コロナ禍における北九州市立大学法学部政策科学科三宅ゼミのESD活動 ~北九州市の食品ロス削減を中心として~
法学部政策科学科三宅ゼミの取り組み
三宅ゼミでは、主に3つのプロジェクトがあり各々がプロジェクトを担当しています。プロジェクトはESDスタディツアー、食品ロス削減活動、藍島プロジェクトです。
プロジェクト内で、どのような活動を行うのかをメンバーで話し合い、決めています。また、日頃のゼミでは公害スタディーズを学び釜山の韓国海洋大学の留学生にもZoomを通して参加してもらい、質疑応答を行っています。
今回は、3つのプロジェクトについて紹介します。
トピックス(1) ESDスタディツアー
私たち4年生は1年次に韓国、2年次に石垣島・沖縄本島、3年次に岡山へ行きました。本来は2年次にインドネシアへ行く予定でしたが、新型コロナウイルスの影響でツアー先を変更し、2年次以降は国内へ行きました。
スタディツアーでは、主に市役所訪問や野外学習(石垣島ではマングローブ林間シーカヤック体験、沖縄本島では平和学習、岡山市ではまち探索)、北九州市とのESD活動の比較を行っています。
コロナ禍においても、実際に現地に赴きオンライン上では味わえない、感性を揺さぶる貴重な体験をすることができました。
トピックス(2) 食品ロス削減活動
NPO法人フードバンク北九州ライフアゲインとの連携事業として、大学構内フードドライブ(食品回収)・フードパントリー(食品配布)、「北九州もったいないっちゃ!すごろく」の製作、高校生スタディツアーの案内などを行っています。
2021年10月に北九州市で開催された世界体操・新体操選手権では大量の食品ロスが発生することが予想されたため、フードパントリーを実施しました。
急遽行ったにも関わらず、約200名の学生に食品を渡すことができました。さらに「北九州もったいないっちゃ!すごろく」は、小学生が楽しみながら北九州市の特色や環境問題について学ぶことで、シビックプライドの醸成に寄与しています。
トピックス(3)藍島プロジェクト
藍島とは、小倉港から約40分の日本海響灘に浮かぶ島です。子ども会の子どもたちと大学生が、様々なアクティビティを通して島の歴史や自然環境について考えることを目的としています。
アクティビティでは、漁師の方によるお話や漁具倉庫と稚アワビの養殖の見学、楽しみながらの漂着ごみ拾いゲームなどを行っています。東京や大阪にはない、地方都市が持つ豊かな資源の一つです。
サークル紹介
北九州市立大学法学部政策科学科三宅ゼミとは
北九州市立大学法学部政策科学科三宅ゼミでは、新年度4月の合宿に1年生から4年生までが参加し縦のつながりを築いています。
そのつながりを基に様々なプロジェクトを通して、SDGsを達成するための学習=ESD(持続可能な開発のための教育)活動を行っています。特に食品ロス削減活動は学内でも非常に有名です。
メンバー紹介
北九州市立大学 法学部 政策科学科 4年
有松 莞汰 伊東 龍生 伊礼門 叶 浦 晃大
喜友名 南 佐久間 沙愛 竹岡 浩志
田中 藏磨 豊田 理乃 中塚 一二三
原岡 梨奈 渡辺 未桜
HP
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