チェコのおすすめ観光地20選! 音楽や芸術にあふれる街で訪れる場所とは? 4ページ目
チェコのおすすめ観光地11.聖ヴィート大聖堂
聖ヴィート大聖堂は荘厳、そして圧倒的な迫力を感じる姿でプラハ城のそばにそびえ立っています。南側から見えるメインタワーはゴシック様式のメインタワーは、他のゴシック様式の教会と同様にバロック様式で建築されています。
内部の講堂は美しい白を基調とし、奥行きの中にはいくつもの自然光が差す窓が設けられているため柔らかな明るさがあります。見学する際主聖堂の周りを時計回りに進む順路に従って移動します。ここには歴代の王の墓が集約されており、祭壇の前にはハフスブルク家の当主の墓標や聖ヤン・ネポムツキーの墓碑などの聖人たちが眠っています。神聖な場所ですので節度を持った見学を心がけましょう。
チェコのおすすめ観光地12.カルルシュティン城
プラハの南西、美しい緑の丘陵地帯にある14世紀に建てられた古城がカルルシュティン城です。プラハに反映をもたらした、ボヘミア王にして神聖ローマ皇帝カレル4世によるもので当初は王族の住まいとして、そして王族の財宝を保管するための要塞として利用されました。
そのゴシック様式の雄大な姿は、多くの芸術家にインスピレーションを与え数多くの作品のモチーフとなりました。場内はガイドツアーの参加でのみ見学が可能です。実際に使用した城内の礼拝堂や謁見室などを見学するツアーと聖十字架礼拝堂の見学が組み込まれたツアーとがあり、自由に選ぶことができます。創建当時のままの荘厳な姿を直接感じることができ、貴重な体験をすることができる場所でしょう。
チェコのおすすめ観光地13.クトナー・ホラ
プラハから東へ離れた、中部ボヘミアに位置する小さな都市がクトナー・ホラ。現在は穏やかな町並みが残るが、かつてはプラハに次ぐほどの繁栄を謳歌した街であった。山あいの小さな街であったこの地が発展したのは13世紀後半。
銀鉱脈が発見され、商工業と共に文化が急速に発展していった。1時はボヘミア王国の王国通貨の製造を担いこの良質な通貨は中央ヨーロッパにも広く流通したため、町はさらに大きな発展をとげました。しかし16世紀に銀が枯渇し30年戦争を経て衰退の一途をたどりました。街には市民らの寄付金で建てられた聖バルバラ教会、チェコ最大のゴシック様式の大聖堂・聖母マリア大聖堂などかつての栄光の記憶を映す建造物が残り、旧市街とセドレツ地区がユネスコの世界遺産に登録されています。
チェコのおすすめ観光地14.カルロヴィ・ヴァリ
テプラー川とオブジェ川の侵食によって形成された、深い谷間の地にある温泉の街、カルロヴィ・ヴァリ。この場所はチェコ内に数ある温泉の中でも、最大規模の温泉排出量と長い歴史を誇る温泉保養地としてヨーロッパ中にその名を知られています。
現在でも国内外各地から治療、療養目的で訪れる人たちが1年中引きも切りません。温泉は12の源泉からなり、40以上の成分を含んでいるそうです。14世紀、神聖ローマ皇帝カレル4世が鹿狩りの最中に山の中で偶然この温泉発見したといいます。彼はそこにロッジを立って自らの名前を持ってこの土地に名を与えました。
この地の名前はカレルの温泉という意味です。19世紀から現在にかけて、各国の王侯貴族や著名人がこの地へ保養にやってくるようになりました。入浴やマッサージなどの施設も使用でき、街の人にオススメを尋ねてみるのも良いでしょう。
チェコのおすすめ観光地15.マリアーンスケー・ラーズニェ
16世紀末、この地に温泉が発見され、少しずつこの街は発展を始めました。リゾートとしての開発が進められたのは19世紀も後半になってからの話です。建物は中世風の美しいものがたくさんありますが、それらもほとんどが19世紀に入ってから建てられたものです。
リゾートとして有名になる前も著名人が数多くこの地に訪れました。ゲーテやショパン、リストなどが創作へのインスピレーションを受けるためにこの地へ療養に来たり、執筆活動のためマーク・トウェインやカフカが訪れたりするなど、文化の中継地点としても良いほどに文化的な発展を続けています。
現在では140ほどの温泉、黄泉が発見されておりそのうち40あまりが飲用や浴用、温泉泥を利用しての医療活動に利用されています。焼き物のカップを買い、温泉水を飲みながら温泉巡りをしてみるのも健康ツアーのようで楽しいかもしれない。