【お寿司の作法】『はじめての「回らない寿司」おどおど』を解決(振る舞い方編) #あつまれ!_おどおど学生。
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▼回らない寿司記事一覧
1.『回らない寿司おどおど』(1)#準備編
3.『回らない寿司おどおど』(3)#たしなみ編
回転寿司はリーブナブルに寿司を食べられるお店ですが、回らない寿司店でカウンターに座り、寿司をつまむと、回転寿司とはまた違う「食の楽しみ」が得られます。
ただ初めての場合には、どのように振る舞ったらいいのかが分からないかもしれません。今回は、回らない寿司屋でおどおどしないための振る舞い方についてポイントをご紹介します。
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「つまみ」から「握り」に移行する流れ
▼おどおど解決ポイント
1.「つまみ」から「握り」に移行する流れを知っておこう
2. 旬の魚が出てくる大将の「おまかせ」を味わおう!
3.「おまかせ」でまだ足りなければアラカルトで頼もう
回らない寿司店では、基本的にアルコールをたしなむ人をメインのお客さんとしています。ですので、普通は「何かつまみをいきますか」と聞かれます。
「お願いします」――とすると、大将が刺し身、焼き物などを工夫して順々に出してくれます。
この「つまみ」がある程度進み、アルコール類を楽しんだら、次に「握り」に移行します。
「握り」(握り寿司)に移行するタイミングがけっこう重要で、大将の方でアルコールの進み具合を見ながら「そろそろ握りますか?」と声をかけてくれる場合もあります。
しかし、これはお客の腹具合、アルコールの進み具合との兼ね合いです。まだ飲んでいたい場合には、「もう少し」と言えば、おつまみになる料理を続けてくれます。
で、寿司を食べたい感じになったら「握ってください」と大将にお願いします。すると飯台があなたの前に出され、そこに握り寿司が出てくるという塩梅です。
飯台もいろいろで、例えば四谷三丁目の名店『鮨 和さび』ではこのような美しい陶板となっています。
出前のようにひと揃いドンと出るのはなく、一貫一貫出てきますので順番に食べます。寿司は握ってもらい、出てきたらすぐに食べるのが基本です。この大将との掛け合いこそが回らない寿司店の醍醐味です。
「おまかせ」が基本
回転寿司との大きな違いは、「つかみ」にしても「握り」にしても基本的には大将に「おまかせ」するという点です。
お酒のおつまみとなる料理も、握り寿司にしても、その寿司店の大将が仕入れた旬な魚を基にして、創意工夫を凝らし、最適なコースで順番に出してくれるのです。
回らない寿司店の最大の特徴と良い点は、この「おまかせ」を楽しめる点にあります。
例えば、この記事の監修をお願いした四谷三丁目の名店『鮨 和さび』の「おまかせ」のコースは2022年4月23日は以下のようなものでした。※訪問する時期によってネタは変わります。
以下がつまみ。
・クエの焼きシャブ
・ズワイガニのカニみそ和え
・羅臼のイクラ
・増毛のボタンエビのみそのせ
・ミョウガとショウガの〆サバ巻き
・フキノトウとホタルイカの茶碗蒸し
・北海道余市のアンキモ
・愛知のウナギの白焼き
以下が握り。
・塩竈のマグロ
・トリ貝
・大分のサヨリ
・千葉のカツオ
・ノドグロの炙り
・沖縄のマグロのヅケ
・イカ
・根室のウニ
・長崎のアナゴ
・シジミ出汁の吸い物
・長万部のホッキ貝
・自家製梅干し
たいてい最初に「苦手なものはありますか?」と聞いてくれますので、そこで「貝が苦手」などと言っておけば、苦手なものを外してコースを組み立ててくれます。
仮に「光り物」が苦手な人は、「光り物が苦手」と言えば、アジやサンマなどを避けて料理・握りずしのコースを組み立ててもらえます。
アルコールが苦手な人は、カウンターに座って「なにかつまみますか?」と聞かれたら、「握ってください」と言えば、初めからから握りのコースを始めてもらえるでしょう。お酒を飲まなくても、つまみの料理も食べたいという人は「お願いします」と言うといいでしょう。
もっと食べたければアラカルトで!
つかみ-握りときて、ひと通り終了となると、大将が声をかけてくれます。例えば「このタマゴで最後になります」といった具合です。
もし、コースの中で出てきたものでもう一度食べたいもの、あるいは自分の好きな握りなどがあれば、おまかせのコースが終わってから注文しましょう。例えば、筆者は「ヒモ」が好きなのですが、あまりコースの中でお目にかかることはできません。ですので、よくヒモを後から握ってもらいます。
旬なネタが抜群においしいときなどは、コースで出てきたものを再度握ってもらうのもよし! このようなことができるのも回らない寿司の醍醐味なのです。
解決!!「回らない寿司」おどおど(振る舞い方編)
回らない寿司店の基本は「おまかせ」です。好きなものだけ食べたいなぁと思うかもしれませんが、プロが最も旬なものをおいしいように調理、握ってくれますので、あなたの想像よりはるかにおいしいものが出てくるはずです。これこそ回らない寿司店最大の魅力といえます。また、訪問する時期によってネタも変わります。まさに一期一会の美味との出会いが回らない寿司店にはあるのです。今回ご紹介したポイントをおさえておけば、回らない寿司店に入ってもおどおどしないでしょう。ぜひ、大学生の皆さんも回らない寿司店に行ってみてください。次回は、たしなみ編をお届けします。
文:吉田ハンチング@dcp
編集:マイナビ学生の窓口編集部
取材・協力:『鮨 和さび』
⇒東京メトロ・丸の内線「四谷三丁目駅」すぐにある名店。
https://sushiwasabi.net/