意思がありました。
「何を成し遂げたいのか」「そのために今、何を選ぶのか」。藤原さんの言葉が、自分自身の未来と向き合うきっかけになれば幸いです。

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