集団面接・グループ面接のマナーとは? 自己紹介や入室、質問のコツを解説!

集団面接・グループ面接のマナーとは? 自己紹介や入室、質問のコツを解説!

2018/03/12

就活マナー

面接

集団面接・グループ面接のマナーとは? 自己紹介や入室、質問のコツを解説!

就活の面接には、一人で面接を受ける「個別面接」と、他の志望者たちと複数で面接を受ける「集団面接(グループ面接)」の2種類があります。個別面接は二次面接や最終面接、集団面接は一次面接など選考の初めに行われるところがほとんどです。今回は、このうち「集団面接」について、自己紹介や入室となど集団面接で押さえておきたいマナーをご紹介します。

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集団面接・グループ面接とは?

学生1名に対して面接官1名以上で行う個別面接に対して、集団面接は複数の学生が同時に受ける面接です。面接官の人数は1名の場合もあれば、複数人で行う場合もあります。グループになった就活生には同じ質問が投げかけられ、それに対して各々回答していきます。自分以外の他の就活生の受け答えを目の当たりにした中で、自分のターンになったら受け答えを行っていきます。

多くの企業では選考の始めにまず集団面接を行い、選考が進んで行くにつれて個人面接になっていくというケースが多いです。集団面接を足切りとして行う企業もあります。

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集団面接でよく出る質問と答え方、押さえるべき3つのポイントとは?

集団面接(グループ面接)に苦手意識を持っている人は多い

では、個人面接と集団面接でどちらのほうが苦手に感じている人が多いのか、社会人の先輩たちにアンケート調査を行ってみました。

Q.就活では集団面接と個人面接のどちらが苦手でしたか?
集団面接 276人 (68.8%)
個人面接 125人 (31.2%)

やはり集団面接のほうが苦手だという人が約7割にもおよびました。集団面接は、他の就活生との差がよく見えるものでもあります。大勢の中で印象に残る必要もあるので、個人面接とは違ったアピールも必要なのかもしれません。では、なぜ苦手だとかんじていたのか理由を聞いてみました。

<集団面接が苦手>

●順番に発表する形式が苦手

・自分と同じ内容を先に言われると、困る(女性/25歳/団体・公益法人・官公庁)
・待つ時間がある分、自分の話す内容を忘れてしまうことがある(女性/23歳/医薬品・化粧品)
・順番待ちが嫌だから(女性/28歳/通信)

●他人が気になる

・他のメンバーの回答が素晴らしかったりすると、プレッシャーを感じてしまうから(女性/25歳/マスコミ・広告)
・恥ずかしかった(男性/25歳/学校・教育関連)
・他の人がいると、他の人より良くしようとして反対に失敗するのを感じるから(女性/21歳/情報・IT)

マイナビ学生の窓口調べ
調査日時:2016年3月
調査人数:1~5年目までの社会人男女401人

集団面接では、自分の受け答えを他の就活生にも聞かれてしまうため、恥ずかしさを感じたり、時には劣等感を抱いてしまうこともありますよね。そうした経験から集団面接のほうが苦手だと感じる人のほうが多くなっているようですね。
では次に、そんな集団面接でのマナーについてきちんとチェックしていきましょう。

集団面接での入室から退室までのマナーを知ろう


集団面接の流れから知っておきましょう。

<集団面接の流れ>

1.入室
2.自己紹介・自己PR
3.面接官からの質問
4.志望者からの質問
5.退室

集団面接はこのような流れで行われます。入室前は志望者を一カ所に集めて待機させ、準備ができたら入室となりますが、この入室前の待機中も重要なポイント。例えば応接室で待たされる場合、他の志望者とだらだらとおしゃべりしていたり、だらけた姿勢で座っていたりすると公衆の面でのマナーがなっていないとマイナスの印象を持たれてしまいます。もちろん全ての行動が見られているわけではありませんが、集団面接時以外の態度も評価されていると思って待つように心掛けましょう。

■いざ入室! あいさつだけでなく座る順番も注意!


先方の準備が終わったら、面接室に入ることになります。その際、一番先頭の人がノックをしましょう。面接官から「どうぞ」「お入りください」など、入室の許可が出てから入るようにしてください。応答がないのに開けるのはマナー違反です。もしドアが開いている状態でも、ドアをノックするようにしましょう。

ドアを開けたら、入室する前に「失礼いたします」とあいさつをします。その際はドアを開けた人はドアノブを持ったままあいさつをし、そのまま開けっ放しにするか、後ろの人にドアノブを渡して入室。一歩入ったところで面接官にお辞儀をしましょう。後に続く人も同じ形であいさつをし、お辞儀をします。最後の人はできるだけ面接官にお尻を向けないように両手でドアを閉め、閉め終わってから面接官に一礼をしましょう。

入室したら先頭の人は一番奥のイスまで進みます。最後に入室した人が入り口側のイスになる、ということですね。イスのところまで進んだら、イスの横(左側がいいといわれています)に立って全員がそろうまで待ちます。このとき、荷物は立っているのと反対側に置きます。コートなどの上着は、裏地が表に来るように小さく畳み、かばんの上に置きましょう。
全員がそろったら面接官から「お座りください」の一言がありますので、その言葉があってから着席するのがマナーです。着席時の態度ももちろん見られています。しっかりと背筋を伸ばし、腰は深く掛けず。男性は手を軽く握るようにして膝(太もも)の上へ、女性は太ももの上に手を重ねるように置きます。

態度も見られている?! 集団面接中は他の志望者が話している間も注意!

次は集団面接中の自己紹介・自己PRです。基本的には入室した順に行うことになります。まれに挙手制の場合もありますので、そこでは積極的に挙手していきましょう。面接官の目を見てはっきりとした声で大学名、学部、名前を述べます。「よろしくお願いします」の一言も忘れずに。
自己紹介や自己PR、志望動機を述べた後は、面接官からの質問タイム。自己PRや志望動機に関する質問や、長所・短所などテンプレートな質問、他にも時事問題についてなどの質問があります。「面接官からの質問」までのプロセスが終わったら、「ありがとうございました」とお辞儀をして着席します。自分の番が終わり、他の志望者が自己紹介や自己PRをしている集団面接中も、面接官に見られています。ぼーっとせずに、話にしっかりと耳を傾けましょう。
自己紹介・自己PRが終了したら、「最後に何か質問はありますか?」と面接官に言われると思います。ここでは一般的に挙手して質問をすることになります。面接官の印象に残るようにぜひ質問するべきでしょう。

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集団面接で、面接官の印象に残るコツは?

集団面接は退室後も気をつけるべきマナーが!


志望者から質問をする時間が終われば、集団面接は終了です。面接官から「以上になります」と声が掛かるので、イスから立って「ありがとうございました」とお礼を述べましょう。荷物を持ち、最後に入室した人から順に部屋を出て行きます。このとき、最初に出る人はドアを開ける前に面接官に「ありがとうございました、失礼いたします」とあいさつをしてからドアを開けましょう。部屋から出るときに一礼するのも忘れないように。
次の人も同じように、面接官にあいさつをしてから一礼し、面接室の外に出ます。ドアは最後に出る人が閉めることになります。

面接室の外に出ると緊張から解放されますが、ここでもまだ気を抜いてはいけません。会社の外に出るまで緊張感を持って行動しましょう。コートを着るのも、外に出てからです。

いかがでしたか?流れに沿って集団面接のマナーをご紹介しました。書類選考を通過したあとに実施されることが多い集団面接。個別面接と違い、他の就活生と比較されてしまう集団面接はマナーや作法などのちょっとしたことで差がついてしまうこともあります。中には集団面接が苦手という就活生もいるかもしれませんが、事前にしっかり対策をとっていれば大丈夫。ぜひ今回紹介したことを参考に、他の就活生に差をつけて、スマートに集団面接をパスしてみてください!

▼面接前の短時間で見直せる! 面接対策シート入り


(中田ボンベ@dcp)

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