会社説明会での服装マナー。スーツで好印象を与えるためのポイントは?

会社説明会での服装マナー。スーツで好印象を与えるためのポイントは?

2018/07/12

就活の身だしなみ

就活マナー

説明会

会社説明会では、あなたの服装や態度などさまざまなポイントをチェックされています。そこでまず注意したいのが服装のマナー。基本となるのはスーツですが、着なれないスーツをなんとなく着ただけでは、無意識にマナー違反をしてしまう可能性もあります。
社会人になってからも非常に大切なポイントとなりますので、ぜひ今のうちに服装マナーを身につけておきましょう。

会社説明会に参加するときの服装マナー 好印象を与えるためのポイントは?

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会社説明会とは?

会社説明会とは、その名の通り、その会社が行っている事業内容や領域、働いている社員の特徴や働き方、求める人物像などを学生向けに共有するイベントです。それを通して学生側は企業に対する認識を深め、自分が望んでいる働き方ができるかどうか、将来実現したい夢に近づけるかどうかなどを軸にして企業を選定していきます。

貴重な情報提供の場となるので、興味がある企業の説明会は必ず出席するようにしましょう。

合同説明会

合同説明会は合説とも略され、学生がまだ業界研究をしている最中の就活初期から行われている説明会の1つです。複数から2、30社程度、企業が出展して行います。内容としては、学生に対して業界の説明、企業の事業内容などについて説明を行います。
一般的には普段の生活で触れたことがある業界はBtoC(ビジネスtoコンシューマー:法人to個人)の仕事のみで、BtoB(ビジネスtoビジネス:法人to法人)の業種にはなじみがないのが通常です。このように認知度が低いBtoBの企業は、合同説明会のような直接学生に触れることができる機会を通じて、認知度アップを図ることも多いです。

会社説明会

会社説明会は、個別の企業がその企業の説明を行うために実施する説明会です。基本的にはその企業の選考(会社説明会以降の書類選考や面接など)を受けたいと考えている学生が参加するものとなっています。選考を受けるために説明会参加がマストであるケースも多いでしょう。会社説明会では企業からの説明以外に、適性検査やグループディスカッションなどの選考がセットで行われることもあります。

会社説明会には大きく分けてこの2つが存在し、その用途や目的が大きく異なるのが特徴です。では次に、実際就活生が会社説明会に伺う場合、企業側に見られている服装のマナーやポイントを解説していきます。

会社説明会で見られる服装マナーのポイント

会社説明会では、合同説明会であれ個別の会社説明会であれ、服装の基本はスーツ。会社説明会でも面接のとき同様、身だしなみについては厳しく見られています。身だしなみでマイナス評価を受けないように、きちんと準備をして臨みましょう。
それぞれの項目で見られているポイントをまとめていますので、ぜひご参考ください。

説明会でのスーツのマナー

スーツはブラックかネイビー、ダークグレーの中から選びましょう。基本的にはブラックかネイビーがどの企業でも誠実な印象を与えられるため無難でおすすめです。ダークグレーの場合はブラックやネイビーより、少し派手な印象を与える可能性があるので、業種に応じて着るか着ないかを判断してみてください。

男女問わずパンツスーツの場合は、センタープレスが効いているかどうかが重要なポイントになります。きちんと手入れがされていることが見えるように、しっかりラインの入った状態で着用しましょう。クリーニングに出し忘れた状態で着てしまうと、生地にハリがなく、だらしない印象を与えてしまいます。スーツは数着購入しておき、常にクリーニングがかかったきれいな状態で着回しができるようにしておくと良いです。

説明会のシャツのマナー

説明会のシャツのマナー

男女ともに、シャツについては真っ白なワイシャツを着るようにしましょう。色付きのシャツも販売されていますが、あらゆる業界にマッチする色はベーシックなホワイトのワイシャツ。スーツの袖口から1.5cm程度ワイシャツの袖が見える状態になるのが美しいとされています。襟がへたりにくい、形状記憶のものを使うようにすると手間がかかりません。

また、襟の汚れや袖口の汚れがないかなどをチェックしてから、着用するようにしましょう。
特に暑いシーズンは汚れが目立ちやすくなります。洗濯石鹸でしっかり汚れを落とす、クリーニングでしみ抜きをしてもらうなど、きちんと手入れをして清潔感をキープできるように注意しましょう。
こちらもスーツ同様こまめにクリーニングに出すか、しっかりアイロンをかけてパリッとした生地の状態で着こなせるようにしてください。

説明会のネクタイのマナー

説明会のネクタイのマナー

ネクタイのカラーは誠実さをアピールできる、ネイビー、ボルドーカラーなどをおすすめします。デザインは無地あるいはストライプにしておき、派手な印象で悪目立ちしないようにしましょう。ネクタイについてもスーツと同様で、しわにならないようにきれいに保管しておくことが重要です。

説明会のインナーのマナー

女性の場合は、シャツではなく、ブラウスやカットソーなどなどのインナーを着る場合もあるでしょう。その場合は、ホワイトベビーピンクなどあまり目立たない色であれば問題ありません。できればシワの目立たない素材で、上品な印象を与えられるような生地を選ぶのがおすすめです。

説明会のボタン、ストッキングのマナー

説明会のボタン、ストッキングのマナー

スーツのボタンやシャツのボタンがとれかけていないか、割れかけていないかなどをしっかりチェックしておきましょう。ボタンがとれたり外れたりしてしまうと、非常にだらしない印象になります。また、細かいところに気がつかないタイプの人、というマイナス面のアピールにもなってしまいます。
女性の場合はボタン以外にも、ストッキングが伝線していないかに注意しましょう。ふとしたときに伝線してしまい、気づかないで過ごしてしまうケースもあります。そんな場合に備えて、必ず予備のストッキングをカバンの中に入れておくようにしましょう。

説明会の靴のマナー

説明会の靴のマナー

靴については言わずもがなですが、しっかりと磨いておくことが重要です。靴がきれいに磨かれていないと、全体の印象も下がってしまいます。いつでもツヤツヤの状態を保ちましょう。本格的なブラシではなく、簡単にお手入れできる靴磨きも販売されていますのでぜひ活用してください。

磨く以外に気をつけなければならないポイントは、靴底のすり減り具合です。女性の場合はヒール部分のゴムがすり減ってしまうと、中にある金属がアスファルトやオフィスの床などに当たってカンカンと大きな音が響いてしまいます。これは非常に無作法ですので、就活の説明会前には修理を済ませておくようにしましょう。
男性については、靴底全体やかかとの外側だけなど偏って減ってしまう場合も多いです。説明会前に必ず靴底をチェックし、補強してから説明会に臨みましょう。

説明会のカバンのマナー

説明会のカバンのマナー

カバンなどの小物は就活スーツを購入するときに、一緒に購入したものでOKです。しかし、就活中はかなり使用頻度が高く、端の部分がすり減っている可能性もあります。革用のクリームでお手入れをし、撥水スプレーをかけて汚れから守るように使えば、劣化を食い止めることもできますよ。

説明会の髪型、メイクのマナー

説明会の髪型、メイクのマナー

服装からは離れますが、同じファッション・身だしなみという観点で見ると非常に大切な要素をもつのが髪型とメイクです。

男女ともに髪型はおでこを見せるスタイルにし、顔にかからないようにしておきましょう。女性は前髪をピンでとめるなども有効です。髪が伸びてきてしまっている場合は、面接と説明会に備えて短くカットしておきましょう。女性の場合は肩にかかる以上の長さがある場合、ひとつ結びなどにして清潔感ある髪型にしてください。
また、女性のメイクについては、選ぶ口紅の色や眉の形などで大きく印象を変えることができます。自分の志望している業界に求められている印象をメイクで表現し、うまく自分自身をプロデュースしてみてください。

会社説明会参加の際の注意点

次に、会社説明会に参加する場合の留意点についてご紹介していきます。

服装と態度の乱れに注意

会社説明会は面接と違い、数時間かかるものも多いです。面接の場合は常に自分のことを見られていることがわかるので、姿勢や身なりなどを意識して振る舞えます。
しかし、会社説明会の場合は自分が見られているかどうかがわからない状態です。「大勢の中の一人」程度に見られていると勘違いしてしまうため、自然と姿勢が崩れてしまいますし、態度も悪く見られてしまう可能性があります。説明会の時間は長時間ですが、緊張感をキープできるよう努力してみてください。

裾や袖口の汚れや生地の傷みなどに注意

スーツのクリーニング、靴も磨いてカバンも磨いて説明会の対策は万全! と思っていても、忘れてしまいがちなのが裾や袖口の汚れ、そして生地の傷みです。
ワイシャツなどを長く着用していると、襟の部分の生地が劣化してきてしまい毛羽立ってきます。みっともない状態ですので、定期的に見直していつでもきれいな服装でいられるように注意してください。
社会人になってからもこの重要性は変わりません。見落としがちな部分の劣化については、季節によって月に1回、3カ月に1回などの機会を定めて新しいものに入れ替える習慣をつけておきましょう。

まとめ

あなたの第一印象を左右する説明会での服装マナーは、最低限守っておきたい大切な事柄です。企業に好印象を与えられるように注意するポイントをご紹介しましたので、ぜひ今後意識してみてください。きっとその努力があなたの就活をよい方向にもっていってくれるはずです。

執筆:高下真美
新卒でインターンシップ紹介、人材派遣・人材紹介のベンチャー企業に入社。ベンチャー企業から大手IT・流通・情報・サービスなど多岐に渡る業種で営業・コーディネーターを担当。その後、大手採用コンサルティング系企業で8年の勤務を経て、夫の転勤を機に退職。現在は人材系コラムの記事執筆など、フリーライターとして活動中。

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