【自己PR例文つき】学生時代に最も打ち込んだことを書くポイント7つ

【自己PR例文つき】学生時代に最も打ち込んだことを書くポイント7つ

2018/05/22

自己PR

●最大のポイント「求める人物像」の把握

学生時代頑張ったことの切り口について7つのポイントを学んだところで、最大のポイントである「求める人物像」の把握を行っていきましょう。自己PRは何のためにするかというと「私は御社にピッタリの人材だ」ということをアピールするためです。その企業に向いているかどうかは、求める人材像を基に判断されます。つまり求める人物像を理解していないと、的外れなアピールになってしまう可能性があるのです。

では企業が求める人物像とはどのように把握すればよいのでしょうか? 基本的にはホームページや採用説明会などで求める人物を企業側が紹介してくれています。しかし、それをそのまま使うのではなくて、そこから一歩踏み込んで考えてからアピールするようにしましょう。企業が発表している求める人物像は、多くの人が理解しやすいように簡単な言葉で表現されています。そのため、本当に求める人物を表すには情報が不足しているケースが多いです。その部分を自分で補うようにしましょう。業界・企業研究を行って、その企業がどのような働き方をしているのか。その働き方であればどのような能力や素質を持った人材が求められているのかを考えてください。

例えば、形のある商品(例:文房具・家具など)を販売している場合、その商品が他社のものとは違うという差別化のポイントや、使ったときに感じる具体的なメリットなどの知識をすぐに得られるかという能力も必要になります。そして販売を成功させるには、その知識を活かして「その企業にとってなぜこの商品が必要なのか」をアピールできる力も必要になります。研究した求める人物像を噛み砕いている、勉強しているという大きなアピールになります。研究した求める人物像を自己PRに結びつけることで、説得力のある文章を作ることができます。

では次に、実際に学生時代頑張ったことを自己PRにした例文をご紹介していきます。ご自身の経験と照らし合わせながら、参考にしてみてください。

●実行力をアピールする自己PR例文

内定業界:商社
私は素早く状況を判断し、行動できる人間である。スーパーマーケットのレジのアルバイトをしているが、お客様からよく商品の位置を尋ねられることがあった。そこでアルバイトの休憩時間を利用し、売り場の位置をすべて記憶することで、スムーズにお客様からの質問に答えられるようにした。また、お客様からのクレームを減らすために、クレームを記録するノートを作ることを提案した。そのノートを見て改善策を見出し、接客に反映することで、クレームの数を減らすことができた。(21歳/大学4年生/女性)
・出展:https://gakumado.mynavi.jp/style/articles/47565

<解説> クレームが起きていることと、商品の位置をよく尋ねられるという問題に対して、主体的に行動して周りを巻き込んだことで店の価値を高めた行動です。このような問題解決の事例はどこのアルバイト先でもあるため、すぐにエピソードを作ることができます。


●分析力のアピール

内定業界:小売業界
私の強みは分析志向である。オーケストラ部に所属しており、2年生時にある演奏会のオーディションがあり、私一人だけが定員から外れてしまった。何が悪いのかをひたすら考え、上手い人に会えば何をしているのか、どうやって吹いているのかを観察し続けた。その甲斐あって、今では他大学にエキストラとして呼ばれるようになったりしている。今年はすでに5つの演奏会に出ることが決まっており、今から他の奏者の方と交流できるのが楽しみである。(21歳/大学4年生/女性)
・出展:https://gakumado.mynavi.jp/style/articles/47567

<解説> こちらは、分析をすることで自分の演奏レベルを高め、他大学にエキストラとして呼ばれるようになるまで成長したという成果を出すことができた事例です。ぜひこのようなポイントを見逃さないように自分の過去を振り返ってみてください。


●環境適応力のアピール

内定業界:その他業界(学校)
私はアルバイトを大学に入学してから今日までずっと続けてきた。大変なこともあるが忍耐強く努力してきた。一番のエピソードでは、時間制限内に行わなければならないことがなかなかできず社員さんと困っていた。しかしながら、共に協力しながら、いろいろと工夫をすることで、その困難を乗り越えることができ、また社長からの直々の誉め言葉を頂くことができた。協調すること、そして臨機応変に対応することの大切さを身に染みて学ぶことができた。
(22歳/大学4年生/女性)
・出展:https://gakumado.mynavi.jp/style/articles/47568

<解説> 大変な状況であっても、どのように環境に適応するかということを学び、大学の4年間続けてきているということがわかる事例です。そう簡単に物事をあきらめない姿勢と、臨機応変さの2つがアピールになっています。自分の特徴をしっかりアピールすることで内定に近づくことができます。


■まとめ

「学生時代に頑張ったことがあまり思い浮かばない」という就活生は多いと思いますが、実際は過去を振り返ってみると、さまざまなアピールポイントを見つけることができます。部活の全国大会1位や売り上げの何%アップなど、派手なアピールではなくても地道に行ってきた活動を自己PRに変換することが可能です。ご紹介した例文を参考にしながら、ぜひその企業に求められる人物像に沿った自己PRを作ってみてください。

執筆:高下真美
新卒でインターンシップ紹介、人材派遣・人材紹介のベンチャー企業に入社。ベンチャー企業から大手IT・流通・情報・サービスなど多岐に渡る業種で営業・コーディネーターを担当。その後、大手採用コンサルティング系企業で8年の勤務を経て、夫の転勤を機に退職。現在は人材系コラムの記事執筆など、フリーライターとして活動中。

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