学生のアイデアがカイシャを変える!?京都女子大学の学生が「ダイバーシティを実現する制度」をガチプレゼン!

学生の窓口編集部

PR 提供:パナソニック インフォメーションシステムズ
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2024年10月23日、パナソニック インフォメーションシステムズ(以下、パナソニックIS)は産学連携企画として、京都女子大学にて「ダイバーシティ」について考えを深めるワークショップを実施しました。

ワークショップに参加したのは、同学現代社会学部の学生30名。「DEI(Diversity:多様性、Equity:公平性、 Inclusion:包括性)」について考えを深めたうえで、それを実現するために目指すべき会社制度や企業風土をグループごとにまとめ、パナソニックISの社員にプレゼンテーションしました。

企業に新風を吹き込む若者ならではの画期的なアイデアがあれば、なんと実際にパナソニックISの制度として導入することも検討する方針とのこと!今回は、熱のこもった学生たちの発表が目白押しなイベントをレポートします。

まずは、これまでの取り組みの振り返り

学生たちのプレゼンタイムの前に、これまでの取り組みの振り返りが行われました。説明したのは、パナソニックISで人事総務部 採用・人材育成チームに所属し、DEI推進事務局メンバーの大原梨恵さん。

9月18日に産学連携企画の第1回目として、当社の女性社員が出張講座を実施しました。文系学部出身でありながらIT企業で活躍する立場から、女性ならではのライフイベントによる仕事の変化などを踏まえ、仕事への想いや、やりがいについて語ったほか、多様な働き方を実現するDEIの考え方や具体的な取り組みをご紹介したのが主な内容でした。

この出前授業の最後に学生の皆さまにグループワークの課題を提示し、本日に至ります。学生の皆さまには約1か月にわたり、9つのグループに分かれて課題に取り組んでいただきました。本日は、その成果をプレゼンテーションいただきます。

その課題が「DEIの推進や、みんながより幸せに働けるようにこんな会社制度や取り組みがあったらいいなと思うことを、考えてください!」というもの。

プレゼンに先立ち、今期のDEI推進リーダー・高口美早紀さんが挨拶をしました。

はじめまして。私は2017年に入社して以来、ICTソリューション事業部に所属し、社内のコミュニケーションを促進したり、働く社員の業務の生産効率を上げたりするためのツールの開発・提供に携わってきました。

昨年11月に1年間の産休・育休を経て復帰した際にDEI推進リーダーに立候補し、活動しています。本日は、皆さまの発表を楽しみにしてきました。どうぞ、よろしくお願いいたします!

高口さんをはじめ、パナソニックISのメンバーたちは学生たちのプレゼンを控えて興味津々の様子!オンラインで視聴するメンバーもいました。

持ち時間は5分!9グループによる熱いプレゼンがスタート

現代社会学部・宮下健輔教授の司会のもと、9グループのプレゼンが始まりました。ここからは、各グループの発表を簡単にご紹介します!

A班「働き方改革!!!DEI」

川崎愛佳さん、仲井花怜さん、牧野維花さん、若狭侑香さん

目指す企業風土として「話しやすい職場づくり」と「ワークライフバランス」をキーワードに挙げたA班。前者を推進する取り組みとして「飲み会のお金補助」と「会議前のボードゲームタイム」を提案しました。あくまで飲み会は自由に参加できる場として提供し、全社員が公平に利用できるようにしたり、ハラスメントを防いだりする制度設計の必要性も指摘。

「会議前のボードゲームタイム」については「敬語禁止ルール」もアイデアとして盛り込んでいました。後者の「ワークライフバランス」では、「ありがとう」を送った人と受け取った人の両方にポイントが付与される「ありがとうポイント」と、趣味を楽しみたいときや、つらい出来事があったときなどに使える「なんでも休暇」が挙がりました。

目指す企業風土に関しては、当社も同じ方向性です!「会議前のボードゲームタイム」はアイスブレイクとしておもしろいと感じました。

B班「DEIをどのように推進していくか」

早嵜楓さん、田村瑠依さん、永田彩紗さん、中務里咲さん

「あったらいいな」と思うものとして「会社主催の飲み会」「上司との一対一面談」「シエスタ(お昼寝)制度」「奨学金補助制度」を挙げたB班。そのうえでDEIを推進する案として、「高齢者雇用」「トランスジェンダー用のトイレなどの施設」「外国人やリモートワークの従業員に対する公平な評価」が必要と訴えました。しかしながら、多様性を認めていく一方で、それに苦しむ人たちがいないかどうかを注視し、きちんと線引きすることが求められると補足。

対策として、DEIに関する本音を伝えられる「匿名アンケート」を実施したり、匿名で質問できるアプリを活用したりすることで、発言の自由度を上げつつ、推進してくことが大切と結論付けました。

当社も、発言の自由度はますます上げていきたいと考えています。「多様性の線引きをしないといけない」というのは、目の付け所が鋭いですね。

C班「DEIの推進」

岩崎育実さん、鍵田彩歌さん、原田愛子さん、福田ののかさん

C班は、自分たちが就職活動中に魅力を感じた職場をイメージし、「フレキシブルでオープンな働き方」を理想像として掲げました。多様なバックグラウンドを持つ社員やクリエイティブ職、身体に制約がある社員など、誰もが働きやすい職場を作る具体案として挙げたのが「オフィスカジュアルの導入」「フリーアドレスの導入」「フラットな関係性の構築」「在宅勤務・フレックスタイム制・途中抜け可能」でした。

これらによりストレスが軽減されて集中力や発想力が高まったり、自分らしいワークライフバランスを維持できるようになったりするため、社員のモチベーション向上と離職率の低下、イノベーションの創出が期待できるのではないかと述べました。

就職活動の感想を踏まえた素晴らしい発表でした。素直に意見を言い合える環境づくりは、これからも進めていきたいと思います。

D班「充実のための制度」

木村歌菜さん、木村佳代さん、真田梨江さん、柴田千佳さん

D班は「プライベートや趣味の充実」と「個人の自由をつくる」をDEI推進の目標に定めました。そのための具体策として挙げたのが「部活やサークルの拡充」「フリーアドレスオフィスの導入」です。部活やサークルについては、野球やフットサルといったスポーツ以外にも、読書やグルメ、アイドルやアニメの推し活に関するものを作ると、アウトドアが苦手な人も趣向に合わせて会社でのコミュニケーションが広がるのではないかと提案。

「フリーアドレスオフィスの導入」では他社事例を用い、グループ席、ソロ席、集中席から自分のワークスタイルによって選べるオフィスを紹介しました。この他にも、自由に発言できる「匿名チャットの活用」や「好きなときに有給が取れる仕組み」「給料アップ」があると喜ばれそうとアイデアは尽きませんでした。

他社事例も研究しつつ、目標⇒提案⇒まとめと上手にまとまっていて感心しました。推し活サークルや匿名チャットは私たちには思い浮かばない視点なので、参考になります。

E班「DEI推進に向けた取り組みの提案」

関口萌さん、前田歩乃伽さん

E班は、DEIの推進に向けて3つの提案を行いました。1つ目の「社員の福利厚生」では、心身のリフレッシュに充てる「メンタルヘルス休暇」や、個人の成長に集中する「セルフディスカバリー休暇」、社会貢献活動に参加する「ボランティア休暇」の導入を提言。中でも「ボランティア休暇」は、企業のブランディングにも寄与するのではないかと、その利点が際立っていました。2つ目の「社内会議」では、立場にとらわれず発言できたり、どんな意見もポジティブに捉えたりする雰囲気とルール作りを推奨。「明るいギャルを会議に呼ぶ」というアイデアも披露されました。

そして3つ目に挙げたのが、勤務時間中のランチ会やコミュニケーションツールを活用した「社員同士の交流」の促進です。これらの取り組みによって、社員一人ひとりが互いを理解し、自分らしく働ける環境を実現できると力を込めました。

ボランティア休暇はブランド向上にもつながりそうで、良いアイデアだと感じました。それと、会議にギャルを呼ぶのはおもしろい発想ですね!楽しい雰囲気で会議を進められそうです。

F班「気持ちをカタチに」

高垣綾乃さん、安江舞さん、山さくらさん

在宅ワークが6~7割というパナソニックISの現状を受け、コロナ前と比べ、社内のコミュニケーションが減少していることを指摘したF班。対面でのコミュニケーションを活発にする取り組みとして提案したのが「サンクスカード」です。送る人と受け取った人の両方にポイントが貯まり、ギフトカードなどと交換できるのはすでに他のグループからも出たアイデアですが、完全オンラインにせず、あえて対面のやり取りを加えるのが新しい視点です。

これにより、感謝の気持ちがより強く伝わったり、新たなコミュニケーションが生まれたりするのではないかと推測します。ただ、定着させるにはストレスを感じないようにルールを設けたり、定期的にキャンペーンを企画して利用を促進したりすることも必要と補足。「ありがとう」を伝える文化が社内に広がれば、互いを理解し合い、心も健康になって働きやすくなるといいました。

オンラインは便利である反面、コミュニケーションが少なくなることが懸念されていますので、リアルの接点を残すのは良い取り組みだと思いました。

G班「DEI推進に関する提案」

岡田萌夏さん、笹井美玖さん、日口彩さん

G班は、入社前からDEI推進に向けて取り組む必要があるのではないかと問題提起しました。就職説明会やインターンシップの段階から、髪型や服装、ネイルやアクセサリーといった「身なりの自由」と、「働き方の自由」があることを伝え、入社前にDEIの基盤を作っておくべきと進言。それを証明するためにも、先輩社員が身なりと働き方の自由を確保しながら仕事している様子をアピールするのが有効との考えを示しました。

社内においては、性格や気分を掲示できる「パーソナルカード」や「フィーリングボード」を設置することで、社員の個性や状況を尊重しながらコミュニケーションを促進していけば、DEI推進は加速していくのではないかとまとめました。

「入社前にDEIの基盤を作っておく」というのは、まさに学生目線の提案で勉強になりました!

H班「DEI促進の提案」

有馬美裕さん、大野香凜さん、森川真由子さん

オンライン化に起因する人間関係の希薄化やコミュニケーションの取りにくさを課題に挙げたH班。解消する方法として、3つの具体策を考えました。1つ目が「ほめほめポイントの導入」です。ほめたりほめられたりすることでポイントが貯まり、コミュニケーションのきっかけになるのではないかといいます。2つ目が「VRChatの導入」です。メタバース空間では没入感が強く距離感が縮まる傾向にあり、そのうえ自分の顔を気にしないで済む分、集中力が高まりやすいとメリットを指摘しました。

3つ目が「個人専用スタンプの作成」で、無機質なオンライン上のやり取りで個性あふれるスタンプを駆使すれば、よりコミュニケーションが活発になるのではないかと提案。「VRChat」と「個人専用スタンプ」に関してはコストがかかるものの、その効果に期待を寄せていました。

「VRChat」については実際に検討していた時期がありましたが、コスト面で断念しました。けれど、改めてそのメリットを感じましたし、「個人専用スタンプ」のアイデアもおもしろかったです。

I班「社員の幸福度を高める取り組み」

甚田穂華さん、新谷恭菜さん、杉山七海さん

I班は、社員の幸福度を高める取り組みとして「社員同士の交流の深化」「社員のモチベーション維持」「役職・年齢の隔たり解消」を重視しました。「3時のティータイム」では、3時に休憩時間を設けることで、労働時間を細分化。座りっぱなしによる心身の負担軽減や、ラフな交流の機会増加につながるとメリットを説明しました。「朝のボイチェン通話ゲーム」では、出勤後の5分間、相手が誰だかわからない人とオンラインで会話することで、交流したことがない人ともコミュニケーションをとれるようになると指摘。

他、朝礼の時間に特定の人を一言褒める「朝礼褒め合い会」では、仕事のモチベーションがアップするといいます。いずれもデメリットがあるものの、交流を通じて社内の人を知ることができ、楽しく働けるようになると、社員の幸福度は高まっていくのではないかと締めくくりました。

確かに長時間座っているのはつらいので、「3時のティータイム」を導入して時間を分けるのは良いと思いました。「朝礼褒め合い会」では、特定の人を褒めることから全員が順番に褒められるのが良いですね。

学生たちのアイデアは、いつかパナソニックISでカタチになるかも……!

9グループの発表と講評が終わると、宮下教授とパナソニックISの大原さんが感想を述べました。

オリジナリティあふれるプレゼンばかりで興味深く、幸せな気持ちになりました。

他社事例まで調べていただいたりして、どの発表も素敵で感動しました!頂戴したアイデアは、早速社内で共有していきたいと思います。

白熱のプレゼンを繰り広げた学生からは、こんな声がありました。

アイデアを出すのに時間がかかりましたが、DEIのことを深く知れて貴重な経験になりました。

他のグループの発表を聞くと、アプローチが違っていて、とてもおもしろかったです!

和やかな雰囲気で幕を閉じた今回の産学連携企画。しかし、パナソニックISと京都女子大のコラボは、まだ終わってはいません。というのも、同大学の理系の学生たちが、パナソニックホールディングス株式会社のオフィスでIoTに関するワークショップを予定しているのだとか……。次回のレポートも、お楽しみに!


パナソニックグループは、「IT」・「オペレーティング・モデル」・「カルチャー」の3つの変革を通じて経営盤を強化するDX戦略「PX(Panasonic Transformation)」を推進しています。 パナソニック インフォメーションシステムズは、パナソニックグループのIT事業会社として「PX(Panasonic Transformation)」の推進をデジタルのチカラでリードしていきます。 また、パナソニックグループの製品拠点で培った「現場に寄りそうIT技術」、グローバルかつ幅広い事業サポートで獲得した「確かな開発・運用能力」、および「現場の業務を確実に支える知見」を活用し、パナソニックグループ以外のお客さまのニーズにもトータルソリューションを提供していくことをお約束します。 「デジタルで、幸せをつくろう。」 それが私たちの想いです。

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