今回は「エントリーシート(es)における『短所・弱み』をどう書くか」について、面接での印象にもつながる上手な書き方を、例文も含めてお伝えします。
エントリーシートの記入項目として、企業によっては「短所・弱み」の記入が求められることもあります。しかし、短所をありのままに伝えるのは、マイナス評価になりそうで怖いですよね。面接官にプラスに受け取ってもらうために、自分の短所はどのように書くのが適切なのか見ていきましょう。
▼こちらもチェック!
エントリーシートに書いてはいけないエピソードとは? 面接官に刺さるES書き方のコツ!
エントリーシートには氏名や生年月日、連絡先などの基本情報の他に、自己PRや志望動機などを記入する欄が設けられています。企業によっては、趣味や就職後の希望、また長所だけでなく短所の記入も求めている場合があります。
短所は、長所と同じく面接する側が「どんな人間なのか」を見極めるために重要な要素なので、おろそかにしてはいけない部分。むしろ、「志望者にとってマイナスとなり得る要素」ですから、長所よりデリケートに扱うべきでしょう。
書き方を間違うと、時に大きなマイナスになってしまう「短所」ですが、以下のような点に注意して書くことで、プラスの要素に転じさせることができます。
例えば「人と打ち解けるまで時間がかかる」という短所を記入した場合、ただそれだけではマイナスの印象を与えてしまいます。しかし、
「時間をかけてじっくりと話をしてから仲良くなることが多いので、うわべだけの付き合いにならず、いい関係を長く築きやすい」
といった、マイナスの要素がプラスに転じる例を添えると、読む人の印象が大きく変わります。
こうした短所がいい方向に転じる可能性やエピソードを交えるといった「短所を短所にとどめない工夫」が重要です。
以下に記入例をご紹介します。
例)「優柔不断な性格」が短所の場合
私の短所は「すぐに物事が決められないこと」です。何かを決める場合、どれが最良の選択なのかを頭の中でじっくりと考えてしまい、時間がかかってしまうのです。しかし、その結果、最良の選択ができたことも多くあります。
「じっくりと考える力」は慎重に仕事を進める上で大切なことだと考えています。それでも、時に早急な決断を迫られる場面もあると思いますので、できるだけ早く最良の選択ができるよう、決断力を磨いていきたいと考えています。
上の例では、「短所がいい方向に転じる可能性」と「解決・改善策」を盛り込むことで、短所のマイナスイメージを和らげています。また「物は言いよう」という言葉があるように、「物事が決められない=じっくり考える」といい表現に変えることも大事です。
短所の欄はうまく記入することでプラスのイメージに転じさせることができます。それにより、自分がどんな人間なのかより深く理解してもらいやすくなります。もしエントリーシートに短所の欄があっても、「自分をアピールする要素が増えた!」とポジティブに考えましょう。
こうした長所と短所をじっくりと自己分析するためには「就活ノート」を作成してみましょう。『マイナビ学生の窓口』特製の「テンプレートシート」を活用するのもおすすめですよ。
▼就活ノート作成に役立つ「就活完全攻略テンプレ」はこちら
https://gakumado.mynavi.jp/style/articles/52012
(中田ボンベ@dcp)