信用金庫の志望動機の書き方と業界の特徴まとめ【例文つき】

信用金庫の志望動機の書き方と業界の特徴まとめ【例文つき】

2018/07/19

志望動機

業界研究

就活をするまでは信用金庫と聞いても、「何をしているところかよくわからない」「銀行との違いがわからない」など、ピンと来ていなかった方も多いのではないでしょうか。家で事業をしているご家庭以外はあまり関わりがなく、実際どういった仕事をしている金融機関なのか、詳しく知らないという方もいるはずです。

銀行との違いや金融業界の中での位置づけなど、わかりにくい点や疑問点をすべて解消できるよう整理していきます。また、信用金庫の志望動機の書き方についても例文つきでご紹介していきますので、ぜひ参考にして、魅力的な志望動機を作ってみてください。

信用金庫の志望動機の書き方と業界の特徴まとめ【例文つき】

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信用金庫って何をしているの?

魅力的な志望動機(志望理由)を作るには、まず相手のことを知らなければなりません。あまり関わりを持ったことがない方が多い信用金庫ですから、事業内容や特徴を知ることが大切です。特徴を知れば、金融業界の他事業との違いも説明できるようになるでしょう。すると、志望動機のクオリティを上げることができます。ここでは、信用金庫の特徴について3つ取り上げていきます。

信用金庫の特徴1.組合員からお金を預かり、中小零細に貸し出す金融機関である

信用金庫はその組織の成り立ち自体が珍しく、地域で組合員になっている方が組織に入っているのです。組合員の方からお金を預かり、それを中小企業に貸すことで地域を活性化するのが主な事業内容となります。
企業へお金を貸すことや、お金を預かることも仕事の1つですが、それを使って「地域を活性化する」という大きな目的があるのです。そのため、他金融機関とは違って営利よりも活性化に力を入れているという特徴があります。

信用金庫の特徴2.営業先の地域が固定されている

組合員からの預金を受けて運営している信用金庫は、営業先の地域が狭い範囲で固定されています。3年程度で異動するのが一般的な銀行に対して、長く取引先企業を担当することができます。より深いコミュニケーションをとることで、相手への理解を深めるからこそ、その企業の役に立つことができます。

信用金庫の特徴3.主に地域の中小企業を支える

担当地域の中にある中小企業に対して融資を行うことや、経営のコンサルティングを行うこと、また信用金庫によってはビジネスマッチングを図る、企業のフェアを行うなどさまざまなサービスが展開されています。地域が固定されているからこそ、その中でどう活性化していくかというアイデアを生み出すことができます。

このように少し特殊ともいえる運営を行っている信用金庫ですが、どういった部分をポイントにして志望動機を作っていけばよいのでしょうか。書き方のポイントをご紹介していきます。

信用金庫に対する志望動機の書き方・ポイント

特徴的な運営をしている信用金庫ですが、そんな特徴をどのように志望理由に結びつければより説得力のある志望動機になっていくのでしょうか。その方法をご紹介していきます。ポイントは3点です。

信用金庫の志望動機のポイント1.メガバンク、地銀などではない理由

メガバンクは取扱高も高く、証券や損保などの他事業まで抱えているケースも多いという特徴があります。また、海外への展開もあり、グローバルな仕事をすることもできます。事業のスケール、取り扱うエリアの大きさ、そしてなんでも扱える総合力などが魅力的なポイントとなります。

地方銀行(地銀)は信用金庫と同じく、地域に密着した金融機関です。しかし、組織地域にある中小企業にプラスして中堅企業との結びつきも深いため、信用金庫よりもスケールの大きな仕事ができます。
一番違うポイントとしては組織の成り立ちです。信用金庫は非営利団体で組合員に預かったお金を融資することに使っていますが、地方銀行は株式会社として設立されていますので、収益を生むことが必要になります。

預金業務、貸付業務、為替業務の3つを行うことは変わりありませんが、非営利団体と営利団体では目指すものが違うため、非営利団体だからこそできるポイントをピックアップするとメガバンク、地銀などではできない理由となります。

信用金庫の志望動機のポイント2.信用金庫でどんなことをやりたいのか、その理由

あなたは非営利団体である信用金庫で働くことで、入庫してからどのようなことがやりたいでしょうか? このビジョンが描けていないと、本当に信用金庫に入庫したいのかどうかがわかりません。また、信用金庫によって大切にしていることや行動指針なども違います。ホームページや説明会だけでなく、OBOG訪問などを積極的に行って詳しく仕事の魅力を探ることをおすすめします。
比較対象として、メガバンクや地方銀行の方にもOBOG訪問や説明会の中で質問することで、その違いが浮き彫りになってきます。ぜひ丁寧に行ってみてください。

信用金庫の志望動機のポイント3.他の信用金庫があるが、なぜその信用金庫を選んだのか

同じ地域の中でも数多くの信用金庫がありますが、その中でどのような違いを見出して、どのようにその信用金庫を選んだのかを説明できることが必要です。一言で信用金庫といっても行動指針が違うケースも多いため、企業研究などで何が違うのか、よく調べておきましょう。

また、なぜその行動指針があなたの琴線に触れたのか、過去のエピソードを踏まえて伝えることが大切です。運営上の素晴らしいポイント(不良債権比率や預金高など)、中小企業を支える意義、自分が関わったときの対応など、他の信用金庫にはない特徴を見つけて伝えていきましょう。

志望動機を作っていくためのポイントとなる「事業内容」や「信用金庫の特徴」についてはかなり詳しく調べる必要がありますので、こちらもOBOG訪問などでヒントを得るようにしてください。最後には自分がやりたいと思っている業務のどういう部分で、どんな経験が役立つのかということを付け加えていくようにしましょう。

金融業界の中では必ずといっていいほど以下3つの内容が質問されます。あらかじめ、しっかり対策しておきましょう。

「金融業界の中でなぜこの事業を選んだのか」
「この事業をやっている事業者の中でどうして当社を選んだのか」
「当社に入社したら何がやりたい・できるのか」

きちんとした違いを理解できていないと、すぐさま「それって◯◯でもできることじゃない?」と質問されます。そのときにも慌てずにどういう部分が自分にとって違うのか、を説明できるようにしておきましょう。

例文を参考に信用金庫の志望動機を作ってみよう!

<例文>
私は生まれ育った地元である◯◯の中小企業の事業に触れ、もっと活性化したいと考え、貴庫を志望しております。そう思うようになったきっかけは大学の経済ゼミと友人家族が行っている特産品を扱った事業のお手伝いをしたことです。
ゼミでは日本の中小企業の多さと素晴らしい技術を知り、それを支えていきたいと考えるようになりました。また、大学1年のときに友人家族の事業のお手伝いとして◯◯(特産品)のPRイベントを行い、他にはないような高い技術力があるからこそ生み出せる商品のアピールをしたことで、ネット販売を成功させ今も売れ続けるヒットを賞品となりました。この成功があったことで次の設備投資をすることができ、会社は大きく成長しました。資金調達と戦略がうまく噛み合えば、会社が潰れずにどんどんよい企業が育っていくことを体感し、それを仕事にしたいと感じました。
もともと「就職は地元で」と考えておりましたので、やりたいことを実現できるのは貴庫しかないと感じております。ビジネスマッチングなど企業が求めることに寄り添ったサービスをしている貴庫であれば、生まれ育った地元への地域貢献と自分のやりたいことの両方が実現します。そして、長期にわたって人との関係を築くことを得意としている私の特徴が生かせると考え、志望させていただきました。


◎面接で聞かれたときのために準備しておきたい具体的なエピソードの例

小学校時代の恩師に紹介いただき、高校生のときから◯◯小学校のサッカーコーチを担当してチームの全国大会出場に貢献したこと

<メガバンク、地銀などではできない理由>
・自分の生まれ育った地元への貢献
・密度高く接することで喜びを得ること
・長く人との関係を築き、それが地域の活性化に結びつくこと

地域貢献性が高く、ビジネスマッチングなどの先進性がある仕事を行っているため、魅力に感じるポイントが複合的に信用金庫に当てはまっていることがわかります。

<信用金庫でどんなことをやりたいのか、その理由>
・長く人との関係性を築き、中小企業から地域活性化を行いたい
・過去に経験した成功体験を金融機関に入って成功させたい

資金調達(恩師からの紹介)と戦略(チーム運営)がうまく描ければ事業を成功させること(全国大会出場)ができるという成功体験を得て、両方ができる仕事が信用金庫であるわけですから確実に入庫してやりたいことが明確になっています。

<他の信用金庫があるが、なぜその信用金庫を選んだのか>

ビジネスマッチングなど企業が求めることに寄り添ったサービスをしている貴庫であれば、生まれ育った地元への地域貢献と自分のやりたいことの両方が実現します。そして、長期にわたって人との関係を築くことを得意としている私の特徴が生かせると考え、志望させていただきました。

志望動機の中の上記の部分で、中小企業をサポートすることを単なる貸付業務だけに留めず、もっと役立っていこうという姿勢が見える信用金庫であれば、より多くの中小企業の素晴らしさを継続できると考えていることがわかりますね。人と長い関係を築くことが得意という性格も信用金庫に向いているといえます。

まとめ

事業内容を理解するまでは、他の仕事との違いがわかりにくいのが信用金庫です。志望動機もどのように書けばよいのか迷ってしまう方も多い業種です。しかし、書き方のポイントと特徴をおさえれば、信用金庫の志望動機もスラスラ書けるようになります。あなたの思いをうまく形にできるように例文なども活用して、ぜひ希望の信用金庫の内定を勝ち取ってください!

執筆:高下真美
新卒でインターンシップ紹介、人材派遣・人材紹介のベンチャー企業に入社。ベンチャー企業から大手IT・流通・情報・サービスなど多岐に渡る業種で営業・コーディネーターを担当。その後、大手採用コンサルティング系企業で8年の勤務を経て、夫の転勤を機に退職。現在は人材系コラムの記事執筆など、フリーライターとして活動中。

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